2012年 03月 25日

フリーサウンドノベル関係の雑記 箸休めvol.51

道玄斎です、こんにちは。
なんか、毎度云ってますけれども、最近、新作のノベルゲームで目を引くようなものがなくて。
日常生活の忙しさと相俟って、中々ゲームの紹介が出来ずにいたりします。

さて、今回は、久しぶりの箸休め。
大凡、箸休めを書くとコメントが大量に付くのですが、果たして今回はどうなることやら。



■洋ゲーの世界

日本国内でめぼしい作品がないとすれば、手を出すのは、そう洋ゲーです。
ノベルゲームのレビューサイトは数多くあれど(あるんだっけ?)、洋ゲーに手を出しているところは少ないハズ。「人のやらない事をする」というのが、このブログの一つのコンセプトですから当然、洋ゲーにも手を出すわけです。

過去にも何作か洋ゲーを取り上げたのですが、全くと云っていい程反応がありませんw
まぁ、仕方ないのかもしれませんねぇ……。率直に云って、海外のそれはまだまだ熟していない、という印象があります。
そうした洋ゲーの世界の中で、『かたわ少女』という作品が話題の俎上に上るのは、或る意味で必至だったのかもしれませんね。少なくとも、ビジュアルは素晴らしいですし、尺も相当長目(だと思われる)で、中身を見れば、恐らくオーソドックスな学園恋愛アドベンチャーなのですから。

まぁ、ただ、私はあまり『かたわ少女』に関しては、積極的にプレイしたい、とは思っていません。体験版は勢いでプレイして、このブログでも紹介したのですが、落ち着いて考えてみると、「果たして、こういうゲームってどうなんだろうね……」と思ったりするわけです。
一方で、佐藤リリーさんに関しては結構気になっていたりするという千々に乱れる心もありつつ。


それは兎も角、ここ暫く、Ren'Ai Archiveという場所から、パッと見面白そうな作品を探してきてはDL。そしてプレイ、を繰り返しているのですが、どうにもこうにも良い作品に巡り会えません。

改めて云うまでもないのかもしれませんが、基本、向こうのゲームはRen'Py製です。
普段私達がプレイする、NScripterや吉里吉里/KAG製のゲームと同じようにプレイ出来る……んですが、少しだけクセがあるのも亦事実。
そもそも、マルチプラットフォームを謳っていますから、Windows用、Macintosh用、UNIX用のバイナリが用意されていて、自分のマシンに合ったものをDLする、という、ダウンロードの段階からして差異があったりします。

國産ゲームの多くは、Windowsで動かすことを前提としていますから、「俺はWindowsユーザーだから、これをDLすればいいんだな……」なんて事はありませんよね。
しかも、自分のマシンに合ったものをDLしても、必ずしも動くわけではない、というw
そうですね……。大体私の体感では、三作品に一作品くらい、動きませんw


ここまでは、プラットフォーム的なガワの話。
次は中身に入っていきましょうか。

先ず、プレイして気づくのは、イラストが独特なものが多い、という事。妙にバタ臭いというか、私達が普段目にするゲームのそれとは大分ベクトルが違うイラストが付いてたりします。
あと、酷いのになると、日本のゲームのキャラの立ち絵を(どうやったのか知りませんが)そのまま使用しているものもあったりします。

あとは音楽なんかもそうですね。
タイトル画面に流れるボーカル曲。黙って聞いてりゃ、あんた、日本語で歌われてる曲じゃないですか! 寡聞にして私は全然知らない曲だったのですが、日本の、恐らくゲームの曲をそのまま自作品のタイトルに使っちゃうわけです。
そのゲームは、タイトルから進んで本篇に入っても、「楽曲の無断使用」がハバを効かせますw
「……ん? このリズム……聞き覚えがある……」なんて思っていたら、マッシブ・アタックの曲でした。

意外や意外、立ち絵素材は、私達にも馴染みのあるものが使われていたり、もします。
『私の黒猫』なんかでお馴染みの、あの立ち絵が使われているのを発見しました。が、彼女の名前はイザベラだったんだ!


ストーリー的にも、どうにも物足りなさを覚えてしまいます。
ただ、良い点を挙げるならば、「妙なダラダラ感が少ない」と云う事が出来るのかもしれません。その代償として大体が薄味なんですけれどもね。
本来ならば、一時間くらい掛けて読ませるべき作品が、15分程度にギュッと圧縮されていたりするので、圧倒的に物足りなさを覚えたりするわけです。

心理描写なんかも、割と少なめ……なのかな?
下手をするとト書きが( )で付いていたりもしますしw
それを考えると、以前紹介したハーレクイン的洋ゲーは、かなりノベルゲームらしかった、と云えそうですw


ヒロインがセーラームーンだったり、『AIR』の神奈備命だったりするんですけれども、そういう意味でいえば、日本のゲームの直接的な剽窃、パロディ作品がかなり多いのは事実です。
しかし、だからと云って、「洋ゲーはダメだ……」と切り捨ててしまうのは、あまりにも早計というもの。

洋ゲーをプレイしていて、ふと感じるのは、洋ゲー圏ともいうべきコミュニティに存在する「伸びしろ」です。
まだ全然未熟なんですが、「なんかゲーム作りてぇ!」という強烈な衝動を感じるんですよね。割と誇らしげに「四時間で作ったぜ!」なんて添え書きがしてあったりして、ゲーム制作への衝動というか、やる気みたいなものは伝わってきます。

けれども、そこに「練り込む」為の時間がやっぱり、欲しいなと思いますね。
四時間で作品を作るのは確かに凄い。けれども、一週間くらい掛けて、シナリオをボリュームアップさせたり、文章をブラッシュアップしたり、足りない描写を補ってやったり……と手間をもう少し掛ければ、良い作品が出来上がってくるんじゃないかな? なんて思うわけです。


ここは一つ、英語に堪能なノベルゲーム制作者さんが、Ren'Pyでゲームを作って、向こうで公開して啓蒙してみる、なんていうのもアリかな、と思います。
「俺に任せとけ!」って人が出てこないかなぁ……。


あれこれグダグダ書きましたけれども、何よりも、一本プレイしてみるのが洋ゲーの雰囲気を掴むための一番の方法だと思います。
そして……「おや? これはいいぞ……」という作品があったならば、こっそり教えてくれたら嬉しいです。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2012-03-25 15:09 | サウンドノベル | Comments(0)


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