2009年 01月 17日

フリーサウンドノベルレビュー 『Boy meetun Girl』

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今日の副題 「レッツエンジョイ、下僕ライフ!」

ジャンル:偏った嗜好の奴らが集まった恋愛サウンドノベル(readmeより)
プレイ時間:1ルート15分くらい。
その他:選択肢アリ。全部で4ルート+バッドエンド(?)
システム:吉里吉里/KAG

制作年:2007/09/13
容量(圧縮時):8.66MB



道玄斎です、こんにちは。
ここの所少し怠くて、また更新頻度が落ちている今日この頃ですが、皆様に於かれましては如何お過ごしでしょうか?

昨日も夜にちょこちょこっとゲームをプレイしていたのですが、めんどくさい事が起きてプレイが中断されるという憂き目に遭いました。
で、今日も少しイライラしていたのですが、面白そうなゲームを紹介して頂いたのでプレイしてみたら、かなり面白くて。
というわけで、今回は「PaN Factory」さんの『Boy meetun Girl』です。
良かった点

・久々に「楽しい」ゲームだった。

・意外と小技の効いた作り。


気になった点

・プレイ時間に反比例して、選択肢が多く、難解(かも)。

ストーリーはサイトの方から引用しておきましょう。
祐夏の今までの日常
俺こと卯月祐夏は、幼なじみの藍染社城のことが可愛くて仕方がない。

幼い頃に彼女曰く「執事」に任命されて以来

ずーっとずーっと彼女のお世話係として毎日を過ごしてきた。下僕って言うな!

祐夏のこれからの5日間
そんな楽しい日々のある日、妙に不機嫌な社城によって、突然の執事解雇予告!?

俺の生活は一転した…!…?

同じく幼なじみの伊庭や海老寺さんも巻き込んで、右へ左へ働きまくりの5日間。

果たして俺の今後のはどうなるんだっ…?

という感じです。


久々に、楽しい作品に出会えたような気がします。
結構前にリリースされていたのですが、何で気がつかなかったんでしょうねぇ。

今挙げたストーリーを見て貰えれば分かるように、主人公の男の子は、小さくて何故だか分からないけれどもやたら偉そうで、自分の事を「私様」とか自敬表現を使う女の子にぞっこんです。でもって、執事(という事になってる)として彼女の世話を焼く毎日。
最初、このストーリーを見た時に、キちゃいましたね。
だって、こちらの方はちょっとマゾっ気が強いけれども、まぁ、所謂アリーナとクリフトですから(もう、言わなくても、いい、よ、ね?)w

しかもサブタイトルらしきものとして「女王と執事と犬とメイドと」なんて文句も付いています。
そう、メイド。最近、本当にメイド成分が不足していて、先日も、『イギリスのある女中の生涯』なるリアルメイドの伝記的な本を買って、読んでました。表紙の写真でちょっとがっかりしたりしたのですけれどもw

ちょっと脱線させて下さいな。
んで、『イギリスのある女中の生涯』という本、かなり面白かったのです。
大体、第一次世界大戦~第二次世界大戦の頃のイギリスの田舎の生活を、メイドさんとして働いていたウィニフレッドの回想録みたいな、そういう本。
一般的にメイドさんの資料っていうと、ヴィクトリア朝とかが多いわけですけれども、この本はそれ移行、かなり現代に近いあたりまでのメイドさんの生態がリアルに分かります。と言っても、ヴィクトリア朝のメイドさんの状況と殆ど変わりはないみたいです。まぁ、時代も隣接していますしね。けれども、お勧めの一冊ですよ。
このメイドの本絡みで、色々語りたい事もあるのですが、それは今度の日々之雑記の為に取っておきましょう。


ゲームの方に話を戻すと、実際は、メイド成分は薄め、というか皆無です。
主人公がヒロインの社城に執事としてお仕えしているのとは、ちょいと違って、メイドたる海老寺さんはどちらかと言えば「ごっこ遊び」の延長のような、もうちょいライトな感じがします。

ですから、あんまりコテコテなツンデレモノとか、そういう感じでもなくて……って、普通に彼ら高校生とかですからw キャラクターの造型も押さえるべき所は押さえられており、且つくどくなくて好印象。特にツンデレ系のキャラは、時として「ただの厭な女」になってしまう事があるわけで。
ヒロインも所々にコケティッシュな魅力があって、やっぱり可愛いですねぇ。「間接キス」のセリフはかなりの破壊力だと思いますw イラストも「無愛想」且つ「ちんまくて」「それでいて、可愛い」感じが良く出ていて気に入っています。海老寺さんは普通に可愛い。

で、本作で特筆すべきは、「犬」こと伊庭君です。伊庭八郎の伊庭ですな。
このキャラ絡みの描写がかなり楽しいですw まぁ、早い話が、男でありながら主人公(勿論男です)に惚れて、ストーカーまがいの事をしている美形のお兄さんw けれどもBLっぽい生々しさはないですし、「笑い」とか「楽しさ」に特化された演出がてんこ盛りでホント楽しいです。
特にね、購買で主人公とこの伊庭君が会話する場面があるのですが、ジリッジリッと立ち絵が移動して主人公に近づいてきたりとかしてw

久々にずっと笑いっぱなしでプレイして、何だか凄く気持ちいいですねぇ。
そういえば、一日終わる毎に「執事の心得」というアイキャッチが表示されるのですが、その心得が攻略のヒントも兼ねていたりして、中々芸が細かいです。クリック一発でこのアイキャッチが飛ばせると複数回プレイ時は楽だったかも。


さて、気になった点は「攻略が死ぬ程難しい」です。
最近、選択肢が多くて、攻略が難しいゲームをプレイするのが億劫でw
ふつーに進めれば15分もあればクリア可能なのに、1300くらい道筋があるわけで……。
意外と、ノーマルエンドと思しきモノ、そしてグッドエンドと思しきモノはすんなり見れます。多分、普通にプレイするとノーマルエンド。で、もうちょいヒロインの嗜好とかを理解してその手の選択肢を選んでいくとグッドエンドに。
メイドエンドもあるのですが、いつの間にか見ていましたw なんていうか攻略対象はあくまでヒロイン一人だけですからねぇ。エンドを見る度に、タイトル画面にキャラが表示される仕組みです。

で、私、「犬エンド」はまだ見ていません。
というか、難しすぎて見れないw 別にBLとかそういうの好きじゃないけれども、本作はそのネタ的なノリの良さが面白いわけで、「これは伊庭エンドを見たい!」と思って、さっきから三時間くらいあれこれ選択肢を試していたのですが、力尽きましたw 伊庭よりの選択肢を選んでいくとバッドエンドになってしまうし、難しいですねぇ。
多分、この難しさって選択肢が「一語」的だからなのかも。普通だったら「B子ちゃんと行く」とか「B子ちゃんを殴る」とか、具体的な行動があって、選択肢を見ると大凡の結果は推測出来るわけです。勿論、そうした選択肢も本作にはありますけれどもジュースの名前を選択するとか、あるいは選択肢と結果が全然分からない伊庭絡みの選択肢とかw ちょっとその辺りで分かりにくいのかな、なんて。

もし、犬エンド見れた方がいらっしゃいましたら、どうぞ御指南下さいませ。。


何はともあれ、とっても楽しい作品だと思います。
全部のエンドを見ようとすると、結構イライラすると思いますがw 多分、すんなりと全てのエンドに到達出来ていたら吟醸にしていたと思います。
1ルート1ルートは短めですから、気軽に楽しんでみて下さい。

それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-01-17 13:24 | サウンドノベル


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