久住女中本舗

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2009年 07月 14日

なんてことない日々之雑記vol.219

道玄斎です、こんばんは。
今日も暑くて暑くて、デロデロです。困った事に最近、除湿だクーラーだってのもニガテになってきてしまいました……。空調掛けたままの部屋に居ると具合悪くなっちゃうんですよ。今年の夏乗り切れるのか? そこが大きな課題ですw



■怖い季節がやってきた。

というわけで、怪談のシーズンに近づきつつありますね。
これなら、空調無しでも涼しくなります。出来れば1時間くらいでプレイ出来るホラー系のノベルゲーム、あればいいんですが、自分のサーチには引っかかってきませんねぇ……。
丁度、今の時期は制作者サイドも、色々忙しい時期だとは思うのですが、年に何度か「中々作品がリリースされない時期」ってのがあるような気がしますよ? かと思うと、凄いラッシュな時期があったりして。。

で、以前読了記録を付けた『江戸怪談集』なる書物ですが、今日になって中巻を購入しました。まだ下巻が残っているという楽しみが……。それぞれ厚みも結構ありますし、読みでのある本です。
そもそもわたしゃ、怪談が好きですし、時代掛かったものも好き。んで以て、古文(江戸時代のものは古文って云っていいのかしら?)を読む事に抵抗もない訳ですから、移動時間で半分くらい読んじゃいました。

自分で云うもアレなんですけれども、多分、古文を読むのはかなり早い方だと思います。
これも昔、『源氏物語』を我慢しぃしぃ読了した経験が活きているのではないかと。。
教育上、こういう事を云うのはどうかな? と思う部分もあるんですけれども、中学校とか高校とかで文法ってやりますよね? 高校の古典なんて半分くらいは古典文法(特に助動詞と敬語!)だったりしますよね?
けれども、或る程度読めるようになってくると、そういう文法とか敬語とかって、あんまり気にしないで読めちゃうようになるんですよ。
それに古文なんて読めなくたって、全然生きていけますし、古文を読む為に無茶苦茶頑張って、勉強する必要もないと思うんです。好きなものを見つけてそいつを読んでいれば、自然と読めるようになる部分、確かにあると思いますぜ。
で、自分の感覚としては『マリみて』を読んでいる時とあんまり変わらない。そういえば『マリみて』も気がつけば新刊が出ていました。菜々なかなか可愛いじゃねぇか……w 菜々もいいけど髪の毛を縛った志摩子さんも可愛い……。

でも……基本『マリみて』を読む時のように、だらぁっっと流して読めるんですが、所々引っかかる部分、或いはすんなりと頭に入らない部分というのはやっぱりあるわけで、そういう時に初めて文法って役立つんですな。とはいへ、文法って云っても私自身大した事は知りませんし、せいぜい助動詞を全部云えるくらいなもんです。それでも何とかなっちゃうのは、やはり「慣れ」の問題なんでしょうねぇ。
それに、恐らく『江戸怪談集』は古文と云っても超易しい部類に入ると思うんですわ。「古文なんて読みたかないよ」ってな人でも、恐らくすんなり読むことが可能ではないかと。

で、つらつらと中巻を読んでいた訳ですが、自分の中ですっごい吃驚した発見があったんです。
それは「耳なし芳一」のヴァリアントがあった、という事。『曾呂利物語』なる書物の中にありました(『江戸怪談集』は色んな書物の美味しい所だけを抜き出して本にしています)。お経を体に書き付けて難を逃れるも、耳だけお経を書き忘れて化け物に取られちゃうという。

別に怪談に限らなくても、お話っていうのは、大抵複数のヴァリアントがあるわけですよ。
今、試しに検索で「ヴァリアント 物語」なんてやってみると、「飛鳥井女君入水のヴァリアント」なんて論文みたいなものが見つかります。飛鳥井女君なんて云ってますから、これは『狭衣物語』でしょう。
別に古文めいたものでなくても、ノベルゲームなんかでもお分かり頂けるのではないかと思いますし、良く聞く言葉で「全ての物語は『聖書』の既に出ている」なんてのもありますよね。或いは集合的無意識なんてイカメシイ言葉を思い浮かべるのも又一興(ちょっと違うか?)。

だから、「耳なし芳一」にヴァリアントがあっても全然おかしな事はなくて、寧ろとっても自然な事なんです。
だけれども、その話を読んだときに、「耳なし芳一にも、ヴァージョン違いのものがあったのか……」とえらく感心してしまったんですな。
「どっちが先なんだ?」とか「どっちがパクッたんだ?」とか考えていけばキリはないんですが、別にそこまで踏み込む気もないですし、単純に「一つ賢くなったぞ」という感じですね。

本を読む事の面白さの一つって、こういう部分にあるのかもしれないですねぇ……。
既知と未知が結びついて、また一個既知なものが増えて、脳内データベースが充実していく……。

今年の夏の怪談的な目標は、「取り敢えず、江戸時代の代表的な怪談を一渡りおさえる」という辺りに設定しておきましょうw そうやって貯めた知識が又、ノベルゲームのレビューに還元出来ればベストなんですが。

ただ、ノベルゲームに関して云えば、こういう江戸時代の怪談集とか、制作の為のネタが詰まってる気はしますねぇ。別にホラー作品に限らずに、です。温故知新じゃないですけれども、結構使えるネタが多いんじゃないかなぁ?

取り敢えず、普通に読んでも面白いものなので、『江戸怪談集』オススメしておきます。
「他にも、こんな怖い話あるぜ?」なんてことがあったら、是非教えて下さいませ。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-07-14 03:27 | 日々之雑記


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