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2009年 08月 21日

フリーサウンドノベルレビュー 『学校七不思議~小学校の花子さん~』

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今日の副題 「ちょっぴり可愛い花子さん」

ジャンル:ホラー風味アドベンチャー(?)
プレイ時間:40分程度。
その他:選択肢アリ。
システム:吉里吉里/KAG

制作年:2004/5/29
容量(圧縮時):3.79MB




道玄斎です、こんばんは。
今日は、昨日に引き続きホラーものを。タイトル的にもリンクする作品を持ってきました。
これも、やっぱり昔プレイした事のある作品。今から五年くらい前の作品ですけれども、古くさい感じはそんなにしませんし、内容も中々良かったと思いますよ。
というわけで、今回は「銀の盾」さんの『学校七不思議~小学校の花子さん~』です。
良かった点

・花子さんのイラストが普通に可愛いw

・「怖さ」よりも、ストーリーに重点を置いた作り。


気になった点

・序盤の突破が実は難しい……?

ストーリーは、ベクターの紹介文から引用しておきましょう。
「学校七不思議」シリーズの外伝。
舞台は小学校。
放課後、友達とかくれんぼしていたら、鬼が本物の「鬼」になっちゃった!
そしてあなたは思い出す。
「きっと、花子さんが助けてくれるよ」と…。

お馴染みマルチエンディング。
生きるも死ぬも、あなたの選択次第。
恐怖度・難易度は低め…だと思います。

こんな感じ。


そう、「学校七不思議」シリーズという作品があって、本作はその外伝という位置づけ。
勿論、単体でも楽しめますが、本編の最後で「シリーズの外伝」である事を示す部分がチラリと出てきたりします。確か「学校七不思議」シリーズも、「3」くらいまではプレイ済みのハズです。また近い内に1からプレイし直して4もその勢いで遊びたいですねぇ。

というわけで、昨日に引き続き「学校怪談系」で「花子さん」的な作品のご紹介です。
昨日の『恐怖の花子さん』は、妖怪というか化け物の持つ強烈な暴力性が、作品の一つの魅力だったわけですが、本作は「直球のホラー」というよりは、少ししんみりしてしまう部分もあり、所謂「ひねりのある」タイプ。どっちが良い、とかそういう事はない訳で、好みの方、あるいはその時の気分によって色々チョイスしてみたり、或いはプレイし比べてみるのも楽しいです。

本作の花子さんの方が、割と一般でイメージするソレに近い感じですよね。
呼び出せば出てくる、つまり呼び出さないと出てこないという妖怪的な側面こそあれ、特に害があるわけじゃなく、寧ろ結構親切w
立ち絵のイラストは、この花子さんだけでしたが、中々可愛いというのは見逃せないポイント。上半身しか見えないのですけれど、「お馴染み」のスタイルだったのでは? おかっぱ頭に、ちびまるこちゃんが着てるような服で。
彼女(?)の性格は、ちょっとオリジナルな感じでそこが又立ち絵との親和性も高くて良かったですねぇ。何て云うか、少しだけ生意気な部分もあるおきゃんな女の子みたいな。

ストーリー紹介を見ていただければ分かるのですけれども、放課後の学校で鬼ごっこをやっていたら、友達が本物の鬼になっちゃって、襲いかかってくるのです。で、学校の中を生き残りをかけ逃げ回る、というのがストーリーの大筋。ここだけ見るとオーソドックスな感じですけれどもね。

で、選択肢を上手く処理して、「正解」のルートに進んでいくと花子さんに出会えます。
主人公(女の子・名前変更可能)は、花子さんも妖怪の仲間なのにもかかわらず、彼女に助力を請う訳で、結構良いヤツの花子さんは、それに応えてくれ、二人で「妖怪から逃れる術を探す」事に。

いや、妖怪、というか友達に憑依した鬼から逃れる方法は分かっているんですが、その為のアイテムが何か、それはどこにあるのか、は分からない状況なんです。鬼から逃れつつ学校内を探索し、そのアイテムを探し出すわけですけれども、「何故鬼が生まれたのか」というような所が焦点になってきて、ちょっと「良い話」になってきますねぇ。
事件解決後、花子さんとの別れのシーンは、ちょっとグッと来ますよ?


さて、気になった部分なんですが、前半の選択肢が実はちょっと難しめかもしれません。
というのは、中盤くらいまで進んでしまえば、選択肢は出てくるものの、それに失敗しても特に問題無く、しれっとやり直しが利くところがあるんですよね。「明らかにこれは選んじゃいけないだろう」というのも分かりやすくなります。
意外と難しいのは、前半の選択肢。何しろ開始2分で早速バッドエンドに突入してしまったくらいですからw 要するに「花子さんに会うまで」が、意外と難しいのでした。一番最初と二番目に出てくる選択肢は、「じゃんけんで何を出すか」なので、推測のしようがないんですよw 何度か繰り返せば必ず抜けられるんですが、そこを突破しなければ、ストーリーが進展しない、という部分があるので、気になった点として挙げておきましょう。

で、トゥルーエンドを見ても「本当のエンディング」にはならないようです。
トゥルーエンドは勿論の事、他のエンド(バッドエンド)を全て回収すると、短いけれども、ちょっとした文章が表示されてエンドロールが。そこで初めて「エンディング」になる、という感じでしょうか。

通常、エンドリストで特にバッドエンドのそれは、上から下に縦に表示されるとしたら、上にいけばいくほど序盤に到達出来るエンドなハズです。勿論、下に行けば行く程後半部分に到達出来るエンド。
ですけれども、結構最後の方で見ることの出来るバッドエンドが、バッドエンドリストの「二番目」に表示されたりしていました。そんなに気にする所じゃないんですけれども、コンプリートの為には、そうした「並び方」に惑わされない事も大事なので記しておきます。
寧ろ、攻略の為には、バッドエンドの名前(最初っから表示されてます)に注目しておくと良いかも? 


久々(?)に脱線を入れておきましょうか。
全く関係ない話ですが、今日、お昼ご飯をどうするか考えていた際に、街中を歩きながら「カルボナーラが食べたい」と思ってフラフラしていたのですが、カルボナーラって最後に掛ける粗挽き胡椒を炭に見立てて「炭焼き小屋」とか、そういう意味なんですよね。で、ふと「カルボナーラ」の「カルボ(ナ)」が恐らく英語で云う所の「カーボン」である事に気がつきました。カーボンだったら炭素というか炭ですから。カルボナーラという食べ物を知ってから相当な時間が経っているハズですけれども、初めて気がつきましたよ?

っと、あまりにも関係のない脱線だったので、作品に関係する脱線も。
作中で「カンペン」という言葉が出てきますが、皆さん知ってます? 恐らく「缶素材のペンケース」の略で、私が子供の頃、流行していました。普通筆入れというかペンケースって布製だったりビニール製だったりしますけれども、割とペラペラとした金属で出来ているペンケースが存在していて、ロボットとかスーパーカーとかのイラストが描かれていたりしたものです。
このカンペンってやつぁ、机から筆入れを落とすと、すげぇ五月蠅いんだ……。しかも結構な頻度でカンペンって「お重型」みたいになっていて、上段と下段に別れており、仕切りもやっぱり缶素材で出来ていたので、意外とパーツ数が多いんです。授業中落とすと、顰蹙を買うこと請け合い。
確か、私の妹が小学生くらいの時に、あまりに五月蠅い為、「カンペン使用禁止令」が発令されたような……w


話を戻しましょう。
鬼に追われ、「助かる」為に呼び出された花子さんが、主人公を「助ける」為に、行動を共にしてくれ、更に友情みたいなものまで生まれてしまうわけで、ラストは先にも書きましたが、結構良い感じで終わります。不覚にもジワッと来てしまいました。ホラー成分は低めですかね。
最後と云えば、鬼が憑依したひとみちゃんの本性みたいな部分が語れる所があるんですが、ちょっと蛇足だったかも。


二日連続で、花子さん系統の怖い話をプレイしてみました。
全くタイプの違う作品ですけれども、どちらも楽しく(そして怖く)プレイする事が出来ます。
「学校の怪談」系は私も大好きなので、本作の作者様の「学校七不思議」シリーズも、折りをみてプレイしなおしてご紹介出来ればな、と思います。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-08-21 21:19 | サウンドノベル | Comments(0)


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