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2009年 12月 10日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『It's so flogging molly』

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道玄斎です、こんばんは。
今日は久々にノベルゲームをプレイしました。ちと調子が悪かったり、落ち込んだり色々とあるわけですが、そんな時にぴったりの作品をご紹介頂きました。
ちょっぴりノスタルジックで、しかも10分くらいで読了可能な短編です。
というわけで、今回は「まつ」さん(でいいのかな?)の『It's so flogging molly』です。


なんか、こうタイトルからは想像も付かないような、ノスタルジックな空気感溢れる作品でした。
寧ろ、タイトルが『あのころ』とか、そういう感じの方がしっくりくるくらい。

ストーリーはこの尺で、という事を考えれば意外と良く練られていたというか、満足度は高かった気がします。
主人公シンタは、小学校以来の友人ヨーチャンから小学校の同窓会がある、という電話をもらうのだけれども、同窓会には出席出来ず、同窓会のあった次の日に、地元に帰ってくる事に。

主人公の小学校というのは、廃校になっていて取り壊される事が決まっている、そういう学校というか建物になっちゃっています。
役所勤めのヨーチャンの計らいで、懐かしの小学校のマスターキーを借り、校舎の中に入ってみると……。

なんて感じで話が進んでいきます。
一本道だけれども、ちょっと深みがある感じでしょ?


いや、中々引き込まれる導入部分ですし、「懐かしさ」を感じられるようなそういう空気感があって。
たまたま私が今、結構感傷的になっているだけ、なんて事はないと思いますよw

結局最後の最後まで何だか良く分からなかった謎の少女とか、居るんですけれども、そんなにその女の子の存在感が浮いていたのか、っていうとそうでもないから不思議。
その女の子の存在が、主人公シンタの持つ「昔の記憶」みたいなものを一つ一つ引き出してくれるような……そういう役割がちゃんとあるんですよね。

途中からこの追いかけっこに、同級生だったユーコも参加してきます。
シンタとユーコVS謎の女の子、みたいな形で追いかけっこをして、学校を後にする。

云ってしまえば、それでお終いの作品で、オチみたいなものは少し希薄だったのではないかと。
オチっていうと言い過ぎかも。何て云うか余韻ですよね。あれがフェードアウトしてタイトル画面に戻る、とかだったら、又全然雰囲気も変わったんじゃないかなぁ、なんて思ったりします。

ストーリーとしては、私は本作のような感じ、凄く好きなんですよね。
「○○です!」みたいな明確な結論や作者の主張みたいなものは無いけれども、どこか懐かしく、少しだけ童心に返る何てこと無い一日、みたいな、そういう素材はかなり好み。
ですので、ラストで、作品世界と現実世界がブツッと断絶されちゃっているわけですから(最後まで読むとソフトごと終了しちゃうタイプ)、もうちょっとね、ラストで、じわじわと来る演出があっても良かったかな、と。


大体、こんな所でしょうか。
ホッと一息吐きたいとき、或いは少し懐かしい手触りを感じてみたいときにプレイしてみるといいんじゃないでしょうか? 


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-12-10 22:11 | サウンドノベル | Comments(0)


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