2010年 05月 19日

フリーサウンドノベルレビュー 『Real Life』

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今日の副題 「ジャンルは勿論、Bishoujo Adventure!」

ジャンル:美少女アドベンチャーゲーム……のパロディ(?)
プレイ時間:1ルート凡そ40分くらい。
その他:選択肢アリ、4ルート+α
システム:Ren'py

制作年:2008/3/30
容量(圧縮時)33.1MB



道玄斎です、こんばんは。
今日は、昨日の「箸休め」にてご紹介したRen'pyを使用したゲーム……探してきてプレイしたので、ご紹介致します。勿論、洋ゲーですよ?
というわけで、今回は「The Baka Trio」さんの『Real Life』です。ちなみに作者様のサイトが分からなかったので、Ren'Py Game Listの該当ページへリンクを張っておきました。
良かった点

・サクサクとテンポ良く進む。

・「お馴染み」のシーンや台詞回しが多いので、英語が駄目な人でも意外といける。


気になった点

・微妙に「ツンデレ」などを誤解しているフシがw

さて、ストーリーは、Ren'Py Games Listの方から引用しておきましょう。
I'm a 20-something senior electronics student. Due to circumstances beyond my control, I ended up living in the same dorm with some of my cute female juniors from university. Being the only guy in a house full of girls seems like a young man's dream come true. However, things don't always go so smoothly. All my bishoujo-game experience might be useless after all. The girls are cute, but totally unpredictable. This is my life...

こんな感じです……このくらいの英語なら……何とかなるんじゃないかな? と思います。
いや、単に日本語訳するのが手間だから、そのまんま載せただけだったりw
まぁ、大凡のストーリーの流れなんかも書きながら、レビューを進めていきましょう。


私もそれなりに、ノベルゲームをプレイして、それなりの数レビューを書いているのですが、完全に「英語」作品のものを扱うのは初めてかもしれません。
他のレビュワーさんでも見たことが無いので、需要がないのかな? とか、ちょっと不安ですが、思い切って書いてみましょう。

本当ならば、辞書を片手に分からない単語をしらみつぶしに引いて、意味を確認した上でレビューを書けばいいのですが、それは些かめんどくさい。
しかも、そうなるとゲームを楽しむ、という本来の目的から逸れてきてしまうので、ざっくりと読んでみた雑感という感じになりますかね。

さて、主人公はIvanと云いますw ちなみにオタクですw
どうも、学生で寮住まいをしていると思しい。久しぶりに寮に戻ってみたら、男の寮生は居なくなってしまい、女の園と化してしまっていた、と。
女の園に男一匹のワンダフル寮ライフ……果たしてどうなる事やら……。
というのが、大凡のストーリーでしょうか。

これ、作った人は相当、日本の事情に詳しいですよw
恐らく我が国の、ギャルゲだったりエロゲだったりと云ったものを、一本とは云わずプレイしているハズです。王道的な展開……と思いきや、そういう王道さを一つの笑い所にしている辺り、なかなかやってくれますねぇ……。

ヒロインは、全部で四人。
「ツンデレ」と明記されるFeria、Ivanの幼なじみのSue、血の繋がらない義妹である所のRena、そしてちょっと垢抜けない無口少女のLuciaです。
すっごい、分かりやすいヒロインの布陣でしょ?w

洋ゲーとは云え、ノベルゲームという枠組み自体は変わりませんから、普通にプレイ出来ます。
クリックして文章を読み、時々出てくる選択肢を選び、エンドを見る。
この流れはたとえ洋ゲーであろうとも、それがノベルゲームである限り、そうそう変わるもんじゃありません。

エンドも、ヒロインごとにルートが別れて+αとして、バッドエンドがある、という感じ。
告白しておくと、実は義妹のRenaのエンドが見られないんですよねぇ……。意外と選択肢は多めで、分岐ポイントが結構掴みづらい……? 複数回のプレイを前提として作られているものらしく、二回目には一回目に読んだ時には出てこなかった選択肢が出てきたり、手が込んでいるんですけれどもね。


ま、基本は女だらけの寮生活で、「最終的にデートするのは誰なんだ?」という、そういうゲームです。
エピソードごとの区切りがあって、その区切りがプレイのし易さを向上させています。
最初っから最後まで、だらーっと英文を読むと流石に結構辛いものがありますからねw そういう意味でテンポは上々です。

そういえば、全文英語ですが、「意外と読めます」。
なぜならば、私達にとってお馴染みのフレーズやシチュエーション、知識がてんこ盛りだからですw 例えば、主人公の発話で、こういうものがあります。日本語に訳したものを(私のテキトー訳ですが)載せてみましょう。

「俺はツンデレがファンタジーの中だけの存在、だと思っていた」

「彼女はそのシューティングゲームに出てくる図書館の女の子の格好をしていた」

「これって、あのシリーズの黒白魔法使いの衣装……だよな?」

とかねw
どーよ? 一気に親近感が湧くんじゃないでしょーか?w
ちなみに、義妹Renaが主人公を呼ぶ時、「onii-chan」と表記されますw 

最初の方でもチラリと書きましたが、別に一字一句正確に訳せる必要は無いんです。
何となく、読める所を繋いで、意味が通ればそれでOK。それにノベルゲームですから、イラストとか効果音を見たり聞いたりしていれば何が起こったか、はすぐに分かります。
寧ろ大事な事は、「辞書を引かない」という事かもしれませんね。分からない所で手を止めて辞書を引いて、とやっていたら厭になっちゃいますから。それをやるくらいだったら、分からない所はサラッとスルーする、くらいでも全然楽しく遊べます。
ペーパーバックなんかを読むときもそれでいけますよね。
読んでる内に分からない単語が別の文脈で出てきて、急に意味が分かるようになったり、なんて事も屡々。

案ずるより産むが易し、という言葉もありますように、意外とやってみれば、この程度の言葉の壁なら何とかなっちゃいます。


気になった点……ですが、まぁ、あれこれ云うのは野暮なんですが、一つあげるとすれば、「ツンデレ」なるものを誤解してるんじゃないか、という点w
本作に出てくるFeriaは「ツンデレ」っていうか、単なるヒステリックな造型ですしw 彼女のエンドを見れば、最後でやっぱり主人公といい感じになるわけですけれどもねw そんな事をいいつつも、やっぱり凄い日本の事情に精通しているなぁ、と。

あと、これはツールの問題かな? 既読スキップがないような……。
しょうがないので、Ctrlを押しっぱなしにしてみると、画面左上に「Skip Mode」なる表記が。多分……Ctrlでスキップするんでしょうねぇ……。

※ごめんなさい。既読スキップ出来ました。
右クリックで設定画面の中に「既読スキップ」が入っていました。ちょっぴりここらへんの仕様が國産品とは違いますねぇ。

というわけで、洋物のノベルゲーム、プレイしてみました。
割と取っつきやすそうな作品だったので、本作『Real Life』をチョイスしてきたのですが、Ren'Py Games Listを見てみれば、まだまだ面白そうな作品がごっそりあります。隠れた名作……が見つかるかもしれませんね。
今、私が気になっているのは『The Flower Shop』『The Christmas, my Rival , and I』とか、『Moonlight Walks』とか。

今後も、たまに、この手の洋物のノベルゲームもご紹介しようかな、と思っています。
兎にも角にもゲーム、ですから英語に臆せず、楽しんでみて下さい。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-05-19 20:13 | サウンドノベル | Comments(0)


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