2010年 07月 17日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『One Afternoon』

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道玄斎です、こんばんは。
前回、日本人向け初(?)のRen'Py作品をプレイ致しまして、今こそまさにRen'Pyウェーブに乗るべきだ、と思ったので、またしても洋ゲーを探してきました。
というわけで、今回は「Forgotten Vision」さんの『One Afternoon』です。


イラストも可愛らしいものが付いており、且つ割とさっくり読めそうだったのでチョイスしてきました。
タイトルから考えても、明らかにさっくり風味が出てますよね。

で、そんなとある午後の出来事に焦点を当てた作品でした。
割と最初は明るいテイストかと思っていたのですが、意外や意外、ドロドロで暗い作品でしたw

登場人物を確認しておきましょう。
主人公はLuna、そしてその友人のTessaとJessie。この三人しか出てきません。Jessieは割と気の強い感じの女の子で、Tessaは気の弱い優柔不断系のキャラ。
Jessieって恐らく「ジェシー」ですよね? で、私、最初『フルハウス』の「じぇしーおいたん」の前例からジェシーって男かと思っていたら、普通に可愛い女の子でしたw 

三人はとても仲の良い友人同士。
毎週、ではないものの土曜日には連れだって買い物に行ったりする。
しかし、その日……三人の友情が決定的に壊れてしまいます……。

そんな一日を描いた、女同士のドロドロノベルゲームだった、というわけですw
選択肢があり、エンドは4つに分岐しますが、どれも後味の悪いものでしたw すっきり爽やかな「グッドエンド!」は存在していないんですねぇ。
とはいえ、女同士の友情とか、女の子ならではの諍いとか、そういうのがフィーチャーされる作品ってあんまりないですよね? そういう意味では興味深く読めちゃうのも事実。そして、女同士の友情が壊れる時は、大抵男絡みだという事も亦事実w
最後の一文が「I was dead」なんてものもあったりして、こういう表現って「語り手」が「幽霊」じゃないと成り立たない気がw

そういえば、キャラクターの名前は全員洋風ですし、英語を使っているのにも関わらず、背景写真は全て「日本」みたいですw
明らかにユニクロと思われるお店があったり、或いは「名代箱根そば」なんてノボリが街中を彩りますw
このミスマッチ感は、思わず笑ってしまうような感じで、個人的にちょっと面白かったです。


本作で、「どのルートもバッドエンド気味」という事以外で、気になった点があるとすれば、Tessaのキャラの薄さでしょうか?
発話自体が少ないですし、喋る時にもおどおど口調で見ていてイラッとしますw
もうちょっと彼女が物語に積極的に関わるような部分があれば……もしかしたらグッドエンドの可能性もあったんじゃないかなぁ? と思ってます。
半分くらい、JessieとLunaの口げんかの場面ですからねぇw

例えば、Tessaが酷い目に遭うエンドがあるんですが、あれはグッドエンドへの可能性がチラッと出てましたよね。TessaはTessaで目立たないながらも、三人のかすがいというか、そういう部分があれば……綺麗な女の子の友情ストーリーが……見られたかもしれません。


大体こんな所ですね。
ちなみに1ルートに掛かる時間は凡そ15分程度。英語の苦手な私がそのくらいですから、実際はもうちょっと早く読み終える事が可能かと。分岐こそありますが、コンプリートには30分も掛からないと思います。

たまには、こういう女のドロドロ愛憎劇みたいなのもいいよ、ね?


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-17 21:20 | サウンドノベル | Comments(0)


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