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2009年 02月 01日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『Wonder Girl』

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道玄斎です、こんばんは。
昨日、今日と忙しくゲームをプレイ出来ませんでした。土日こそのんびりゆっくりとゲームがプレイ出来るのに残念。

で、先ほど時間が出来たので、ダウンロードしておいたゲームをプレイしました。
それなりに長さがあるのかしら? と思っていたら、10分くらいで終わってしまったので番外編で。
というわけで、今回は「lmwonder’s web site」さんの『Wonder Girl』です。


主人公と、謎の少女が出会って、主人公であるところの少年が成長していく、というのが大まかな流れでしょうか? 主人公自身は、他人に対して心が開けないというか、自分の生活環境とか、周りのものに馴染め無さを感じているという、まぁ、そういうタイプ。
んで、日課の夜の散歩に出たところ、公園で謎の少女に出会って……という感じです。

ただねぇ、こう、謎の少女の正体というか、そういうのが出てきた瞬間から分かってしまうわけで、そこらへん、もう少し読者を誤魔化してくれても良かったかな、と。
我が国には「秘するが花」という名言が御座いまして、世阿弥が書いた『風姿花伝』という本に載っております。『風姿花伝』自体は、薄い本なので(岩波文庫とかで普通に入手出来ます)、さらりと読めるのですが、真剣に読もうとするとどうも、解釈がしずらいところ、意味が固定出来ない所なんかがあって、中々奥深い書物ですよ。

っと、脱線してしまいましたね。
で、その謎の少女ですが、口癖があって「うにゅー」というw まぁ、これも一種の「うぐぅ」ですな。本当に蛇足になってしまうんですが、あゆがやっぱり一番人気、なんでしょうか……? 私はやっぱり名雪なんだけれどもなぁ……。

さて、中身の方ですが、やっぱり尺が不足しているというか、かなり端折って描写されているので、その点が気になりました。前述の謎の少女「ゆかり」ちゃんの正体であるとか、或いは、そのゆかりちゃんとどういう会話をしてきたのか、そのゆかりちゃんとの交流を、もう少し丁寧に描く事や、それにより変化していく主人公の様子も描写があれば、と。
イラストは可愛らしいので、その可愛さを活かすような、描写があったら、と思うわけです。
或る意味で、ノベルゲーム/サウンドノベルの楽しい所って、結末に向けて、「変化していくその過程」を楽しむような所があるような気がします。それは、キャラクターの内的な成長だったり、ヒロインとの関係だったりするわけですけれども。

所謂「序破急」で言うと「破」がないんですよね。
「序」があって、ずるっと「急」に移行してしまうわけで。今日は何か能っぽいです……いや、居合いでもいいんだけど……w
ともあれ、そのあたりを意識してみると、一個の作品としての纏まりが良くなるのではないかと愚案する次第。最後に一点追加するとすれば、主人公の名前は欲しいかな? と。名前がなくてそれで通してしまえるならば、そういう処理の仕方もアリだと思いますけれども、「僕は××」(←そう書いてあるんですよ)みたいな文章上での処理の仕方は、ちょっと。

とはいへ、クライマックスの描写は、やっぱりちょっとドキドキしますw
シンプルな愛情表現というか、愛情を示す為の発話ってのは、それがシンプルであるが故に、いつの時代も等しく凄まじい威力を持っているなぁ、と。

恐らく、本作が処女作と思しいので、是非これからも頑張って活動して欲しいな、と思います。
フリーのゲームを色々ダウンロードして遊んでいると、「二作目で化ける」という事も屡々お目に掛かるので期待しております。


それでは、また。

※どうでもいい追記
明日は、山登りでもしてこようかと思います。
修験道の名残がいまだに残っている某山に行こうかと。
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by s-kuzumi | 2009-02-01 23:48 | サウンドノベル | Comments(0)


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