2011年 08月 28日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『Lilie -Love⇔Hate- 』

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道玄斎です、こんばんは。
何か一つのジャンルをプレイすると、連鎖的に似たようなジャンルを探してきてしまう、私のクセが発揮されて、今日も百合……要素の強い作品のご紹介。
というわけで、今回は「零式。」さんの『Lilie -Love⇔Hate- 』です。1ルート20分そこそこですから、今回は番外編で。


割と、『マリみて』系の設定(後書きを読むと、シナリオ完成後に『マリみて』読まれたそうです)で、幼なじみだった年上の女の子が、そこでは全校生徒垂涎の「お姉様」になっていた、というありがちと云えばありがちな設定ですが、百合ってそういうものですから!

主人公は、お姉様こと雅様と、幼なじみだったのですが、親の仕事の都合で長らく離れていたわけです。そしてやっと又元居た街に戻ってきて、一緒の学校に通う事になるのだったが……というのがイントロです。

主要人物は、主人公と雅様、そしてクラスメイトの綴と儚、更に以前住んで居た時からの後輩揺、の五人。
日付表示型、のシナリオなんですが、気がつけば一月経っていたりして、その間の「時間」をちゃんと埋めてくれているんですよね。
少しづつ仲良くなっていく様子を描写しなくても、時間経過によってそれを悟らせる、中々良い手法です。

エンド数は全部で六つ。
グッドエンド……は多分……一つだと思うw あとは基本バッドエンド風味……w
選択肢は多めですが、そこまで難しい事はないと思います。基本、お目当ての相手と交流を持つようにしていけば、自ずとルートに入っていけるはず。

だけれども、ここで一つ要注意。
私が今回プレイしてみたら、どうにも、上手くいかなかったんですよ、エンド回収が。
最初に「まぁ、基本だしな」と思って雅様ルートに入って、エンドを回収しました。その後、綴&儚のルートに入ろうとしても、雅様ルートに入ってしまう。好感度は問題ありませんし、このルートでないと見ることの出来ないCGまで見れています。にも関わらず、雅様ルートの選択肢になってしまうんですね。

こういう時は、一度、ソフトを再起動してやりましょう。
フラグがリセットされずに、どうも残ってしまう場合があるみたいなんです。今回、私の環境でだけ、かもしれませんが、こうした事象が起こりました。
勿論、再起動してやれば、ちゃんとお目当てのルート入れましたよ?

先に、六つのエンドがある、と書きましたが、雅様ルートで二つ、綴&儚ルートで二つ、揺ルートで二つ、という布陣ですから、どれか一つのエンドを見て、再起動するとしても、二回再起動するだけで済みますw 最後の最後で各ルートで枝分かれするだけですからね。
これが10個とか20個とかのエンドになると相当厳しいです……。


そうそう、女の子の布陣は、主人公は平均を地でいくような女の子……として描写されているんですが、どう考えても可愛いよね? というこれまたお約束のキャラ設定。『マリみて』の祐巳ちゃん然り。愛されキャラです。
そして、雅様は、昔は泣き虫だったらしいのですが、今では学校の生徒全員の「お姉様」みたいに君臨しています。生徒会長までやっているという。
で、クラスメイトの綴と雅は、ピンクの髪のツインテールなロリッ娘と、おっとり系の優しげな女の子。揺は、元気いっぱい腹ぺこ属性の年下の子、という、分かりやすい設定になってました。

分かりやすいっていうのは、共通認識ですから、決してマイナスにはならないんですよね。
あまりにも手垢にまみれてしまうとアレですけれども、まだまだこういう設定は、分かりやすくて好きですw
それに百合モノですからね。これが、無愛想高校生男子が主人公だったりすると、また話は変わってくるんですが……。


で、本作を特徴付けているのは、ズバリ「ヤンデレ要素」が入っている点です!
雅様恐ぇえよw 結構ヤバい感じのヤンデレが入ってて、猟奇的……って云ってもいいレベルだったりしますので、本作は15禁みたいです。

ヤンデレがあそこまでブームになった背景には、やっぱり多かれ少なかれ、みんなが感じていた事、を増幅して楽しめるようにしちゃった、という所にあるような気がします。

誰しも、自分の好きな相手を自分だけで独占したい、と思った事は一度くらいはあるでしょう。
又、同じくらい、自分の好きな相手から、或る程度焼き餅を焼かれたり、束縛されたい、みたいな気持ちを持った事もあるんじゃないかと思います。

そういう、「誰しも思う感情」を思いっきり増幅させて、それを「病み」のレベルまで昇華させてしまった所にヤンデレの面白さや凄さがあるんじゃないかなぁ。
でもって、病んでる、なんてマイナスの価値観をプラスに転じさせちゃうという離れ業までやってますから、素直に驚くしかありません。
ちょっと脱線しちゃいましたね。


大体、1ルート20分ちょいくらいです。
エンドの仕組みが分かれば、スキップで楽々コンプリート可能。
百合とヤンデレの絶妙な融合具合、是非お楽しみ下さい。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-08-28 20:59 | サウンドノベル


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