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2008年 12月 09日

フリーサウンドノベルレビュー 『週末deハロウィン!』

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今日の副題 「ちょっと季節がズレましたけど……」

ジャンル:ハロウィン短編ノベル集
プレイ時間:1話、20分程度。4話あるから大体1時間くらいで。
その他:選択肢は「仮面の夜」のみ存在。エンドが二種類に分岐。
システム:吉里吉里/KAG

制作年:2008/10/31
容量(圧縮時):28.9MB




道玄斎ですこんばんは。

あと一週間くらい地獄のような日々が続くのですが、ついに私自身が耐えきれなくなって、ストックしておいたゲームをプレイしてしまいました。まぁ、短編集という事で手が出しやすかった部分もありますね。
そういえば、全く関係ないですけれども、今日は私の誕生日でしたw Happy birthday to me~! と一人で風呂の中で歌っていたらとても空しい気持ちになりましたよ?w

それは兎も角、今回は「週末使ってゲーム作ろうぜのスレ」発の『週末deハロウィン!』です。リンクは特設サイトを張っておきました。
ちょっと季節が一月ちょいずれてしまっていますが、月はくまなきをのみみるものかは、と申しまして、その季節全開の時にやらなくても、趣ってのはあるものなのです。
良かった点

・短編なので気軽にプレイ出来る。

・この企画の第二弾、第三弾にも期待大。


気になった点

・ジャック・オー・ランタンの鳴き声(?)が結構五月蠅いw

こんな所でしょうか。ハロウィンの企画ものとしての側面も強そうですし、気になった点を挙げたりするのは野暮ってものかもしれませんね。
ストーリーは、オムニバスですので、サイトの方からそれぞれのストーリーの概略を確かめて頂ければ、と思います。こちらからどうぞ。


というわけで、久々……本当に久々にノベルゲームをプレイ致しました。
本当にせいぜい一週間ちょいくらいプレイしていなかっただけなのに、異常に新鮮に感じてしまいました。作品もシンプルな短編集という事で、ノベルゲームの良さとか面白さみたいなものが詰まっている感じで、何だか懐かしい気さえしてきましたw

さて、「ハッピーハロウィンをあなたに」 「ベンチの向こう側」「仮面の夜」「鬼が来たりて」という、タイトル画面の表示の上から順番に従ってプレイしました。
それぞれにちょこっとづつ解説を加えていこうかな、と。


先ずは「ハッピーハロウィンをあなたに」ですけれども、ハロウィンと恋愛が思わぬ形で合体した作品でした。ジャック・オー・ランタンはどうも「ジャコ」という種族(?)みたいです。新人のジャコが上司のジャコと一緒に、ハロウィンの日、街に繰り出してイタズラをしていく、という感じ。
そこに、高校生(?)の女の子と後輩の男の子の恋愛が絡み合って、ストーリーが進行していきます。

本当に一話20分程度ですから、あんまりネタバレにならないようにぼかしてぼかして。。
で、ハロウィンのお化けらしい、ちょっと小粋なイタズラっていうんでしょうか? そういうものが見れて「をっ、ちょっといい話じゃん!」と思っていたら、ラストでそれを少し揺さぶるような描写が出てきて、このバランス感覚、中々面白いですね。

ちなみに、本当はここで、例によって脱線して「ハロウィン」の小ネタを話そうと思っていたら、大部分、作中で語られてしまいました。ハロウィンがイングランド原産だとか、本来はカブのランタンだとか、その辺りの事ですね。カブだけにお株を奪われた感じです、って全然面白くないですね……。

で、全体を通して気になった点としてあげた「ジャック・オー・ランタンの鳴き声が五月蠅い」というのは、正にこのシナリオです。ジャコが喋る度に「キャハハハハ」みたいな笑い声が入ってきて、ちょっぴり五月蠅い、かも。やっぱり、アレですかね、VSCか何かのシンセサイザーで作っている笑い声でしょうか? 以前、私が「効果音を作ろう」という記事で載せたそれとそっくりの笑い声です。あれはTTS-1というシンセサイザーなんですけれども、中身はVSCと殆ど一緒なので。


次は、 「ベンチの向こう側」。
なーんか、この作風、心当たりがあるような気がするんですよねぇ……w まぁ、いいかw

で、これは四つのお話の中で最も「ハロウィン色」が薄いお話ですね。あんまりハロウィンとの関わりがなくて、純粋にサラリーマンと女子高生の淡くも甘酸っぱい恋愛模様が描かれる、という感じです。
ヒロインの女の子、北島さんは可愛いですね。ビジュアルもそうなんですが、それ以上に性格とかが何だかとてもゆかしいです。まぁ、実際、いい歳こいた大人が女子高生と恋愛したら、このご時世犯罪スレスレですよねぇ……。そういうファンタジックな部分もノベルゲームの美味しいところなんですけれどもね。

「こんな事があったらいいな」なんて思える、ちょっぴり素敵な恋愛譚を楽しみたい方は是非是非。いっつも、この手の作品を見て思うのは、「女の子が作ってくれたお弁当が食べたい!」ですw 私も進歩がありませんね……w


三番目は、ちょっとこだわりの作品。「仮面の夜」です。
最初は、「成績優秀、ちょっとお堅い委員長」みたいな女の子が出てきたものですから、狂喜乱舞してしまったのですが、結構深いお話だったな、と。
『ぼたんゆき』状態を余儀なくされた女の子、織部さんがヒロインです。主人公の男の子のちょっとヘタレている感じが、私に良く似ていますねw

ハロウィンとの関わりもばっちりで、一番本作の中で、私が好きなお話でした。
実は、この作品だけ「選択肢」が存在して、二種類のエンドが存在しています。明言はされていないのですが、慣例に従って(?)トゥルーエンドとバッドエンドと分けて考えると分かりやすいかも。

最初にたどり着いたのはバッドエンドだったのですが、これはちょっとやりきれないエンドでした。後味が悪いんですよね。けれども「エンドは二種類ありますよ」的なメッセージのお陰で、トゥルーエンドを見ることが可能に。トゥルーエンドのラストは、ちょっとニヤニヤしちゃうような、展開でやっぱり、これが本作で一番好きですねぇ……。


さて、ラストは「鬼が来たりて」。
ちょっと「いい話系」という感じかな? 小学校の先生がハロウィンの日に、特別活動か何かでお楽しみ会みたいのを開くんですよね。そこで、カボチャのお化けが紛れ込んできて、先生の忘れていた記憶を引き出していく、みたいな。

何となく、不条理な感じがしていて、或る意味で捉え所がないような印象があったのですが、ラストまで読むと、色々分かってきます。ラストでは、一話目に出てきたあの「五月蠅いジャック・オー・ランタン」も出てきますしw



大体、こんな所でしょうかね?

久々にノベルゲームがプレイ出来て良かったです。その代わり、多少作業が圧迫された事は否めないのですがw まぁ、こういう息抜きも必要というわけで。

ちょっぴり時期がずれてしまいましたが、短編集なので、是非気軽に遊んで欲しいと思います。そういえば、この企画は2CHのスレッド発祥のようでして、第二弾も完成しています(さっき、落としてきました)。
上手くすれば、今後もこの「週末使ってゲーム作ろうぜのスレ」から次々と楽しいゲームが出てくるんじゃないかな? と思って楽しみにしています。「週末を使って」の作成ですから、多分、短編が多くなると思いますが、プレイヤーとしては気軽に、そしてさっくりとプレイ出来るゲームが増える事は大賛成。今後も期待しています。


それでは、今日はこのへんで。
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by s-kuzumi | 2008-12-09 01:44 | サウンドノベル


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