久住女中本舗

kuzumi.exblog.jp
ブログトップ
2009年 01月 30日

なんてことない日々之雑記vol.171

道玄斎です、こんばんは。
今日も一日しとしとぴっちゃんで、少し気が滅入りますねぇ。


■『英国メイドの世界』

というわけで、購入しました『英国メイドの世界』。
正直、送料込みで3000円程度とは信じられない価格です。この同人誌が参照している和書・洋書・ビデオ……そうしたものの価格だけでもきっと、数十万円はするわけで、そうした本からのエッセンスが凝縮されているのですから、30000円くらい出しても良いくらいのものに仕上がっていました。

先ず、その分厚さ。
570ページオーバーで、紙自体も上質なもの。決してザラ紙の類ではありません。
まぁ、所謂同人誌的な本の紙って言えば分かるよね。

で、何より言いたいのは、これが「同人誌」である、という事。
同人誌といって侮る勿れ。これはもはや、研究書とか、学術書とかそういう域に達している書物です。単純な「メイド萌え」とは全然違い、本当にヴィクトリア朝を中心としたメイド、そして使用人の文化を纏めた集大成となっています。
本当にこれは襟を正して読むべき書物でしょう。

兎に角、膨大な資料を駆使して纏められた大著でして、私が手の届かなかった洋書からの引用も多く、素晴らしい本になっています。こういうもはや「学術」レベルの本が同人誌として売られている、というのは或る意味で物凄く刺激を受けますね。
私も、現代語訳が出ていないような、古典文学を訳したりして同人誌として発刊しようかしら? とか考えてしまいますもの。まぁ、そっちは需要がなさそうですが……。

こういう意欲的な著作を見ると、私も「この部分は○○という資料がありますぜ」とかお手伝いしてくなってしまいます。確か、ざらっと読んだだけですけれども、「○○に関しては良く分かりません
」とか書いてある部分で、私に微妙に心当たりのある箇所が散見されました。
だけれども、私の知識の元となった書籍名がどうしても思い出せず、情報提供が出来ないのが心苦しい限り。

ただ、少し違和感がある部分も実は存在しています。
それは、最初に但し書きとして載っているものなのですが、所謂「引用」箇所の問題。
通常、何かの書物などから引用を行い、自分の著作に利用する際には、

  こんな風に二字下げにして、表示するのが一般的なやり方です。二字下げにする事で、
  読みやすさが増しますし、「引用」が明確になります。勿論、本文とフォントを変えたり、
  本文との間にスペースを挟んだりと、読みやすく工夫しているのですが、現行のやり方は
  引用箇所に対して『 』で挟むというやり方をしていて、どうしても違和感があったりします。

まぁ、多分、二字下げにしちゃうとその分紙幅を取ってしまう為、こういう措置になったのだと思います。本当に個人で執筆し、個人で販売しているものですから、贅沢を言っては駄目ですね。
あとは、表です。例えば、400ページに見える食事のメニューの表があるのですが、微妙に表に収まっていない部分があったりして。「紅茶」「プディング」と書いてあると思しいのですが、少し枠から消えて表示されてしまっています。

別にこんな所は大した事じゃなくって、本当に些末な点かもしれません。
メイドにしか興味がなかったとしても、本書を読むうちに、他の使用人について、或いはヴィクトリア朝そのものについて興味が湧く事請け合いの一冊。
個人的に今回、新たに気になったのは執事という職業です。本書では、著者である所の久我真樹氏もイチオシの実在の執事、Edwin Leeという、ジーパンの屋号みたいな名前の執事のストーリーが至るところに引用されていました。これがまた、キングオブ執事みたいな、本当にプロフェッショナルの意識が溢れた完璧な執事で、とってもカッコいいんですよね。

兎に角凄い本なので、興味がある方は是非、ご購入を検討してみて下さい。ちなみに私は某同人系ショップの通販を利用しました。
もし、出版関係の方がいらっしゃたら、是非青田買いを検討してみて下さいw こういう本こそ、出版する価値がありますぜ。やっぱり、本当に真面目な本ですから、個人的には「萌え」的な文脈から切り離したものとして、そして真面目な文化研究の到達点としてリリースしてくれたら嬉しいなぁ、なんて、全く部外者の私が勝手に思っているわけですが、ホント良い本だと思います。超お勧め。



■髪の毛を切りたい

髪の毛が伸びて伸びてどうしようも無くなっています。
具体的に言うと前髪を咥えられるくらいw 切ろう切ろうと思いつつも、中々時間が合わずにこんなになるまでほったらかしになっていました。
まぁ、抜けていくんじゃなくて伸びる分にはそんなに問題がないっちゃぁないんですけれども、流石に鬱陶しいですねぇ。恐らく今が一番鬱陶しい長さだと思うw 
明日は幸い、特に何もないので、ちょっと髪の毛バッサリと切ってくるとしましょうかね。

少し、身の回りも落ち着いてきたので、ここらで色々さっぱりとさせたい所。
ああ、雨脚が強くなってきました。お茶でも淹れて、のんびりとする事に致します。


それでは、また。
[PR]

by s-kuzumi | 2009-01-30 21:26 | 日々之雑記 | Comments(5)
Commented at 2009-01-31 14:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by s-kuzumi at 2009-02-02 00:09
>>風神さん

こんばんは。初めまして。
結構、ノベルゲーム/サウンドノベルが豊作な時期と、少し過疎が起きている時期がやっぱりありますよね。情報サイトを見ても、新しいゲームの登録が大量にある時期があるかと思えば、暫くあまり新作が出てこないような、そんな時もあったりして。

とはいえ、一応は、情報サイトを一渡り巡ってみると(そして過去掲載文もチェックしてみたり)、やっぱり色々なゲームが見つかると思います。
大体のサイトは、ジャンル分けが為されていますが、ノベルゲーム/サウンドノベルを見つける為には「アドベンチャー」「ノベル」といったジャンルを見るといいと思います。

以下、私が普段見ている所をご紹介致します。

○ビリジアン
http://www.viridian.jp/

最近は、何だか、体験版が多い感じがしますが、昔は割と良く使っていました。今でも結構見ています。


○ふりーむ!
http://www.freem.ne.jp/

ここからゲームを探してくる事も多いです。
沢山ゲームが掲載されていて、中々良いと思います。


つづく
Commented by s-kuzumi at 2009-02-02 00:10
つづき



○100%ふりげストア
http://freegamejp.com/

かなり重宝しているサイトです。
評価・日時・ヒット数なんかで作品をソートして検索出来るので、便利。


○ゲームタウン
http://www.enjoy-town.com/index.htm

あんまり最近は更新がないものの、過去の名作はかなり揃っています。私の好きな作品も沢山載っています。


○ゲームモリモリ
http://www.gamemorimori.com/

たまに見ます。


○ベクター
http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win95/amuse/vbook/by_date.html

http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win95/game/avg/index.html

二つ見るべき所がありますが、一番メジャーな所ではないかと。スクリーンショットが見れなかったりするのが残念ですが、作者様のサイトへのリンクが載っているので、予めそこで確かめてからダウンロードするとか、そういう事もやってみると好みのものにたどり着きやすいと思います。

大体、こんな所でしょうか?
お役に立てば幸いです。
Commented at 2009-02-02 17:51 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by s-kuzumi at 2009-02-02 23:56
>>風神さん

最近、何となく新作が少ないのは私も感じています。
まぁ、ただ、無料で遊ばせて貰っているわけですから、制作ペースだとかについてはこちらは何も言えませんよねw 

で、私のお薦め作品は、「大吟醸」「吟醸」を付けている作品です。右側にある「検索」にて「大吟醸」「吟醸」で検索を掛けると、ずらっと出てくると思います。
その中から、ストーリーをざらっと見てみるなり、作者様のページに行ってみたりして、寄りご自身の好みに近いモノを探して頂ければ、と。
飽くまで私基準のお勧めなので、一般的な評価のそれとは些か異なっていたりするので、その点はご注意下さいませ。


<< フリーサウンドノベルレビュー ...      フリーサウンドノベルレビュー ... >>