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2009年 01月 02日

フリーサウンドノベルレビュー 『月夜の出会い』

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今日の副題 「究極のベタ。だけれどもそれがいい」

ジャンル:ファンタジック恋愛モノ(?)
プレイ時間:全ルートを見て20~30分程度
その他:選択肢アリ。バッドエンドも。
システム:NScripter

制作年:2008/10/10
容量(圧縮時):26.9MB



道玄斎です、こんばんは。
というわけで、新年一発目、いってみよっか?

確か、これも以前、ご紹介して頂いた作品です。
短編で、さっくりと遊べるのが大きな特徴。中身はまぁ、言っちゃアレだけどもベタベタ。
だけれども、そのベタさがじんわりと感動を呼んでくれるような、そんな作品だったと思いました。というわけで、今回は「NYANKO独奏協奏曲」さんの『月夜の出会い』です。
良かった点

・ベタ故の安心感のあるプレイが可能。

・意外とスタート画面の音楽がいいw


気になった点

・もう一ひねりあると、差異化が図れたかも。

というわけで、新年一発目は、短いファンタジックな恋愛モノになりました。
久々の直球の作品です。やっぱりこうカーブだとか変化球になれてしまうと、たまに無性に直球を打ちたくなるというか。そんなマニア心をくすぐってくれるような作品だったと思います。
ストーリーですが、サイトの方から引用しておきましょう。
部活の練習を終え、川べりを自転車で通る・・・
疲れた身体が暖かな光で照らされていた。   

ふと空を見上げると・・・        

空に綺麗に浮かぶ満月。           
そんな夜空の下で、俺はあの子に出会った・・・

俺とうさ子のほのぼのショートストーリー   
選択ありの複数エンディング 
  
  
という感じです。


一応、選択肢アリのマルチエンドですけれども、尺自体が短いですし、選択肢も難しい所は無し。素直に素直に選択肢を選んでいけば自ずとトゥルーエンドに到達出来るはず。
いや、ねぇ、長いこと、こういうノベルゲームをやってるとついつい「穿った選択肢の選び方」をしてしまい勝ちになります。なりませんか?w
「あまりにも、ストレート過ぎる……。これはきっと罠だ。だからこっちが本当の正解に違いない……」とかやって、見事にハズれるとかw

本作の場合、穿った見方をせず、本当に素直にストーリーが進行していくように選択肢を選べば普通にトゥルーエンドに到達可能。

で、肝心の中身の方ですけれども、とってもベタです。
けれども、そのベタ感、中々心地よいんですよね。奇を衒わず素直に素直に作られた、という感じ。下手に沢山のゲームをやってしまうと却って見えなくなってしまうような、シンプルな良さを感じる事が出来ました。

ストーリーは、まぁ、兎のうさ子が人の形をして(けど、ウサ耳アリ)主人公の前に現れて……というw 選択肢の選び方によって大きく分けて二つの結末が用意されています(全3エンドですけど)。
こういうストーリーですから、結末部分は大凡予想が出来てしまいますw 
ただ、兎のうさ子がヒロインなわけで、長年兎を飼っていた(今、変換したら狩っていたと出てしまいましたw 全然意味が違ってくる!)私はそういう事情もあって、かなり感情移入してしまったのでした。

いや、兎って例えば、犬や猫に比べたら頭が悪そうなイメージがありそうですけれども、全然そんな事もなくて、寧ろ「精神感応能力」に優れているというか。
こっちが落ち込んでいると、神妙な顔をして足下にやってきてじっとこっちを見ていたり、挙げ句、寄り添ってきて離れないとかね。普段はバタバタしていて、色んなモノを囓ったり(本を何冊も囓られました……)する癖に、そういう時だけは妙に大人しくて。
ですから、ヒロインとして兎のうさ子が出てくるってのは、私にとって何だかとっても自然で、ラストと相俟って、妙に感動してしまいました。


こういう作品にあんまり気になった点を挙げるってのは、無粋なんですけれども、もうちょい展開に捻りがあっても良かったかもな、と。
ベタな良さがあるとは言いましたが、ちょいと差異化を見せてくれると、もっと面白くなるし、ラストの感動が生きてくるかもしれません。まぁ、尺が短いというプレイのし易さがあるわけで、これが長くなっちゃうと「プレイのし易さ」が阻害されちゃいそうな気も。

ともあれ、シンプルだけれども、意外にも新鮮に感じる、そんな作品でした。
本当なら10月のお月見の季節にプレイするとベストなんですけれども、月が綺麗な夜にでもプレイしてみて下さい。

それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-01-02 02:47 | サウンドノベル | Comments(2)
Commented by NaGISA at 2009-01-02 22:05 x
この記事とは関係ないんですが、私のBlogに道玄斎さんが
投稿してくださったコメントを、誤って消去してしまいました。

正確に言いますと、私が間違って記事を二重投稿してしまい、
それを消去する時に、更に間違って道玄斎さんのコメントが
ある方の記事を消してしまったのです。

せっかくコメントをくださったのに大変すみません。
宜しかったらまたコメントをください(をい)。
Commented by s-kuzumi at 2009-01-03 22:36
>>NaGISAさん

こんばんは。
いえいえ、どうぞお気になさらずに。
そういう事って結構ありますよね。
大事なコメントを消してしまったり、或いは大事な書類を上書きしてめちゃめちゃにしちゃったり、私もしょっちゅうやってますw

お言葉に甘えて、再度コメントを付けさせて下さいませ。


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