久住女中本舗

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2009年 01月 08日

フリーサウンドノベルレビュー 『エビタベル』

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今日の副題 「少しユルくて、優しくて」

ジャンル:微不可思議ほのぼの恋愛ストーリー(?)
プレイ時間:オマケまで見て30分。
その他:選択肢なし、一本道。
システム:NScripter

制作年:2008/12/5(?)
容量(圧縮時):1.70MB



道玄斎です、こんばんは。
今日も今日とてお酒が入っていますよ。お酒を呑みつつ、眠くなるまで待ちながらゲームをプレイしていたわけです。最初は「これは番外編用かなぁ?」なんて思っていたのですが、全部プレイしてみたら30分くらいあって、しかも内容がね、中々好みだったので通常の形式でお届けする事に。
というわけで、今回は「わからんちちちち」さんの『エビタベル』です。
良かった点

・前半部のちょっぴり不思議なほのぼの、ふわふわとした雰囲気が良い。

・後半、甘酸っぱい恋愛が……。


気になった点

・人物の絵が、ドット絵。普通のイラストでも良かったのでは?

ストーリーは、ふりーむの紹介文を引用しておきましょう。
キャラクター同士の会話のみで話が進んでいくゲームです。
選択肢などはありませんので、読むだけです。
クリックだけの簡単操作です。
話しの内容は幼馴染の恋愛というありがちかつ軽いテーマです。
重い話しに疲れちまったい、という方にお勧めです。
もちろんそうじゃない方にも読んでいただけると幸いです。

という感じ。って、これはストーリーじゃなくて、作品の説明ですね。。
こちらで補足しておくと、浩介と玲という二人の幼なじみの淡い恋愛をちょっぴりふわふわ、ほのぼのしたタッチで描く作品、という感じでしょうか。どうやら二人は高校生という感じですよ。

タイトルの「エビタベル」というのは、玲がエビ好きで、浩介の食べようとしている天丼からエビを抜き出して食べてしまうという悪癖から来ていると思われますw
で、この玲っていうのは、ちょっと不思議系な娘さん。「うらめしーやー」というセリフと共に現れ何故か幽霊を僭称するちょっぴりアレな娘w
対する浩介の方は、割とクールなキャラで、かといって無愛想ってんでもなくて何だかんだで、玲に構ってしまうちょっと魅力的なキャラです。

前半部、「エビ」と「幽霊」という二大キーワード(?)に沿ってストーリーが進行していきますが、別に事件が起こるとか、そういう感じじゃないんですよね。
ちょっと微笑ましいなんてこと無い日常を垣間見する、そういう手触りで最初はちょっぴりとまどいました。「一体、この作品はどこに着地しようとしているのか……」と。
けれども、この雰囲気が本作の持ち味なんじゃないかなと思います。そうねぇ……例えば、どこで笑ったらいいか分からないゆるーい四コマ漫画ってあるじゃない? ああいう感じ。あっ、勿論、これは褒め言葉として使ってますよ。
プレイするに従って、「おや? これは結構いい作品だぞ……」と感じまして、プレイ時間も30分くらいでしたので普段通りにご紹介しております。

後半は、ちょっと甘酸っぱい、プレイしている私が恥ずかしくなってしまうような、そういう恋愛が描かれるのですが、やっぱりほのぼのとしていていいですねぇ……。
或る意味で、後半にやっとこさ起こる事件や、その時主人公たる浩介の取る行動は、或る意味で王道でベタなもの。だけれども、独特の雰囲気があってありきたり感はあまりありません。
正直な所、エビとか幽霊とかが本作のラストというか結末に、何か影響を与えているのか? と問われれば、あんまり関連性はないような……。だけれどもヒロインたる玲のキャラクター付けっていうのかな? そういう部分だったり、浩介と玲の二人の空気感を演出し、読者=プレイヤーに分からせるのには、良い装置だったのではないかと愚案致します。

本作、立ち絵ではなくて、発話者のドット絵のアイコンみたいのが表示されるだけで、勿論一枚絵も付いていないのです。けれども、特にヒロインの玲のドット絵なんて中々可愛らしいですし、実はヴァリエーションも豊か。
こういうちょっとした部分で差異が生み出されているわけですけれども、何となく普通のイラストでもいいんじゃないかしら? と思わないでもない。要所要所に一枚絵を出して、もうちっと素材を吟味すると、相当化けるんじゃないかなぁ? と思ってしまいます。
容量が少ないわけで、BGMなんかはMIDIですよね。もうちょい容量が多くなってもいいから、更に作り込みをしてあると良いんじゃないかな、と感じました。昨日は、ギガ越えの作品を紹介して、今日は1MB台の作品を紹介するってのも何だかヘンテコな気分ですけれどもw

で、結構笑える部分もあって、個人的に笑えたのは「コンビニの店員」ですw
「ただの顔色の悪い店員だ」という浩介のセリフにも爆笑でした。っていうか顔色が悪いってレベルじゃないw


作品自体はオマケを入れて30分程度ですから、今日は短めでさっくりと。
ただ、個人的に結構気に入った作品です。こういう作品が出てくるからフリーのノベルゲーム漁りはやめられねぇ……。もうちょい、手を入れていたら吟醸にしていた所。
先に挙げた作品紹介でもありましたが、重めのゲームに疲れた時なんかに、さらりとプレイしてみて下さい。結構癒されますよ?
エンドクレジットの最後の「thank you for playing」とあるべき場所に「thak you for play」と書いてあっても気にしないw

それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-01-08 02:59 | サウンドノベル


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