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2010年 01月 16日

ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会 第十八回

道玄斎です、こんばんは。
今日はちとゲームをする気力がないので、こういう時はDTMか日々之雑記でお茶を濁す、というわけで、DTMの方、かるーくやってみましょう。



■ちょっとしたアクセントに

今回作った……というか、相当前に作って放置しておいたものを再利用してみました(ですのでFL9じゃなくて、FL8の方で書き出しました)。
ゲームの音楽、ってよりは「少し長目の効果音」みたいな、どっちかって云うとそういう感じかも。

こちらからだうぞ。


静と動、シリアスとギャグ、こういう要素を上手く散りばめてプレイヤーを飽きさせないようにする、そうしたテクニックもノベルゲームの中では重要なのではないでしょうか。
ギャグ一辺倒の作品もありますけれども、肝心要の要素が例えば「恋愛」であったりした場合、地の文が全部ギャグテイストだとやっぱりバランスが悪く思えてしまいます。
そこには作品の本質みたいなものだったり、或いは、全体でどの程度の尺なのかっていう問題もありますが、取り敢えず話を先に進めましょう。

何事も程度の問題、って事なんですけれども、時に本筋から離れる形で、ギャグっぽい文章が入ったり、そのギャグでプレイヤーにホッと一息吐かせたり、ってのはやっぱり大事で(特に長い作品だと)、一種の作品の中でのアクセントっていうんでしょうか? そういう時に使えそうなBGM。

ギャグっつーか、オトボケ的な場面っていうか、そういうものを想定して作ってみました。
作り方も簡単簡単。


1、あんまし真面目じゃないような音を探してくる。

2、適当に弾いてみる。

3、完成


というw
「適当に弾いてみる」ってサラリと書いてしまいましたが、ド単純なメロディでも十分だと思います(ド単純でしょ?)。
却って、そういう場面で無数の音が綺麗に絡み合う荘厳華麗な曲、なんてのが入っていても、それはそれで何かオカシイですしw



■どーやって作ったか

あんまり真面目じゃない音、ってのも、完全に主観ですけれども、何となく雰囲気で分かりますよ、ね?
或いは、手持ちのシンセのプリセットで「こんな音、使えねぇだろ?」ってな音、結構入ってるんじゃないでしょうか? そういう音に市民権を与えてあげる、というのが今回の裏テーマ。

結構、この音色選びが大事かもしれません。
単独で使っていい感じに「オトボケ具合」を出してくれるような、そんな音を探してみるとグー。日常であまり馴染みの無いような国の楽器とかを使用してみるのも楽しいかも。
で、ド単純なメロディを作ってそいつをループさせます。その上に、ドラムのキックとか、「チーン」なんて音を追加してやったりすれば、意外な程簡単にこの手のBGMらしきものは出来てしまう……。

あんまり音が少ないと、それはそれで空虚な感じが出ちゃうので、途中からハットを入れたりしてみました。それなりにリズミカルな雰囲気を出した方がいいみたいですね。
本当は頭にもう一小節あったんですけれども、冗長なのでカット。
色々人の作った曲を見たり、「誰でも出来る音楽入門」みたいな本を読むと、やっぱり4小節ってのが一単位になっているんですよね。そういう意味で「綺麗」なモノではないのですが、元々想定している場面が、とぼけた感じのそれなので、まぁ、あんまり気にしないでいきましょうw


「よし、一曲作ってみっか!」なんて意気込んでシーケンサーを立ち上げたはいいけれども、「えーっと、音色は……」なんてあれこれ弄りながら選び出したのは、いつもの「ピアノ」と「何となく侘びしげな撥弦楽器」そして「ストリングス」。
これじゃ、「毎度お馴染みの袋小路」に入り込むのが目に見えています。って、勿論私の事ですが……w

今回は、それとは真逆の発想。
いっつも「何で、シンセのプリセットに“素直で” “使い勝手の良い”音が入ってねぇんだよ!」なんて悪態を吐いているわけですけれども、逆にその「使えない音が使えるBGMはないか?」と探してみたのが、事の始まりだったハズ。

何か、そうやって、あれこれ「使えない音」を探していくと、思わぬグーなプリセットに出会ったりもして、そういう副産物もあるわけですよ。


なんつーか、やっぱり本当はお手軽BGM制作ってんじゃなくて、しっかり基礎から学ぶのが一番いいとは思うんです(私もちゃんと勉強しなきゃ……)。けれども、延々と勉強をしている内に、「ゲームのBGM」を作る為の作業がいつのまにか「名曲を作る」っていうんじゃ、手段が目的になってしまうわけで、本末転倒。
基礎工事的な勉強は勉強で継続しつつ、その上で「お手軽に出来る何か」を作ってみたり、色々試してみたりするってのも必要よね、と自己弁護しておきますw まぁ、音を出すって行為そのものが持つ快楽というか、楽しさもありますしね。

たまには、こういうヘンテコなものも作ってみると面白いですし、意外と可愛く思えてきてしまうのが不思議。
ちょっとした息抜きに、お気楽ヘンテコ曲作りなんてのもいいんじゃないでしょうか?


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-01-16 23:40 | サウンドノベル | Comments(2)
Commented by とくむ at 2010-01-17 23:16 x
こちらでは初めまして!
Novelers' Cafeではお世話になっております。とくむです。

率直に面白いですね!
シンプルなフレーズと構成ですが、BGMとしてしっかり成り立ってると思います。
「おとぼけ」なシーンが目に浮かんできます(笑


シンセの音から曲を作っていくというのも面白い着眼点だなぁと思います。
僕は曲作りの時は、名前の分かる音色しか使いませんから……。
今度、是非挑戦してみたいなと思いました。
Commented by s-kuzumi at 2010-01-17 23:38
>>とくむさん

こんばんは。
こちらでは初めまして、ですねw

コメント有り難う御座います!
私の場合、かなりの高確率で「シンセの音」から曲モドキを作る、という結構邪道な事をしていて、その一端を出してみました。
結局楽器として使い勝手の良いピアノが多くなってしまうんですが、そうした中で個性的で引っかかりのある音が見つかると、こういう妙に場面が特化されるBGMが出来てしまったり……。汎用的なものは難しい……。

あっ、そういえば、新曲聞かせて頂きました。
やっぱりお上手だなぁ、と。素直に流れてくる音とストリングスのフレーズの絡みが凄くいいですよね。

ほんっと音楽の基礎知識が無いものですから、曲が作れる人を本当に羨ましく思います。
是非、コメントなどで色々教えて下されば幸いで御座います。


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