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久住女中本舗

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2009年 02月 02日

なんてことない日々之雑記vol.172

道玄斎です、こんばんは。
今日は久々にリフレッシュしました。無味乾燥な生活をしていると、自然の潤いとか、そういったものがとても瑞々しく感じます。


■山登り。

今日は、午前中からちょっと山登りをしてきました。
いやぁ、やっぱり山は空気が綺麗でいいですねぇ。

今回、行った所は初めての場所ではなく、年に一回、二回程度行く私にとって「お馴染み」の山です。いつもはロープウェイでズルして登ってしまうのですが、今回はそれを徒歩で登ってみよう、というそういう趣旨。

その山自体は、実は新宿からせいぜい電車で二時間くらいの場所にありまして、そんなに遠くないのです。ただ、もう完全に都会とは違って、田舎の風情なんですけれどもね。

山登りとはいへ、いつも行っている所ですから、装備は簡素に。まぁ、後になって後悔する事になるわけですが……。
動きやすいスポーティーな服装で、リュックサックを背負って、えっちらおっちらと。
正直、「そんなに大した事はないだろう」と舐めてましたw せいぜいハイキング+αくらいのもんだと勝手に思っていました。

普段、ロープウェイを使う所を素通りすると、細い道になっておりまして、そこを少し進む。
すると、八意思兼命を祀ってある小さな神社というかお社があって、道が二手に分かれています。女坂と男坂。
所で、八意思兼命ご存じでしょうか? 『古事記』とかそういうのに出てくる「頭の良い事でならしている神様」です。「八」というのは、大体古代に於いて「多い」事を示す典型的な数値。例えば「八岐大蛇」とかね。或いは「七転び八起き」なんてのも、そういう伝統を踏まえたものなのかしら? で、八つも「意」があるというわけで、色々「策が頭の中に詰まってる」というような、そういう意味があるんでしょう。実際の所、彼(?)の発案するアイデアは割と失敗するのですがw

で、そのお社から女坂、男坂と道が分かれておりまして、ちょっと見た感じでもどう考えても、女坂の方が楽そう。だけれども、折角ここまで来たのだから、と男坂を進む事にしました。
ただ、麓からして、物凄い勾配があるんですよ、男坂……。なんか、登るというよりは、半分はいつくばって進むみたいな、っていうとちょい大げさかもしれませんけれども。
男坂の入り口には「熊が出ますから、ご注意下さい」的な看板と、「男坂は結構危ないですよ? 本当にこっちでいいの?」的な警告の看板がw

一応、石段のようなものは設置されているのですが、所々ぐらぐらしたりして、危なっかしい事この上無いw 杖のようなものを持っていかなかった事、早くも後悔したのですが、それでも頑張って先に進みます。
そりゃ、最初は元気いっぱいですよ。だけれども、五分後には「もう、戦略的撤退を行うべきだ」と脳内で採決が為されておりましたw 日頃運動不足なものですから、腿が痛くて痛くて。足が上がらないんですよ。勾配はキツイし。
で、今まで登ってきた道を、ちらりと振り返ってみてみたら、やっぱりとても急なんですよね……。私、微妙に高所恐怖症気味なので、怖くて怖くて。
降りることも叶わず、どうしようもないので、チマチマチマチマ登る事に。幸いというか、男坂を利用する人は私が登っている時間、一人も居らず、変なプレッシャーはなくて、それは良かったんですけれども(若くて綺麗な娘さんがいたら絶対に無理して張り切っちゃうもんね)。

途中の倒木に腰掛けて休憩をしたりして、少しづつ進んでいったのですが、喉の渇くこと甚だしい。一応500mlのペットボトルを購入してバックの中に入れていたのですが、みるみる内に残量が少なくなっていきます。夏場とかだったら1.5Lくらいは持ってないと倒れちゃうね、多分。

で、何とか何とか天辺まで到着。
足がキシキシして、とんでもない事になりましたが、茶屋に入って団子を食べたりしたら意外と直ぐに回復しました。
本当の目的は山登りではなくて、古いお札を納めてくるのと、新しいお札をゲットしてくる事だったので、さっくりとそれを済ます。で、ゴマ焚きがあって、木簡をうんと小さくしたようなものに、祈念する事を書いて、住所氏名年齢なんかを添えて、お炊き上げすると良いらしいので初穂料を払って(200円だったか300円だったか、兎に角そんな程度です。意外と良心的だ)、やってきました。裏面がまるまる空いてしまうのは勿体ないので、「和歌の奉納」という事で、それっぽい歌を書いて焚いてきました。

帰り道は、今度は女坂から下っていく、という方法を当初は考えていたのですが、何だかめんどくさくなったので、ロープウェイをw あんなに苦労して登っていったのに、ロープウェイだと楽々です。結局、帰り道ズルした為、夕方くらいには帰宅出来ましたよ。

疲れた事は疲れたのですが、山の上の空気の良さとか、人が居ない山道は何だか心が安まりますね。マイナスイオンに溢れているというか。今回登った山は、江戸時代に「雷獣」なるモノが出た事でも有名な山なのですが、本当に人の手が(あまり)入っていない山道は、そういう人為らざるモノが出てくるような、そういう想像力を刺激してくれます。
実際、あれはタヌキかなぁ? 何か小動物がわさわさしているのも見かけましたよ。なんかね、山の斜面にて、穴みたいのを掘っていて、手だか足だかで、一生懸命掻き出しているんですわ。そいつが手足を動かす度に、落ち葉や小石がパラパラと下の道に落ちてくる。
「天狗の石降りってのは、きっとこういう現象に違いない……」とか色々考えてしまいました。


そんなこんなで、今日は疲れたので早めに眠ります。
明日はきっと筋肉痛w


それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-02-02 22:50 | 日々之雑記 | Comments(0)
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