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2009年 03月 25日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『突き落とし幽霊』

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道玄斎です、こんばんは。
ちょっと前からですけれども、この時期になると道路工事が多いですねぇ。私の家の側でもどうも道路工事をやっているようで、綺麗に舗装された所と何故か舗装されない所がまだらのようになって、美的に非常に宜しくない。というか、舗装しなくて良い場所を舗装して、舗装して欲しいデコボコの道が舗装されないってどういう事なんだ、と。
それは兎も角、今日は番外編。短めのホラーをご紹介。というわけで、今回は「たぶんおそらくきっと」さんの『突き落とし幽霊』です。


何か、このくらいの五分程度で終わる超短編ホラー作品をプレイするのは、随分久々な気がします。
ウインドウサイズもかなり小さめで、小粒の作品ですね。一点だけ苦言を述べると、ウインドウサイズが小さいわけで、ちょいと文字が見にくい部分もあったりしました。ただ、標準的なサイズで、五分未満ってなっちゃうとバランスが悪いといえば悪いわけで、このサイズになっているのかな? と。

で、実は選択肢が一箇所だけあり、それによりエンドが二つに分岐します。
こういう形式のホラー作品ですから、どちらを選んでも後味が悪いw というか、本作の特徴はその「バッドエンドの裏にある怖さ」、みたいな、そういう所にあるわけです。

学校に突き落とし幽霊なる、階段から人を突き落とす幽霊が出る、といううわさ話が、本作の前提となります。一体この突き落とし幽霊とは何者なのか? そういうのを短いストーリーの中で探り、真相を見てちょっとゾッとする。そういう感じです。

ちょいとネタバレになっちゃいますが、完全に妖怪とか「あっちの世界」の住人に真相を託さない所が、非常に私好み。いつだって本当に怖いのはやっぱり人間なんですよね。
普段は真面目で虫も殺さないようなヤツが、ふとした状況で豹変したりする。そういう所に人間の怖さ、そして面白さがあるわけです。逆に、普段はアレなヤツだけれども、或る瞬間に凄く良い事をしたりする、なんて事もあります。

当たり前の話なのかもしれませんが、ノベルゲーム/サウンドノベルなんかの究極的に表現したいモノっていうのはこういう「人間そのもの」なのかも。それは恋愛だろうが、本作のようなホラーだろうが、結局は突き詰めていけば「人間ドラマ」みたいな部分は必ずあって、そのドラマを如何に、印象的に描き出すのか、そこに「シナリオ」が生じてくるのではないか、と。

短い作品なんすが、そんな事をちょっと考えさせてくれる作品でした。
本当に手軽にプレイ出来るので、ホラー好きは勿論、ちょっとした暇つぶしや息抜きにでもプレイしてみて下さい。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-03-25 22:01 | サウンドノベル


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