2009年 10月 30日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『感情線』

b0110969_21592918.jpg

道玄斎です、こんばんは。
今日は一日二回更新。ちょっと気になるタイトルの作品を見つけてプレイしてみたら、10分未満だったので、さっくりご紹介してみようかと。番外編ですので、良かった点・気になった点を特に項目立てて挙げたりは致しません。
というわけで、今回は「イッツウ舎」さんの『感情線』です。ちなみに“リメイク版”にてプレイしています。

10分もあれば読了可能な短編です。
ただ、10分という容量を考えてみれば、かなり内容がギュッと詰まっていたんじゃないでしょうか? 読んでいくと、何となくオチが読めるような……そんな気がするんですが、そうしたプレイヤーの推測を分かった上でしっかりと裏切ってくれるので、満足度が高めかも。

「お? ちょっとやってみようかな?」と思わせてくれるような、素敵なイラストも付いていましたし、音楽も作品の雰囲気に合ったものだったと思います。

色々考えてみると、多分、長編で名作を作るよりも、短編で感動させる方が難しいんじゃないかな、と思います。それは、過不足なくストーリーやキャラクターを描写しなければならず、プレイ時のテンポなんかも計算して作ると思しいからです。
いや、別に長編が良いとか短編が良いとか、そういう事じゃなくて。

短編としてしっかりとした存在感を持たせ、一つの作品としてパッケージングする、というのは、結構高度なんじゃないか、という事ですね。
そういう意味で、本作、中々センスの良い作りだったと思います。意図的にある情報が最初から最後まで伏せられたままなのですが、それが全然違和感を感じる事が無く、又、作品の核になってる部分と直結しており、そうした処理の仕方はとても上手かったです。

ミスリードって云ってもいいのかな? 先に述べましたように、ちょっとプレイヤーの意表を突くような、仕掛けもありました。分かってしまえば何てことない、割とよくあるトリック(?)なんですが、その出し方なんかにもやはりセンスが感じられますねぇ……。ある植物をストーリーの中で効果的に使っていったり、と小技の効いている印象。

少し気になった点としては、あるシーンで出てくる効果音、あれに地の文で「擬音」を書いてるんですよね。俗に云うオノマトペってヤツです。あれは効果音だけ鳴らして、文章として示さない方が良かったんじゃないかなぁ……とチラッと思いました。
あと、個人的には10分程度の短編ですし、インストール無しでさっくりプレイ出来たら、より良かったかな? と思います。


大体こんな所でしょうか?
10分で読了可能な作品として、クオリティが高いのではないかと思います。気になった方は是非プレイしてみて下さい。

それでは、また。
[PR]

by s-kuzumi | 2009-10-30 22:00 | サウンドノベル | Comments(0)


<< フリーサウンドノベルレビュー ...      フリーサウンドノベルレビュー ... >>