2009年 05月 28日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『…in white』

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道玄斎です、こんばんは。
今日は、プレイしてみたら15分ちょい欠けるくらいの短い作品だったので、番外編です。
フリーでなければリリース出来ないような、短いけれども不思議な感触の作品でした。
というわけで、今回は「ZIGZAG」さんの『in white』です。


最初、30分くらいはあるのかな? と思っていたら、意外や意外、15分足らずで読了出来てしまいました。
ちなみに、一本道ではなく、二箇所ほど選択肢を選ぶ所があります。
画面サイズもやや変則的なものですが、セーブ/ロードと云った機能はちゃんと使用出来るので、安心してプレイ出来ます。既読スキップこそないのですが、短い作品ですし、選択肢でキッチリセーブを行うなり、或いはCtrlキーを押してスキップする、という手も。

視点人物が切り替わるタイミングで、イラストがちらりと表示されるのですが、作品の雰囲気に合ったイラストで、とっても良かったです。良い意味で、作品のちょっと息苦しい感じが伝わってくるというか。
普通に、イラストも綺麗ですよね。キッチリ線を取って、パキッと色を塗ってというタイプではなく、寧ろもっとラフな感じでありつつも、拘って制作された、という感触です。色もモノトーン。ちょっと薄墨を流して色を付けているような雰囲気は個人的にもとっても好みでした。

ストーリーの方にも軽く踏み込んでいきましょう。
ユキという少女は、気がついたら真っ白な部屋に居て、そこで一週間ばかり生活を送っていました。何故こんな部屋に閉じこめられているのか、分からないまま。
しかし、ある日、天井近くの壁に設置されているスピーカーから「被験者が入室を希望しているが受け入れるか否か?」という問いかけがなされます。
一体、この部屋は? そして被験者とは? 

と、まぁ、うんと端折って説明するとこんなストーリー。
一応、全部で三種類、エンドがありますが、どれも「スッキリ」した感じで終わるものはありませんw
どのエンドに到達しても、そしてどのルートを選択しても、ある種の閉塞感はずっとついて回ります。
流石に、こんな調子で1時間、或いは2時間続いたら、厭になっちゃいますけれども、15分くらいの作品なわけで、そういう作品のテイストと尺の兼ね合いも計算しているのかな? と。

結局、恐らくメインと思われるエンドにたどり着いても、この部屋(或いはその部屋を含む施設全体)が何であるのか? といった部分は不明なままです。
けれども、そこに不満が生じるか? と云ったらそれはそんな事はなくて、ちゃんと一つのパッケージになっているな、と感じました。

単純に「面白い」というのとは、また少し違う感触ですが、こんな雨の日に(そう、東京は小雨が降っています)プレイすると、雰囲気も出て、何だか深い所に落ち込んでいくような、そういう不思議な感覚を味わえるのではないでしょうか?
一般向け、というよりは、(フリーの)ノベルゲームファンなんかに受けの良さそうな作品かもしれません。
気になった方は、尺も短いですし、是非プレイしてみて下さい。

それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-05-28 21:34 | サウンドノベル | Comments(1)
Commented by aosima0714 at 2009-05-28 21:37
訪問です。

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