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2010年 12月 14日

ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会 第二十二回

道玄斎です、こんばんは。
今日も今日とて、素材絡みのお話……。折角、Novelers' Materialがオープンしたので、ちょこちょこっとそれらしい記事を上げていきます。



■オルゴール再び

私はどうも、オルゴールの音が大好きで、FL STUDIOを立ち上げてはオルゴールの音源をセットして遊んでいるような気がします。

以前にも、何度もオルゴールに関する話題、出してきたような気がするんですが、また一つ「テク」というか、自分なりに「こうするといい感じかも……?」というのが掴めてきたので、また情報を公開してみよう、とそういう企画です。

で、これも何度もお話していますが、オルゴールはノベルゲームには定番の音色でして、過去の回想シーンとか、或いは感動的な場面なんかで良く使用されていますよね。
ですから、「ノベルゲームの為のDTM」を標榜している私には避けて通れない道というか、頑張って極めていかないといけない道だったりして。

グーなオルゴールサウンドを出す為の、一番手っ取り早い方法は、サンプリングCDなんかでグーな音色を「購入」しちゃう、というやり方。お金はちょっぴり掛かりますが、ピンポイントでオルゴールの音、という事であれば、2000円も出せば購入出来ちゃうんじゃないかと。
ご自身が過去に作られた曲のオルゴールヴァージョンなんかを作れば、元が取れそうな気、しません?w


私も、結局、色々考えた結果サンプリングCDを購入したクチなんですが、なんとなーく理想の音と違うような部分が無きにしもあらず……といった感じで、ずっと試行錯誤していました。
何といいますか、オルゴール特有の素朴な感じだったり、暖かみのある雰囲気だったり……がサンプリングCDを買ってきてもどうも、上手く再現出来なかったんですよね。
で、あれこれ考えた結果、


・思い切って、低域と高域を切ってみる


という方法に思い当たりました。
そう、これも以前ご紹介したことがある、「ラジオ風音声」「電話越しの音声」のやり方と一緒です。あれも、音質自体は悪くなりますけれども、独特な味わいが出るわけで、それをオルゴールに応用してみる、という感じです。

それを各オルゴールのパートにEQを挟んで、プリセットで「Radio」とかがあれば、それを選択。
そのまんまだと、ちょっと音がザラついているように思いますので、あれこれ弄ってみてもう少し、音がクリアに響くポイントを見つけてみると、意外と素朴で暖かみのあるオルゴールの音……再現されてません?

バンド数が固定されているグライコとかで、やってみると、結構作業もし易いと思います。
ちなみに、音をカットする時はチマチマ1db単位でやらないで、思い切って「下げたい音域は、マックスまで下げる!」という男らしい感じで作業すると、音の変化が分かりやすいです。

オルゴール特有の素朴感を損なうのは、思へらく「高域」のキンキンした部分ですね……。各パートにEQを挟んで高域はカットしていく感じでやると、いいと思います。また、低音の「グワングワン」した部分も思い切ってカットしちゃうとグー。
又、EQの中には「ウォーム機能」が付いているものがありますよね。それを通すと音が「ウォーム」な感じになる、というヤツ。そういうのが付いていれば是非、オンにして暖かみを追加してみましょう。


これだけでも、相当いい感じの音に近づけると思うのですが、もう一頑張りしてみましょう。
今度はリバーブですね。


・多段リバーブにしてみる


これも、センドトラックにリバーブのプラグインを挟んで、40%とかリバーブの量を指定して普通に掛けたんじゃ、イマイチ、オルゴールらしさが再現出来ません。

そこで、お勧めしたいのは「多段リバーブ」です。
リバーブを2個重ねて、ゴージャスな響きにしてやる、というイメージでしょうか? 最初に通すリバーブは、割と小さいサイズのリバーブ空間にして、二段目はそれをグッと広げてやるといい感じ。

プリセットで「small room」とかあれば、一段目はそれで。
で、二段目は思い切って「large room」とかにして、「小さな部屋で鳴っているオルゴールの音を、大きな空間で再生させる」という作業ですね。

この時、同じリバーブのプラグインを使うのではなくて、一段目と二段目でプラグインの種類を変えてみると、何だか音楽的になるような……。私の思い込み……かなぁ? 


ここまでやってやると、私の環境では、自分としても納得の行く音になる……ような気がします。勿論、これが絶対解って事じゃなくて、あくまで「現時点でのベスト」なんですが、参考になれば幸いです。

あっ、そうそう。最終的にマスターにまたもやEQを挟んで、やっぱりキンキン聞こえる部分をちょっとカットして仕上げをしてやるといいみたいですね。
この時は、ピンポイントで音をカット出来るパラメトリックイコライザーを使うと作業が楽、かな。



大体こんな感じ。
「このオルゴール音源を使えば、そんな事をしなくても最初っから最高の音が出るぜ!」とか「そんなやり方じゃあかん!」とか、そういうご意見ご感想、アドバイス等が御座いましたら、是非、お気軽にコメントなど下さいませ。

この記事が、皆様のノベルゲームBGM制作ライフに、少しでもお役に立てれば幸いで御座います。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-12-14 23:45 | サウンドノベル


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