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2009年 08月 17日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『ネガイノ屋上』

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道玄斎です、こんばんは。
今日は夕方まで眠っていました。ここんとこずっと忙しくて、疲れていたようです。
当然、ゲームをやる気力もなく、ちょっとダレていたのですが、まだまだ夏も続きますし、ちょっとしたホラーものをプレイしようと思って作品はダウンロードしてありました。
というわけで、今回は「たぶんおそらくきっと」さんの『ネガイノ屋上』です。

ちょっと前、「たぶんおそらくきっと」さんの『包丁さんのうわさ』が、某動画サイトにて実況動画で紹介され、ちょっとした話題になりましたよね。その影響でこのブログも普段の3倍くらいのアクセスがあって、ビビったりしていたわけですが(攻略情報が載って無くて悪いねぇ……)。

冒頭で「ホラー」という紹介をしてしまったわけですが、実はホラーではないですよね。
大体、この作者様の作品って、「ホラー」の皮を被った別物だったりします。それは勿論悪い事ではなくて、単純なホラーではなくて、もっとその奥の深みみたいなものをすくい上げようとしているからだと思うわけです。

本作もちょっとしたホラーっぽいテイストこそあれ、実際にプレイしてみると、(ルートにも拠るんですが)ホラーではなくて、寧ろ意外なほどハートフルな感じがあったり、ちょっと不思議な感触があったりしました。
直球の「学校の怪談」系のホラーも大好きな私ですが、こういう変則的なホラーもいいですね。

中身の方に入りますが、所謂「学校の怪談」的な、そういうエピソードの紹介から始まります。
願い事を掛けながら、屋上から飛び降りると、屋上の神様が願いを叶えてくれる、という怪談(?)の紹介です。
で、結構早い段階で選択肢の分岐があって、作品自体は短いものですけれども、結構な分量の選択肢があります。プレイしていくと「屋上の神様」にまつわるルールみたいな、ものが出てきたりして、そういう部分、凄く凝ってるなぁ、と思いました。
主人公(=プレイヤー)が、どういう願い事を以て、屋上に向かったのか、という部分、或いはその「屋上の神様」にまつわるルールとかが上手く絡み合って、巧みに読者を引っ張っていきます。ホント、こういう仕掛けというか、ギミックが上手い作者様だと感心する事頻り。

全てのルートをプレイすると、トゥルー(というかグッドエンド?)と思しきものが二つほどあって、なんていうか、選択肢で選んだ世界と選ばなかった世界がパラレルであるけれども繋がっている、みたいな、ちょっと不思議な感触があったりして。
或いは、最初にあれがああなって、そんで主人公がああして、更にあれがああして……みたいな一連の流れも想像出来ちゃう訳ですけれども(って、「あれ」ばっかりで分かるかいっていうw)、そこまでいっちゃうと流石に深読みでしょうか?

さっくりと終わってしまったので番外編にしましたけれども、中々深みのある作品だと思います。
「たぶんおそらくきっと」さんのファンは固より、ちょっとでも興味を持ったら是非プレイしてみて下さい。いや、ホント、中々凝ってますから。


というわけで、今日はこのへんで。
それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-08-17 23:33 | サウンドノベル | Comments(0)


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