久住女中本舗

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2009年 08月 05日

なんてことない日々之雑記vol.222

道玄斎です、こんばんは。
今日も今日とて日々之雑記。詳しくは云えないので、ぼかしつつ書くと、比叡山の僧兵の様な無頼漢に、蹴る殴るの暴行(+かみつき)を受け、全身、リアルで満身創痍です。
今、私の側に寄ると、全身から湿布の匂いがしています……w



■久々に読書

ここ最近、あんまり本が読めて無かったのですが、先日書店に行った所、『和歌とは何か』なる私好みの書物が出ていたので購入。

ざらっと読んだのですが、結局『和歌とは何か?』という問いに対する答えが、あんまりはっきりと分からなかったというか。どうやら、和歌を「演技」とかそういうもので捉えようとするわけですけれども、何となく違和感があったりする事も屡々。

一応、大きく中身を分けると、前半は初学者向けの和歌のレトリックの解説とかで、後半はちょっと突っ込んだ議論、というような内容になってます。

ただ、この本で和歌のレトリックを学ぶ、というのは極めて難しいのではないかと。
もちっと簡単に説明出来そうな事が、やたらと難しく書いてあるような気がしてなりません。
それに、和歌のレトリックって、結局、「自分で何十首、何百首も色んな和歌を読む」事でしか理解出来ないような部分って絶対にあると思うのですよ。

結局、和歌を味わったり、和歌について考える最も手っ取り早い方法は、「自分の脳内に和歌のデータベースを作る」という所にあったりします。
つまり、ある和歌を見た時に、「確か、この和歌にそっくりな歌が○○和歌集にあったぞ……」ってな、知識量というか、そういうデータの蓄積が大事。

や、私自身、和歌なんて専門にしていた訳じゃないし、そこまで詳しくないんですけれども、兎にも角にも、色々な和歌を見ていく事で、ある和歌を基準にして、縦横に広がる繋がりの糸が見えてくる様な部分は、やっぱりありました。

本書の一番厄介な点は、実は最初の最初に、「和歌とは何か?」それは「演技なんだ」というような、本書のタイトルに即したキモの部分が示されていて、それ以降、「演技」という結論的な部分はドンドン希薄になってしまい、最後の方には半ばこじつけ的に(と、私には思える)、「演技」なる言葉を使っているというわけで……。
とはいえ、さらっと読む分には面白い本だと思いますよ。

「和歌について知りたいぜ」ってな人には、実は不向き。
もっと、手っ取り早く和歌について知りたければ『古代和歌の世界』なるちくま新書の本の方をお勧めしておきます。こっちの方がレトリックについても明快に解説しており、読んでいて気持ちの良い本だと思います。



まだまだ忙しい日々が続きますが、読書をしたり、暇を見つけてノベルゲームの方も、ちゃんとコンスタントにプレイ出来たら、と思いつつ筆を擱くことに致します。

それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-08-05 21:05 | 日々之雑記


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