2010年 11月 29日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『cubic3』

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道玄斎です、こんばんは。
今日は、番外編にしようか、それとも通常のレビューにしようか迷ったのですが、番外編で。
ちょっと一種独特な不思議さのある作品でしたよ。
というわけで、「グロビュール」さんの『cubic3』です。


本作、リリース直後にプレイした記憶があるのですが、すっかり内容を忘れていてw
「何となく、暗くてグロい感じがあった」とか「真っ暗闇のシーンが多かった」とか、そんな記憶があったのですが、改めてプレイしてみました。

いや、これは面白い作品でしたよ。
作品の内容そのものも面白いですし、作りの部分でも凄く力が入っていて、選択肢によって「プレイヤーがストーリーを紡ぐ」という感触がダイレクトに味わえるような、そんな印象でした。
そもそも、選択肢っていうのは、そういうものの為にあるわけですが、本作の場合、選択肢で何を選ぶか? によって、「僕・そいつ・君」という、作中での人称の設定が変化します。プレイを進めていくと「なるほどなぁ」と感心する部分、多いですよ。

ちなみに、エンディングリストも、積極的に利用されており、単純な「コンプリートしたかどうか分かる表」を越えたものになっていました。

これは、本作の進め方の問題とも関わるんですが、最初の方は、本当に3分くらいで終わるショートストーリーなんですよね。2つくらい選択肢を選ぶとタイトル画面に戻るような。
で、そういう短いストーリーを積み重ねていくと、何かストーリーの輪郭が見えてくるわけです。更に、そうやってプレイをしていくと、選択肢が追加された旨、表示されて……というプレイスタイルになります。

で、エンディングリストを見ると、バラバラでは分かりにくいストーリーが、ポップでお洒落なデザインで上手く纏められてます。というか、私の場合、エンディングリストを見ながらじゃないとストーリーが把握出来ませんでしたw


そういえば、デザインも凄く凝っていて、内容の恐さやグロさをかなーり緩和してくれています。
ミスマッチかと思いきや、なんかポップな感じが凄い似合うんですよね。

ちょっぴりグロい部分……はあるんですけれども、多分……クトゥルフ系です。
クトゥルフ神話は、所謂「人造神話」ですね。ハワード・フィリップス・ラヴクラフトという人が、その核となる宇宙的なホラー作品を創り出して、その相棒(?)が、それを体系化したものです。
私もクトゥルフ神話の入門書の類は何冊か読んだりしたんですが、結構恐いですよw

そういうホラーのエッセンスがあり、ミステリーの部分ありと色々多角的に楽しめる作品になっています。
本当に、良くできた作品で、ちょっとグロいのとかに抵抗がなければ、是非プレイしてもらいたいですね。


というわけで、今日はこのへんで。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-11-29 23:49 | Comments(0)


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