2009年 01月 09日

ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会 第七回目

道玄斎です、こんばんは。

ここの所、結構ゲームをプレイ出来ている気がしています。
派手さや洗練された感じではないものの、ノベルゲームをプレイし出した時に感じた、初期衝動を刺激してくれるような、そんなゲームが最近多いですね。『クロスフェードに堕ちた夢』だなんて懐かしの作品もプレイしました。
こうやって、適度に昔懐かしのゲームも交えて今年も色々な作品を紹介していけたらと思っています。


んで、今回は例によってDTMなお話。
需要が多い「効果音」作成について、更にフォローを入れてみようかと思っています。
私も、今、自分のシーケンサーを立ち上げて順次実験しつつ書いていこうかと。
いつも通り、軽く手順を説明した後に、今回は「効果音制作に使えるシンセサイザー」について色々と書いてみようかと。



■必要なもの

○シーケンサー


言わずもがなです。
これがなくちゃ、効果音がつくれねぇ……ってものですな。尤も、レコーダーなんかがあって、アナログな手法で効果音を録音出来る環境さえあれば、レコーダーと波形編集ソフトがあれば、それなりに何とかなっちゃいそうな気も。波形編集ソフトについては後述するとしましょう。

で、シーケンサーですが、私は愛用のFL STUDIO8でやるつもり。
別に、CUBASEでもSONARでもなんでもいいんだけれども、結構重要なのは、

・VSTiが利用出来るシーケンサーを選ぶ

という点。
というのは、フリーで利用出来るVSTiプラグインの中に、効果音作成に適した音が一杯あるからなんですね。中にはただ音を鳴らしているだけでBGM代わりにもなっちゃうようなものもあるので(PAD系の音色に多い)。

取り敢えず、フツーのシーケンサーがあれば、何とかなります。
1万円前後からでも、ちょっとしたシーケンサーは購入出来ますので、ゲーム制作者の皆様は購入を検討してみては如何でせうか? 効果音(のいくつかを)ご自身で作成出来ると、やっぱり楽しいと思いますよ? モノによってはオーディオインターフェイスを繋がないと音が鳴らない事もあったりするのでその点は注意して下さい。



■あると便利なもの

○MIDIキーボード

○波形編集ソフト


パソコンの文字入力に使うヤツじゃなくて、ピアノの鍵盤みたいなキーボードの事です。
やっぱり、音の入力に特化したハードウェアがあると作業が劇的に楽になります。音楽を作るときにもあると便利。
で、安いもので1万円前後から購入可能。モノによってはかなり高性能なシーケンスソフトも付いてくるので、そういうのを狙っても良いでしょう。ローランドのハードウェアの中には、買うとSONAR6LEというブツが付いてきます。これは問題なくVSTiも使えますし、高性能なシーケンスソフトだと思います。専用の解説書の本屋さんで買えますし。

んで、波形編集ソフトですが、録音した効果音を加工するのに使うと便利。
具体的にはノイズを除去したり、エフェクトを掛けたりといった作業も可能です。効果音のループを作る際にも使用します。
フリーでは、SoundEngine freeとかAudacityなんかが有名です。


■手順

以前の記事をざらっと見て頂くと分かるかと思います。
こことか、こことか。

ここでももう一回軽くおさらいしておくと、


・シーケンサー(DAW)を立ち上げる。

・シンセサイザーで効果音のプリセットを探し、セットする。

・好みの音程で、楽譜、若しくはピアノロールに記述する。

・この時、欲しい音に近づける為、エフェクトを掛けたり、パラメータを弄っても。けど、そんな事しなくても結構いけます。

・書き出して利用する。


と、まぁ、こんな流れになります。



■使えるVSTi

というわけで、今回の焦点はここです。
フリーで使える、「ゲームに使える効果音」を持ったVSTiをご紹介してみます。
音無しじゃ寂しいので、最後の方に、何点かサンプルの効果音を載せてみます。

以前、効果音作成の時に使ったソフトは、ローランド製のTTS-1というソフトシンセサイザーでした。ただ、これってフリーじゃないっぽいので、今回は本当にフリーなものを厳選してみます。


○Synth1

超有名、国産ソフト。確かDXiでも動くハズ。プロも使ったりするみたいですよ?
デフォルトのプリセットままだと、何となくしょぼい音なんですけれども、パッチを探してきて適用してやれば、物凄い良い音が手軽に利用出来ます。って、それは普通の音源として利用した場合ですね。

で、デフォルトのプリセットでも効果音に使える音が何点か入っています。「computer」とか「wind」とか「spece ship」「alien」「telephon」「machine gun」「laser gun」「explosion」とかですね。
一番、使い勝手が良さそうなのは「telephon」かなぁ? 所謂電話の音。ダイヤル式の電話の音じゃなくて、オフィスとかで使う電話の音って感じ。少し高めの音程にしてやるとそれっぽいかも。


○Crystal

こいつも有名。
何だか物凄い、音作りが難しいみたいですけれども、そんな深淵な世界に踏み込まなくてもプリセットを利用すればOKです。
プリセットの括りで「Atmosphere」とか「Ambient」「Granular」に入っている音は、結構グーだと思います。上手くすると、そのまんまBGMとして使えるかも。「PAD」系の音もいいですね。適当に和音を押さえているだけでBGMモドキが完成しますw 導入して損はないと思います。


○STS-26

これもいいですねぇ……。映画のSFXみたいな音がプリセットで楽々再現出来ます。
割と、SFとかの作品寄りかもしれませんが、沢山のプリセットが付いてきますし、工夫次第で色々と応用が利くのではないでしょうか? ワンショットの効果音とは違いますが、適当に選んだプリセットで、やっぱり適当にカマキリ拳法的に人差し指で適当に鍵盤を押していくだけでも、かなり雰囲気のある音が出せます。


○ARANAMI

国産……でしょうねぇ……。
使えるのは、そのものズバリ「Mosquito」というプリセット。所謂「蚊の鳴く音」です。
少し、音程高めにして鳴らしてやると、ソレっぽい。
その他には、低めの音で、適当に鍵盤を何個か押さえてやると、蚊というよりも、「羽虫の群れ」的な音も作れます。結構面白いかも!


○Cajon Fu

ちょっぴり中華なインターフェイスを持つソフト。
左上の方に「KUNG FU MODE」なるモノがついていまして、ベロシティーを上げて記述してやると、刀の音(打ち合うような音?)や、強烈な打撃音なんかが鳴ってくれます。これも面白いですよね。格闘シーンがある作品に是非どうぞ。


○Texture

これもソレっぽいものが揃っています。
全体的にダークな感じの音が多い。ワンショットの効果音ではなくて、アクセントを付ける半分BGM的な効果音に使えそうです。


○tb_field

これは、どっから落としてきたんだっけかなぁ? 今検索しても見つからなかった……。
それは兎も角、こいつは雑踏の音なんかが面白いソフト。雨なんていう定番の環境音から、「Tokyo」「Shibuya」なんていう雑踏の音が選択出来ます。「Street」というプリセットは本当にストリート感溢れる音が出てきます。が、この「Street」、英語の音声がうっすら入っていて、使用場面が限定される側面も。
全体的に「環境音」の為のソフトという感じで、ノベルゲームの素材制作用としてはもってこいなのでは??


○Astralis BabyBion

これもダーク系のFXがそこそこ充実しています。
ただ、何か私のFL STUDIOと相性が悪くって、先ほどソフトが固まりましたw


○Sounds of Nature

そのまんま。
カミナリ、風、雨、鳥のさえずり、虫の声を出すことが出来ます。
何故かダウンロードは一発、だけれども、それぞれが独立したVSTとなっています。プリセットも各ジャンル毎にいくつか入っているので、気に入った音を探して、少しパラメータを弄ったりすると良いかも。
一応、上記に上げたジャンル別になっていますが、このジャンル分けは厳密なものではないようです。雨のモノの中には、ドリップ音や滝の音なんかが含まれ、虫なんかにはカエル(?)の鳴き声なんかも入っています(今見てみたら、コオロギでした……)。これはかなり使えるんじゃないでしょうか? 

というわけで、このSounds of Natureからハエの音を選んで、効果音を作ってみました。かなり音質を落としていますけれども、どんなもんかお確かめ下さいませ。こちらからどうぞ。



と、まぁ、大体こんな所でしょうか?
多分、探せばもっともっと色んなもの、或いはドンピシャなものが見つかると思います。
取り敢えず、今回は私が知っている範囲(私のvstpluginのフォルダの中に入っているもの)でご紹介してみました。
殆どのモノに関しては、挙げた名前にvstとかのキーワードを付けて検索すれば直ぐに見つかると思います。リンクを張っておくという手もあったのだけれども、めんどくさいので、いつか手の空いた時にでもやろうかなっと……w

本当にちょっとしたシーケンサー(DAW)があれば、いくつかの効果音は自力で作れちゃうので、色々チャレンジしてみて下さい。
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by s-kuzumi | 2009-01-09 19:29 | 日々之雑記 | Comments(0)


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