2009年 01月 07日

フリーサウンドノベルレビュー 『快盗天使ツインエンジェル』

b0110969_5494830.jpg

今日の副題 「まさかのギガ越え作品登場」

ジャンル:怪盗少女アドベンチャー(?)
プレイ時間:1時間半くらい。
その他:選択肢アリ。されどストーリーに分岐は無し。
システム:?

制作年:2009/1/1
容量(圧縮時):1.33G



道玄斎です、お早う御座います。
昨晩は早寝をしてしまった為、何故かこんな時間に起きています。
で、やりかけの例のノベルゲームをちょこちょこっとプレイしたら意外にもさっくり終わってしまいました。
というわけで、今回は「サミー」「工画堂スタジオ」さんの『快盗天使ツインエンジェル』です。
良かった点

・声優さんが凄い豪華。

・随所に挟まれるムービーなどは流石の一言。


気になった点

・中身そのものは薄いw

ストーリーは、公式サイトから引用しておきましょう。ダウンロードもそちらからどうぞ。
遥と葵は聖チェリーヌ学院に通う同級生。
勉強に部活に大忙しの学院生活を送るふたりだが、夜になるともうひとつの顔、快盗天使
ツインエンジェルに変身。奪われた大事な品を取り戻す正義のヒロインとして活躍していた。

ある日、学院長を努める美佐枝の元にツインエンジェルに助けを求める連絡が舞い込んだ。
発信元は、最新アトラクションで有名な遊園地「ファンシーランド」。
入園チケットをもらったふたりは、調査と息抜きを兼ねてクラスメートを誘いファンシーランド
に赴いたが…

とまぁ、こんな感じです。

いやぁ、容量の大きいゲームは近年特に増えてきています。最近じゃ100Mくらいじゃ、驚きませんよね。だけれども、今回ばかりは正直驚きました。
本作の容量、なんと1.33G……。ついにギガ越えのゲーム登場です。尤も、個人、或いは同人サークルで作られているようなゲームではないので、商業のそれに準ずる形という捉え方がしっくりくる気がしますね。

しかも、声優さんが田村ゆかりさんだ、能登麻美子さんだと死ぬ程豪華。勿論嬉しいフルボイス。男性声優だって檜山修之さんなど超豪華キャストで、滅茶苦茶お金が掛かっているのではないかと……。

で、どうも、本作元ネタがあるようで、それはパチンコみたいですw
私はパチンコとかやらないので良く分からないのですが、パチンコの機種に「快盗ツインエンジェル」なるものがあって、そこから今回のノベルゲームが派生して出てきた、とそういう認識で良いのかな? OAVとかもあるみたいなので、興味のある方はそちらもチェックしてみて下さい。

脱線しますけれども、私はパチンコを始めとする所謂賭け事の類は一切やらない事にしています。結局、「胴元が一番儲かるように出来ている」という普遍的な法則があるわけで。ただ、こういうゲームをやっちゃうと、「一発打ってくるか……」という気分になってしまいますねw

それは兎も角、中学生の女の子二人が、盗まれた美術品を「ツインエンジェル」に変身し、取り戻すという一種の義賊的なアドベンチャーという事になりましょうか?
ヒロイン二人組も、元気はいいけれども、寝坊助で運動神経は良くて、けれどもお勉強の方はちょっと……な遥、どちらかと言えば物静かで運動はそこまで得意じゃないけれども、お勉強はばっちりの葵という強烈な分かりやすさを備えた布陣。
そこに新聞部の敏腕記者(?)のやよいちゃん(『マリみて』の蔦子さんと真美さんを足して二で割った感じ)、運動はばっちしのボーイッシュなさつきちゃんと、分かりやすすぎる程分かりやすいキャラクター設定。

んでもって、完璧美形生徒会長(男だ……)の唯人先輩というキャラがいて、遥は彼が気になるご様子……。しかし唯人の正体は、『セーラームーン』で言う所のタキシード仮面みたいな「ミスティナイト」様だったりするというw 個人的にちょっといけ好かないキャラなんですがw
他には、本名が分からないけれども、絶妙なタイミングで現れ、しかもストーリーには全く関与しない「ドジッ娘」というキャラがおりまして、私、結構好きですねぇ……。

ここいらでゲームの進め方についても一言。
所謂普通のノベルゲームのように、クリックして文章を読んでいけばいいわけです。
ただ、時に戦闘パートが始まる事があります。その時には、スロットを止めて(元ネタがパチスロだからねぇ)、攻撃する事に。遥と葵の二人のヒロイン、そして天使という三つしか絵柄がないので、目押しも楽々。ちなみに天使三つはミスになってしまいます。
このスロットの出目によって、コンボ攻撃が発生したり、二人で協力しての攻撃が行われたりとヴァリエーションが。

ノベルパートには選択肢はあるのですが、どれを選んでも選択肢直後の文章が変化するだけで、ストーリーは変化しないようです。先に挙げたあらすじは、もうかなり後半のストーリーも入ってきてます……。
そうそう、勿論、ツインエンジェルの変身シーンはムービーになっていますw
オープニングとかエンディングなんかはムービーが流れ、こういう所は流石のクオリティ。なかなか個人でここまでやるのは難しいものがありますからね。
ちなみに、ウインドウのサイズがちょっと独特。かなり横に長い。立ち絵で5人並べるくらいですからw


さて、ストーリーに関して、なんですが、正直、ちょっと「ノベル」として見た場合、薄いかなぁ? と感じざるを得ない。容量に対して、意外な程あっさりとエンドまでたどり着けちゃうわけで、ストーリー的な深みとか厚さとかはイマイチ。言ってしまえば、ノリと萌えみたいな。

しかも何だか突っ込みどころは満載ですw
中学生でFカップってねぇよ……なんていう些末な所から始まって、ラストの辺りでキモとなる「ARシステム」なる遊園地に搭載されているシステムがあるのですが、何と「質量を持った幻影」を作り出す装置だというw いや、その、世の中には質量保存の法則というものが……w 想像がぽんぽん質量を持って現れちゃったら、その分どこかで何かが減少して元素と物質量のが等しく保たれないといけないわけで……w

結局本作のサブタイトルである所の「幻の少女」がフィーチャーされていくのですけれども、なんていうかベタ過ぎるというか、もう一ひねり何かあっても良かったんじゃないかなぁ? なんて思ってしまいます。具体的に言うと、もう1、2個似たようなミッションがあって、それぞれのミッションから少しづつ「幻の少女」に関する情報をゲットしていく、みたいな仕掛けがあれば大分変わったのではないかしら。

ま、あんまりノベルゲームとしての面白さを求めるというよりも、ノリとか、キャラクターの可愛らしさとか、そういう方面を目当てにプレイする方がいいかな、と。声優さんも豪華だしね。

そんなわけで、元ネタのパチンコのファンの人、或いは声優さんのファンの人は是非プレイしてみて下さい。
何はともあれ、ギガ越えのゲームですから、映像とかそういう所を楽しんだりすると良いと思いますよ。


それでは、また。
[PR]

by s-kuzumi | 2009-01-07 05:51 | サウンドノベル | Comments(0)


<< フリーサウンドノベルレビュー ...      なんてことない日々之雑記vol... >>