2009年 03月 28日

なんてことない日々之雑記vol.192

道玄斎です、こんにちは。
何か、妙に疲れちゃって、昨日はゲームをやる気力が湧きませんでした。
つい先ほどまで昼寝っしちゃったり、どうも疲れが溜まっているようです。季節の変わり目は体調を崩す事が多いので、是非、皆様もお気を付け下さい。



■ウインドウサイズについて考える。

横になりつつノベルゲームのウインドウについて考えていました。
大体、現行のノベルゲームは商業・同人・フリーのものも含めて640x480、800x600とかが多いと思われます。稀にデフォルトでフルスクリーンのものとかもあったりするけれども、私自身はフルスクリーンは何となく好きでなく、他の方の話を伺っても、今ひとつ……という状況のようです。

中には、こうしたウインドウサイズの“標準”に拘らずに、もう少しデザイン的な要素を入れて、横に少し細長くしているような、そういう表現を採っている方もいらっしゃいます。私は、ちょっと細長いタイプ、アリだと思うのですけれども、思ったよりは普及していないような……。

細長いウインドウのメリットって、いくつかあると思うのですが、思いつくまま書いてみると、


・イラストを(背景を含め)魅せる事が出来る。

・テキストの折り返しを少なくする事が可能(設定によるけど)。

・上記により、映画的な効果が狙える。


なんて事はひとまず言えそうです。
けれども、裏返して考えてみると、そのデメリットも、


・イラストや背景の作成(発注)、或いは素材の選定が大変になる。ウェブ上にある多くの資産が使えない。

・テキストの見せ方に工夫やセンスが要る。

・下手をすると、上記事項が失敗して何か目も当てられないようなものになってしまうかもw


とかね。
他にもあんまり特徴的過ぎるサイズを選ぶと、画面の大きさとかによっては、意図した表示にならないとか、そういう事もありそう。文字の大きさとかさ。

とはいえ、新しいノベルゲームの表現としてウインドウサイズの問題はもっと取り上げられても良い気はします。いくつか、私もここで取り上げたりして、こういうウインドウサイズに拘りを魅せるサークルさんを知ってはいますが、意外な程そういうスタイルが追随される事はないようです。
でも、私が見る限り、魅力的な表現に十分なり得ていると思うんだわ。多少、作業上の困難があったとしても、こうした表現を採択する価値は十分にあると思うのです。こりゃ、どういう事なんだろう? なんて事を考えていたら、眠く無くなっちゃって、気がついたらこうやってキーボードを叩いているってわけだ。

色々足りない頭を酷使して、考えてみた結果、一つの推測が可能になった。つまり、

「慣れてないものは普及しない」

という事なんじゃないだろうか、と。
私達が目にするノベルゲームの殆どが先に挙げた“標準的”なウインドウサイズを選択している。そこに来て、ちょいと変わったデザインセンスを持ったウインドウが出てきても、「をっ、ちょっと変わってるじゃん!」と思うかもしれないけれども、「このウインドウサイズ、パクってみよう!」という行動には結びつかない。

基本的に私達が普段見る「画面」って、大抵、ノベルゲームのウインドウサイズの比率に近いんじゃないかしら? 代表的なものはテレビかな。新宿東口アルタの電光テレビとかもね。携帯電話の画面だって、縦長だけれども90度傾けてみれば、お馴染みの比率になるんじゃない? 
勿論、パソコンの画面だってそうだよね。私はパソコンの画面が19インチワイドモニターでちょいと横長な感じなんだけれども、大体、普段目にするタイプのモニターの縦横の比率って、普通のモニターかワイドモニターのパソコンのそれを、縮小したような、そんな二種類に大まかに分けられるんじゃないかしら。

で、多分、“標準的”なゲームのウインドウサイズって、その比率に或る程度合わせて作ってあるような気もしてきます。だから640×480と800×600の二種類があるんじゃないかな、というのが私の推測。間違ってるかもしんないけど。
ともあれ、私の推測に拠れば、既存の「映像・画像を見る為のウインドウサイズ」に私達の目や感覚は教育されちゃってるんじゃないかと、そういう事です。実際にノベルゲームって、女の子が出てきて、みたいな所があって、それってテレビで見るアニメとかに近い表現なんですよね。

けれども、だからといって新しいグーな表現を切り捨てちゃうのも勿体ない気がします。
もっとちょっと変わった縦横比率を持った作品が増えれば、その真価が認められるんじゃないかな、と思うわけです。これって、ちょっとhtmlの表現とも似てるような気がします。

昔は、ウェブページでデザインをするって云ったら、先ずテーブルを作成する事だったんですね。
勿論、良識のあるユーザーはそんな事はしなかったけれども、大手の企業でさへもこうしたテーブルレイアウトを使用していた事があります。
大体、どういう事をやってたのかってーと、テーブルで細かくマス目を切って、その中に画像を埋め込んだり、テキスト表示領域を作ったりと、そういう事をしていました。で、中には「透明の画像」を作って、spacer.gifなんて名前を付けて、そのマス目にハメ込んでレイアウトの一部にしたりね。
んが、今は、みんなスタイルシートを使って、htmlとレイアウトを分離させて上手くレイアウトをしているわけです。で、私の記憶が確かなら、初めてcssがw3cに認められたのが1996年とかだったハズ。実に今から13年も前の事になります。

だけれども、実際にここまでcssを使ったレイアウトが盛んになってきたのって、割と最近の事なわけで、みんな慣れているテーブルレイアウトを使ってたし、それに慣れていたんじゃないかと思います。かく言う私もテーブルレイアウト凄く好きでしたし、「こりゃ、凄い発明だぜ……」なんて思ってましたからw
こりゃ、余談というか蛇足だけれども、何年も前に管理していたサイトがあって、色んな事情があって管理が出来なくなって人の譲渡したわけですが、先日、ふと気になって見てみたら、どっかのベンチャー企業が買い取ってたみたいです。安値でも自分自身で売っておけば良かったなぁ、なんて。そこはレイアウトとか全然考える必要の無いページだったんですけれども、平行して作っていたサイトなんかでは、「ザ・テーブルレイアウト」みたいな感じでした。

ま、そろそろ長くなったから纏めに入ると、良いものであっても一般に浸透していくってのは、結構時間が掛かったりするもんなんだよね、という。特にゲームなんてアーティスティックな部分もかなりあるものですから
、絶対解ってのもないわけで。
だから、従来的なウインドウサイズ以外のウインドウに、美的な魅力や表現の可能性を感じたら、ガンガンやってみたらいいんじゃないかしら、と。そういう人たちが居ないと、その表現が一般に広がっていくって事もないわけで。

これは又、ウインドウサイズの問題とも外れちゃうんだけれども、文字表示の問題とかもね、まだまだ工夫の余地ってあるように思います。
流石に、ツール類を使えねぇんじゃしょうもねーだろう、と思って、最近、こっそりNScripterでデモゲームみたいのを作ったりしているんですが、そういう可能性をまだまだ感じたりする今日この頃です。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-03-28 17:31 | 日々之雑記 | Comments(13)
Commented by sorayuki at 2009-03-28 20:43 x
よっこr…お邪魔させて頂きます。
ローマ字読みになってますが同一人物です。
ちょっと名前の「と」に違和感を感じていまして(どうでも良い)

私のボロPCでは今のVGAサイズがぴったりなのですが
記事を読んでいてなるほどって…
前にも映画のような見せ方について、記事を書かれていましたよね。


以前の記事で
ttp://kuzumi.exblog.jp/8500095/に参加したいなぁと前々から
思ってましたがお願いしても宜しいですか
もっぱら効果音しか作れ無そうにありませんが…
…鐘の音沢山作りたいですw
Commented by s-kuzumi at 2009-03-29 02:14
>>sorayukiさん

こんばんは、ご無沙汰しております。
VGAのサイズで規定されてたんですよね、書き込み頂いて、調べてみたら、「あぁ、これに準拠してたんだな」と気付きましたw 800×600の方はSVGAだったという。

映画のような見せ方は、私が理想とする一つの形かなぁ、と思っています。何て云うか、ノベルゲームというゲームの形態が生まれて相当時間が経っていますけれども、実はデザイン的な面はそんなに変化していないんですよね。個々のパーツのクオリティは向上しているハズですが、表現のフォーマットとして見ると、意外な程、変化がないように思えます。
で、「もうちょっとスタイリッシュな見せ方があってもいいんじゃないか」なんて思うわけですよ。例えば横長にすれば、画像の使い方だって変わってくるし、勿論テキストの見せ方も。そういう部分で、映画っぽい表現が出来るとちょっと面白いかな、と考えているわけです。って、失敗すると紙芝居になってしまう……w


続きます。
Commented by s-kuzumi at 2009-03-29 02:14
続き。


どうしようもないDTMの会ですが、是非是非!!
お作りになられている楽曲、聞かせて頂いたりしているのですが、クオリティ普通に高いと思いますよ……? 寧ろこちらが色々曲の作り方とか伺いたいくらいで……。

曲を作れないものですから、効果音ばっかり作っていますけれども、是非、色々アドバイス、そしてお作りになられたもの等お聞かせ頂ければ幸いで御座います。
Commented by sorayuki at 2009-03-29 13:02 x
お昼なのでこんにちは…

>ウィンドウサイズ

変わる兆しはありますね。
PCの平均的な解像度も上がっているので、NScripterや
主要なツールで切り替えが可能になれば…今より
フレックスな感じになるかも
しかし、今までのはデジタル未対応のTV画面のようにw(無いです


>DTMの会←ネット上の参加オンリーになると思いますが宜しくです。
(ここは私なりに空気読んで)
最近フリーの音楽素材屋さんが減少傾向にあるので、困ってます。
増えると良いのですが…なら自分で作るかみたいに去年から

サイトに載せている曲、あれが限界ラインです。
お聴き頂きありがとうございます(恥
意味不明な曲で、あれではノベルゲームに使えない…


(続く)
Commented by sorayuki at 2009-03-29 13:04 x
最近、音楽理論知らなくても作れることが何となく
分かってきたので、いつか文章化してここに載せに来たいなと
思ってます。(でも理論は大事だと思います、勉強中)


>鐘の音
この前の、リバーブ深くて良いと思いますよ。
もう一つ前にカーンって鳴ってると臨場感が増すかもしれません。
HPに乗ってる「The Last Page」さりげに聞いてます。
何か曲から深いものを感じますね、

…ではでは、失礼します。
Commented by s-kuzumi at 2009-03-29 22:33
>>sorayukiさん

こんばんは。
解像度の変化とか、そういう部分でまだまだ工夫すべき所は多いですよね。ちょっとした小技が効いていると、アクセントやウリの一つにはなるかな、っと。

DTM勉強会は、どう考えてもネットオンリーですw
自分でちょこちょこ、効果音作ったりして思ったのは、やっぱりそういう「部品」を自分で作ると(出来はともかく)楽しいですし、素材を利用する場合でも、審美眼というか、チョイスも上手くいくんじゃないかしら。

曲、大変お上手だと思いますよ……。普通に作品に使っても違和感はないのでは?? 
理論は、私もキーボード弾き弾き色々やってるんですけれども、やっぱり難しいです……。
ついつい、ACIDとか便利なソフトを使いたくなってしまうわけで……。

鐘の音は仰る通りだと思います。
もうちょい臨場感とか、上手く出せたら。。ただ、哀しい事にあれでも250KBくらいあったりするので、サイズとクオリティの兼ね合いとか、色々な問題が横たわっていて……。


続きます。
Commented by s-kuzumi at 2009-03-29 22:33
続きです。



理論無くして、楽曲を作れる方法、是非伝授して下さい!! もしかすると、理論から入らずとも、実践を通して、少しづつ理論というのは理解出来るものなのかもしれませんね。

あっ、なんか昔作った曲をお褒め頂き、恐縮です。
あれは、片手で弾ける超お手軽曲なんですがw 今になってみると、コードを変えてみたりとかもうちょっとマシなモノに変化させられそうな気がしているので、手が空いたらやってみようかな、なんて思っております。
Commented by 夜明け at 2009-03-31 00:44 x
管理人様、こんばんは。

変わったウィンドウサイズと聞いてパッと思い浮かんだのが頽廃プロジェクツ様の『難波青春横丁』
BGM無しですが、レイアウトが凝ってます。こちらの作品は写真が綺麗です。

失礼しました。
Commented by sorayuki at 2009-03-31 00:49 x
こんばんは、大吟醸の余韻が壊れてしまいそうで
申し訳ないですが
www.geocities.jp/sora_yuki33/plus/oto/oto1.html
例の…頑張って書いてみました。(メロディーはシンプルにしてます)


今更になりますが
一昨年に初めてレビュー書いて頂いた時は嬉しかったです。
今思えばあの絵、シナリオ…何てことをしてたんだって感じですが。

止めようと思っていた頃だったので…その後に作ったのが
わりと自分の中で満足できたので、きっかけを与えてくれたこと
感謝してます。
(自分で自分が作ったものに満足できるなんてこと今まで無かったですね)

これからもノベルゲームを探しに訪れたいと思います。
では、暖かくなってきましたが体調にお気をつけてお過ごし下さい。
Commented by s-kuzumi at 2009-03-31 03:18
>>夜明けさん

こんばんは。
早速『難波~』ダウンロードしてみました。近い内にプレイしてみます。これは『本当にあったかもしれない怖い話』の作者様ですね。

元々素材サイト様なので、『本当にあった~』の方もこだわりの画像が使われていて印象に残っています。BGM無しの作品はたまにありますけれども、そういう時は自分で適当なBGMを流すのも楽しいですよね。大抵、私がBGMにする曲は、エレクトロニカというか、広い意味でのテクノというか、そういうのが多いのですが、それが又、上手い具合に作品にハマると、何だかとても嬉しくなります。

ご紹介、有り難う御座いました!
Commented by s-kuzumi at 2009-03-31 03:20
>>sorayukiさん

ほんっとうに有り難う御座います!!
是非、参考にさせて頂きたく……。

で、少し長くなりそうだったので、メールの方、送らせて頂きました。お読み下されば幸いで御座います。
Commented by 夜明け at 2009-04-01 16:39 x
管理人様、こんにちは。

エイプリルフールですね。四月馬鹿ですね。ワーイ、オマツリ、オマツリ。ということで情報サイトチェックしながら限定ゲーム落しまくってます。嘘ゲーム情報もネタネタしい物から本当に制作してほしい物までいろいろありました。
花を吐く抄女様が新作二作品『傾城狐の嫁入りなこそ』『箱入り娘のてるみどぉる』を「えいぷりるふ~る限定配布」だそうです。
自分的にオススメな限定ゲーム『天使仔猫譚』不思議な感じのガールズラブ。本サイト様はBLゲームサイトです。

明日の天気はくもりのち雪。嘘であってほしい現実。春はどこー?

失礼しました。
Commented by s-kuzumi at 2009-04-02 03:50
>>夜明けさん

こんばんは。
もうエイプリルフールも終わってしまいましたねw
こんなに行事に対して生真面目に何かをする、というのは、もはや一種の美徳みたいになってますねw

で、花を吐く少女様の作品、ゲットしました。
私の好きな作者様なので、是非近い内にレビューを書かせて頂こうと思っています。
本当に、お教え頂かなければダウンロードし損ねる所でした……。

雨でも雪でも取り敢えず、楽しいゲームがあれば快適なので、色々プレイしてみようと思います。


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