2010年 07月 05日

フリーサウンドノベルレビュー 『僕と君の夏休み』

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今日の副題 「VIP系にハズレ無し」

※吟醸
ジャンル:一夏の恋愛アドベンチャー(?)
プレイ時間:1ルート2時間くらい、トータルで8~9時間くらい。
その他:クリッカブルマップにて、ルート分岐。全部で5ルート。
システム:吉里吉里/KAG

制作年:2010/6/25
容量(圧縮時):267MB




道玄斎です、こんばんは。
最近、少し忙しくて更新が滞っていたりしますが、元気で生きてます。
勿論、ゲームもちょこちょこプレイしているのですが、中々「これは」という作品に出会わなくて……。
そんな折り、私も凄く楽しみにしていた作品がついにリリースされたので、早速プレイしてみました。
というわけで、今回は「僕夏製作委員会」さんの『僕と君の夏休み』です。
良かった点

・オーソドックスながら、テンポ良く読み進められるストーリー。

・キメる時はキメる主人公w


気になった点

・後半に重要イベントが詰め込まれすぎ、かも。

・そっち系のネタが分からないとついていけない部分もw

ストーリーはサイトへのリンクを張っておきましょう。
こちらからどうぞ。



いやぁ、ここ最近、「これはプレイしないと!」という作品が少なくなってきているような気がしていたのですが、久々にそういう気にさせられる作品でした。
遊び応えのある作品っていうかね、単純に尺の問題じゃなくて思わず食指が伸びるような、そういう作品になっていたんじゃないかな? っと。
季節的にも、丁度いいんじゃないかな、と思いますよ。

さて、本作は極めてオーソドックスな恋愛アドベンチャー作品です。
夏休み、自分が以前住んでいた美富島に行くことになった主人公。しかしその島に住んでいた頃の記憶は無く、みんなは自分を覚えているけれども、自分は相手を覚えていない。けれども、失った時間を取り戻すが如く段々と皆と仲良くなって……。

という感じでストーリーが進んでいきます。
あっ、ちなみに本作は選択肢、ではなくてクリッカブルマップを採用しています。
攻略……という程大した事はないんですが、クリッカブルマップにてお目当ての女の子と積極的に出会うようにしていけば、その子のルートが開けます。

ヒロインも、幼なじみ系ツンデレ少女、妹系スク水少女、お姉さん系猟師娘、幽霊少女、巫女さんとバラエティに富んでいますw
ま、云ってしまえば或る意味で極めて「それっぽい」王道的なゲームなんですが、その王道感が又楽しい、というタイプですね。

大凡、VIP系と呼ばれるようなゲームって、「王道」を洗練させてマニアも納得出来るような、そういう作品が多い傾向があるような。
そりゃぁ、商業や同人、或いはフリーのノベルゲームのうるさ型が制作者に回っているわけですからねぇ……。けど、逆にああした掲示板だからこその制作の苦労もあると思います。本当にお疲れ様でした。

で、本作もオーソドックスながらも読みやすくテンポの良さがあり、楽しんでプレイ出来ました。ちゃんとヒロイン達も主人公の失われた過去と絡む形でのキャラの深みがあって、丁寧な作りだったのではないでしょうか?
抑えるべきイベントもちゃんと入ってますしね(ただし、気になった点とも関わる。後述)。

割と、ヒロイン毎にテイストが違うっていうのはあるんですが、私はあまり気になりませんでしたねぇ。
寧ろ、そこに突っ込むのはどうか? と思うんだけれども、VIP系作品の特徴の一つ、「元ネタが分からないと置いて行かれる文章」の方が気になったかな?w
VIP系と、さっきからひとくくりにしていますけれども、大凡特徴がいくつかあって、その一つが「やたらテンションが高い主人公の一人称文体」とか「元ネタが分からんとついて行けない文章」とかがあります。

本作はどちらも完備していますが、テンションの高い主人公、というのは裏返しで「テンポ良く進む」という事でもあるわけでして、一概に「良くない」とは言いづらい。
実際、本作はテンポが良くて、プレイしやすかったですし。それに普段おちゃらけてばかり居る主人公も、キメる所はしっかりキメてくれますから。
けど、元ネタの方は、分かるものとそうでないものがあってw 逆に全部分かる人って居ないんじゃないかなぁ……? なんてw


そういえば、「良かった点」では挙げていませんでしたが、凄い演出も凝っていましたよ。
後半、夏祭りのイベントがあるんですが、そこでの花火の演出とか吃驚しました。又、幼なじみ系ツンデレ少女こと紗耶のルートに行くとエンディングでアニメーションまでありましたねぇ……。

ちなみに、私が一番好きなタイプは、「あやめ姉」です。
紗耶はそれが「ツンデレ」だって分かっていても、やっぱりツンツンされれば人間ですから、ちょっと厭になりますw ももは犯罪の香りがしちゃいますし、巫女さんや幽霊少女はぶっ飛び過ぎですからねぇw
あっ、いや、勿論現実での好みは、って話ですよ?w ゲームとしてだったらツンデレはちゃんと美味しく頂けますw

で、本作はクリッカブルマップで、且つ例のカレンダー消化型です。
一日一日カレンダーをめくるが如く、日付が変わっていくお馴染みのタイプ。
ですので、本作のリミットははっきりしているんです。そう8/31です。「夏休み」ですからね。けど、割と共通イベントで日にちが過ぎてしまうので、個別のルート感がアリアリと出てくるようになるのは意外と遅く、26日とか、その辺りなんですよw
どのルートに進んでも、夏祭りやキャンプといったイベントがあって、それはとても楽しいんだけれども、もう少しルート毎にじっくりと、ストーリーが進展するような部分があっても良かったのかな? と愚案致します。


久々に、コンプリートまで相当時間が掛かる作品をプレイしましたね。
あれこれ云ってしまいましたが、素直に楽しい作品でしたので、今回は吟醸で。VIP系はハズれが本当に少ない……。



さてさて、最後にちょっと告知を。
何だかダラダラしている間にこのブログも目出度く三周年を迎えそうですね。
三周年だから、って訳じゃないんですけれども、又近々ラジオをやります。正式には0.5回目の放送ですね。折角三周年という事ですので、過去にプレイした作品なんかを総ざらえして、おさらいしてみたいな、なんて。
もし、宜しければラジオの方もお付き合い下さいませ。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-05 21:02 | サウンドノベル


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