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2009年 12月 17日

フリーサウンドノベルレビュー 『よみがえる思い出』

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今日の副題 「ラストで大化け、変わり種」

ジャンル:ロリコン恋愛ノベルゲーム(?)
プレイ時間:20分程度。
その他:選択肢なし、一本道。
システム:NScripter

制作年:2009/11/25
容量(圧縮時):876KB




道玄斎です、こんばんは。
今日は久々に番外編でもない普通のレビューになります。とはいえ、短めな作品でした。正直、番外編にしようかどうか迷ったのですが、20分あれば普通の枠でいいだろ、と。エンターテイメントとして色々楽しい作品でした。
というわけで、今回は「ガムベース」さんの『よみがえる思い出』です。
良かった点

・正直、ああいうオチが付くとは思わなかったw 或る意味でつかみ所のないストーリーが、ラストの衝撃と相俟って良いコントラストに。


気になった点

・ロリコンなどに嫌悪感のある方は要注意w

ストーリーの方はふりーむの紹介文から引用しましょう。
プレイ時間10分から30分程度の短い話です。
青年時代に出逢った少女への恋を男が追想していく物語です。

こんなストーリーになっています。
って、紹介文だけ読むと、何だかジワッとノスタルジックな感触がしそうですけれども、実はさにあらず。
まぁ、ネタバレにならない程度に順を追っていつものように書いていきましょう。

主人公は、もう立派な大人です。
妻子持ちですからw そんな彼が、夜、自分の専門学校に通っていた11年前に綴っていたブログを読み返して、初恋を思い出していく……みたいな、そういう導入部分。


何か凄いいい感じ、するでしょ? 或る意味で素っ気ないタイトル画面とかも、「いい感じ」感がヒシヒシと感じられたりもします。
私はこういうテイストが結構好きで、以前ご紹介した作品にも「妻子がいるのに初恋のあの娘とそっくりな女の子を見つけてしまって……」なんて作品がありましたよね。
やっぱり、初恋ってのは特別なもので、絶対に一生忘れられないようなものだと思います。初恋、の段階を過ぎて色々やっていくと、その中でもやっぱり特別に好きだった人、みたいのは必ず出てくると思うんですが、そういうのとは別に、特別な感触、それが初恋にはあるんですよね。

で、まぁ、こんな感じのストーリー紹介文に、導入部分ですから、私も結構シリアスな「大人の心の動き」みたいなそういう個人的に好きなテーマで話が進んでいくと思いきや、思わず笑ってしまうようなギャグが入っていたり、一方でちょっと怖いホラー的な要素もあったり、バラエティに富んだ構成だったんじゃないかな、と。
或る意味で、少しストーリーにつかみ所が無い感触はあって「どういう所にオチていくんだ……」と思っていたら、予想の斜め上を行く展開で吃驚しましたw


さて、ここまで書けばお分かりのように、本作は所謂「サンドウィッチ型」です。
そう、結構いい歳になった主人公の「今」に「11年前の初恋の物語」が挟まれているわけです。メインは過去の記憶だというのは、恐らくタイトルとのリンクから見て間違いないでしょう。

引っ込み思案だった主人公が、曲がりなりにも結婚し、子供まで出来て、ごく普通ではあるけれどもかけがえのない幸せを手にしたのは、その初恋の君のお陰だった、なんて書いてあるもんだから、その11年前の物語に、嫌が応にも期待が高まるんだけれども。。

まぁ、ぶっちゃけると当時主人公はロリコンだった、とw
初恋の相手は何と小学生。ふとした事がきっかけでその女の子と出会い、そして恋に落ちて……という。
ロリコンってのは、私の主観でもなんでもなくて、実際に「ロリコン」としてのキャラ造型が為されているわけです。
正直、どん引きする人はいるかもしれませんw
けれども、そこがギャグ的に描写されているから、何だかんだで笑ってしまって。普通に「面白い」って云ってもいいんじゃないかとw

そんなちょっとロリコンな青春ストーリーを回想し、再び、「今」に戻ってくる。そういうお話でした。
ネタバレは回避しつつ書けばこんな所でしょうか? 「しんみり」とか「モヤモヤっとした気持ち」とか、そういう甘く、時にトゲのあるストーリーではなくて、実はギャグ、そしてホラー(?)の風味があるという変わり種。
ボカして書いたラストの部分とかを含めて、エンターテイメントになってるなぁ、と。ただのロリコンものでは終わらない、という感じ。


これは、ちょっと普段の「吟醸」「大吟醸」とはまた別の括りで、お勧めしておきたい作品ですねぇ。
最後までプレイして、どんな感想を持つか、非常に興味があったりします。

あっ、ちなみに製作年などの情報がreadme.txtに記載されて居なかったので、機械的に?にしていますけれども、昨夜探してきたばかりのものですから、極々最近リリースされたものだと思いますよ。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2009-12-17 20:27 | サウンドノベル | Comments(2)
Commented by ガムベース at 2009-12-18 01:09 x
道玄斎様、初めまして。ガムベースと申します。拙作のレビューを書いてくださり、ありがとうございます。

初めてのノベルゲーム制作だったので、公開にあたって期待よりも不安のほうが大きかったのですが、このような感想をいただけることは支えになります。嬉しいです。
製作年……まったく頭にありませんでした、申し訳ないです。出来上がったのが2009年11月25日でした。

レビューありがとうございました。
Commented by s-kuzumi at 2009-12-18 23:58
>>ガムベースさん

こんばんは、初めまして。
いえいえ、こちらこそ楽しませて頂き、有り難う御座いました。

初めてのノベルゲーム制作だったんですか? すんなりと読みやすかったですし、凄く良く出来ていたと思います。

製作年は……一概に言えないのですけれども、割とreadme.txtに記載されている事が多いようで、一応、一つの目安として、分かるものは記載する、というスタンスです。これは作者様が「要らない」と思うなら別に(readmeに)入れなくても良い情報ですw というか、何かお手数をお掛けして申し訳ないです。早速製作年の方、反映させておきますね。

こちらこそ楽しい作品を有り難う御座いました。
また、是非、第二弾、第三弾と作品を作って下さいませ。


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