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2011年 11月 05日

フリーサウンドノベルレビュー 『浅葱妖怪相談所。』

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今日の副題 「和風・探索・陰陽師!」

ジャンル:和風探索系ノベル(?)
プレイ時間:40分~
その他:本編は探索型。オマケシナリオでは選択肢による分岐アリ。
システム:吉里吉里/KAG

制作年:2011/5/7
容量(圧縮時):77.9MB



道玄斎です、こんばんは。
前回、そして前々回の箸休めにお付き合い下さった方々、本当に有り難うございました。様々なご意見伺う事が出来て、私にとっても非常に有意義な記事になったんじゃないかな? と思っています。
で、今日は久々に、ノベルゲームのレビュー。私の大好きな和風モノですね。
というわけで、今回は「あまてる。」さんの『浅葱妖怪相談所。』です。
良かった点

・綺麗なグラフィックが、和風でありながらポップな感じを上手に演出していた。

・易しすぎず、難しすぎない適度なバランスの探索パート。


気になった点

・どうやら、本作は「序章」的な位置づけと思しい。オマケシナリオが存在するとは云え、もう一個くらい何か本編にエピソードがあると良かったかもしれない。

ストーリーは、作者さんのサイトから引用しておきましょう。
「最近毎夜毎夜、怪しい物音がするんです。」


新米陰陽師、葵の元へ来る相談者は何故か妖怪達ばかり!

依頼者ふうの家では、ここの所怪しい物音が頻発するという…

原因はネズミ?G?

いつも通りのなーんでもない依頼かと思われたが…――


妖怪が穏健化し陰陽師の存在が、昔よりちょっと薄くなった時代の

ほんのりほのぼのなお話です。

という感じ。行間は若干詰めて表示させて頂いております。


さて、何だか久々のノベルゲームレビューですね。
実は、忙しくなる前に、プレイしていた結構長目の作品があったのですが、実は選択肢が難しすぎて、挫折してしまいました。
やはり、レビューをする以上は、その作品をコンプリートした上でやらないと、ね。或いは、せめてメインのトゥルーエンドは見て、周辺のエンドも可能な限り見ておく、とか。

で、今回は私も大好きな和風モノ。
起動すると、非常にクオリティの高いイラストが表示され、やはりレベルの高い和風系音楽が流れてきます。ツカミは上々ですよね。長い事ノベルゲームをプレイしていると、妙に素っ気ないタイトル画面だけれども、中身は秀逸、なんて作品を見つける事も屡々あるのですが、タイトル画面がイカしていると、思わずプレイが楽しみになったりします。

大凡のストーリーを補足しておきましょう。
葵は、人間から、ではなく、妖怪から事件解決を依頼される事が多い、まだまだ一人前とは云いがたい駆け出し陰陽師です。
そんな彼女の元に又しても、ふう、と名乗る妖怪から、家で起きている怪しい物音がする、という現象の解明を依頼されるのだが……という感じです。

葵、そして彼女の保護者兼式神である所のキーさまと一緒に、ふうの家を捜索していく事になります。
ですので、実はこの「捜索パート」が本編のメイン部分なんですよね。

画面上にカーソルを合わせる事で、クリック出来る場所が分かります。そして当然、そこはクリッカブルになっており、部屋に入ったり、引き出しを開けたり、置物を調べたり……と色々な事が出来るように。
そうやって、ふうの家を探索しながら、怪音の原因を探っていく、という形です。

良いな、と思った所は、この探索に於けるテンポや、難易度がいい具合だという点。
比較的分かりやすい謎や仕掛けから入って、徐々に難しくなっていきます。のっけから檄ムズだとやる気無くしちゃいますからねw
なので、序盤から中盤くらいに掛けては、割とサクサクっと気持ちよく探索を進める事が出来ます。

所々、難しい所があるのですが、実は作者さんのページの中にヒントが載っていたりするので、「どうしてもこれ以上は分からん!」って方は参照してみて下さい。
今、ヒントページを見てみたのですが、途中に出てくる「時計」で躓く方が多いみたいですね。
かく云う私も、あれはちょっと躓きました。作者さんのページにヒントは載っている、と書きましたが、私も個人的に詰まった場所なので、自分なりにヒントを書いておきたいと思います。
「んなもん、見たくねーよ!」って方は、数行スルーして下さい。

この「時計」は、クリッカブルのそれではなく、「実際に文字列を入力させる」タイプです。
そこで、複数の数字を利用しなければならないのですが、例えば……「12 8 9」とか数字と数字の間にスペースを入れちゃうとダメみたいです。
又、“アレ”は行って戻ってきているので……。


こんな所かな。
本編は、2種類エンドがあり、一つは所謂バッドエンドに相当するようなもの。もう一つはグッドエンドですね。
どこでそれが別れるのか、というと、或る手順を踏む事で入手出来るアイテムがあるんですね。それの有無によってエンドが分岐する、と考えるといいと思います。
時には、衝動的に進めようとしないで、一旦立ち止まってじっくりと考えてみる、という事も必要になってきます。


気になった点、ですが、本作は「浅葱妖怪相談所」を設立するきっかけとなった事件を描く、というもので、「浅葱妖怪相談所」という大きな枠組みがあるとすれば、その序章に当たる、と考えて差し支えないと思います。
ですので、少し、物足りない感があるんですよね。

これから「浅葱妖怪相談所」というストーリーが始まる……と思いきや、そこでストーリーが終了してしまうので、今回の本編に当たるパートの前後に、短い挿話的なもので良いから、「妖怪相談」に関する何か一つエピソードが入っていたら、もうちょっと印象が違っていたかもしれません。
その意味で、オマケシナリオが入っていたのは良かったですね。ああいう形で、ああいうシナリオが入ると、作品に奥行きが出てきますから。

実は続編の方も制作中、という事なので、続編が出たら、併せてプレイするともっと楽しめるんじゃないかと思います。


大体こんな所でしょうか?
探索も楽しいですし、和風なテイストも確保しつつ、可愛く綺麗なイラストなので、そうした探索型のゲームが好きな人にお勧めです。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-11-05 17:25 | サウンドノベル | Comments(2)
Commented by a at 2012-06-22 21:30 x
古い記事にレス失礼します

サムネに惹かれて作者サイトさんまで行ってびっくり、「パンプキンタウン」と絵・文ともに同じ方のものだそうで。
パンプキンタウンの方は既に公開が終了され、手に入らないのが非常に残念なのですが、こちらはそうならないうちにと慌ててDLしプレイした次第です。
続編が楽しみですね
Commented by s-kuzumi at 2012-06-26 22:25
>>aさん

こんばんは、はじめまして。

あらら『パンプキンタウン』の方の作品だったのですか……。知らずにプレイしておりましたw

『パンプキン~』の方は、いつの間にかに公開停止になってましたねー。
そういう事がないように、私は取り敢えずプレイした作品は、殆ど保存していますw

気に入った作品は保存して、時折プレイし直したりすると、また新しい面白さが発見出来たりしていいですよ。


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