2012年 09月 30日

なんてことない日々之雑記vol.368

道玄斎です、こんにちは。
例年、10月、11月は忙しくて、中々ゲームをプレイしたりする事が出来ません。ただでさへ更新が滞っているのに、更に……という事になると、ちょっと困ったな、という感じです。
まぁ、困った時には、日々之雑記でお茶を濁す、というのが定番ですから、今日もそのように。



■ゲームのシナリオ

「シナリオを書く」とか「シナリオを練っていく」とか、或いは「あの作品はシナリオが良い」とか、私達は、つい無造作に「シナリオ」という言葉を使ってしまいますが、薄々「シナリオ」という言葉が、二つの意味がある事に気がついているのではないでしょうか?

一つは、「作品の中身そのもの」です。
一番分かりやすいタイプの「シナリオ」かもしれませんね。
トラウマを抱えた高校生の男の子が、ちょっと不思議な魅力を持つ転校生の女生徒と出会う事によって、変わっていく……みたいな、そのものズバリの作品の中身。「ストーリー」と云ってもいいですよね。

もう一つは、「実際の執筆(含スクリプト)」です。
ストーリーをどの様に記述し、表現していくか、どの様な効果を狙っていくか……。ストーリーを、実際に記述していく過程です。ゲーム制作者さんが「シナリオを書く」と云った場合には、こっちの意味合いの方が強い気がしますね。


後者の方は、割と参考になる書籍が多い気がします。
私も実は最近、『シナリオの基礎技術』なる本を読んでみたのですが、内容としては後者寄りでしたね。この本はドラマや映画のシナリオ、を想定している本ですけれどもね。
各エンジンの解説書も、広い意味では後者の「シナリオ」の技術を書いている本かな、という気がします。どの様なスクリプトを使えば、望んだ演出が出来るか、が書いてあるわけですからね。

でも。
前者、つまりストーリーの作り方、ネタの出し方について言及している本って少ないですよね?
私もそれっぽいタイトルの本を読んではいるんですが、「俺はこの作品をこうやって作った!」ってな感じで、普遍的な技術が書いてあるわけじゃないんですよ。

勿論、ストーリーの作り方なんて、個々人によって違うんでしょうし、感覚的な部分、センスの面もありますから、一概に「○○せよ」というのは難しいのでしょう。
けれども、その中に、何か普遍的なネタを出すための技術、ストーリーを作る為の技術は絶対にあると思うんですよ。
私が見聞きしたストーリーの作り方の中では、「延々とパチンコをやりながら考える」というのがありますけれども、これは余りに特殊かな? という気がしますw それに、その「考え方」こそが技術なのではないかと。


今、そうした技術に物凄い関心があって、参考書を探したりしています。
もし、これを見て下さっている中で、「この本いいぜ!」ってのがあったら、是非教えて下さい。或いは、「俺はこういう方法でストーリーを作る!」ってのも大歓迎です。

そうやって集めた情報を、整理して提示出来たら……それは物凄く意味のある事なのではないかと思います。肝心のネタだしの技術は、秘伝というかあまり表に出てこないと思うので。



大体こんな所かな。
あっ、そうだ。あと、一つだけ予告。NMの普及企画の一つ『エイトストーリーズ』というのがありまして、ボチボチ作品が公開されそうです。
私は、殆どノータッチな企画なんですが、この『エイトストーリーズ』という作品をきっかけにNMの方を利用して頂ければとても嬉しいので、一本、紹介記事を書こうと思ってます。

いや、リリース前に宣伝しておく、というのが或る意味正しい宣伝の仕方なんでしょうけれども、本当にノータッチだから、全然中身に関して把握してないんですよw
中身を知らないままに、紹介記事を書くっていうのも、何だか無責任なので、そこはリリースされて、自分で一渡り目を通してから、という事になるかな。

ともあれ、楽しい企画なのは間違いなくて、この界隈ではお馴染みのライターさんが参加してくれていたりします。一応、私は、NMのマスコットキャラ、神風史の生みの親でもあるので(正確に云えば半分。もう半分は某Nさん)、自分の娘を見守るような、そんな気持ちで作品のリリースを待っています。
神風史のTwitterのアカウントもあるので、気になる方は是非フォローしてあげてください(アカウントはfumi_nm)。



ということで、今日はこのへんで。
それでは、また。
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by s-kuzumi | 2012-09-30 15:40 | 日々之雑記 | Comments(7)
Commented by あいはらまひろ at 2012-10-01 23:17 x

こんばんはー。あいはらまひろです^^

>普遍的なネタを出すための技術、ストーリーを作る為の技術

ネタについては、とにかく思いついた単語やフレーズをメモ。
そこから連想する単語やフレーズを書き足したり、連結したり切り離したり。
「脇役のがんばり」とか「敵対してた相手と協力」とか、よくあるパターンを足してみたり。

少しずつ増やしていくと、ふとストーリーの一部ができたり、やっぱりダメだったりで、試行錯誤してるうちにある日ポンと思い浮かぶ。

つづく……
Commented by あいはらまひろ at 2012-10-01 23:18 x

ストーリーについては、たいぶ前に参考になった映画のシナリオ技法か何かのサイトがあったんですが、閉鎖。記憶を頼りに(独自解釈もありつつ)書くとこんな感じ。

・主人公には「欲望(求めているもの)」がある。彼女が欲しいとか、わりと表面的なわかりやすいもの。
・物語は、事件や出来事、テーマを通じて、その欲望の奥にある「本当に求めているもの」を明らかにする。
それを元に僕がイメージしてるのはこんな感じ。

0)導入:
→主人公をとりまく世界・人間関係の整理、説明。
1)前半:
→主人公には「欠乏・欲望(=彼女が欲しい)」があり、それを求めている。
→後半への伏線。
2)中間:
→結末やテーマに関わる出来事が発生。
→主人公の「本当に望むこと(=自分を深く知ってほしい)」が明らかになっていく。
3)後半:
→出来事は複雑化。
→主人公は「本当に望むこと」や「それを得る為に必要なこと(=相手を許容する)」を知る。
4)結末:
→出来事は収束に向かう。
→それを知った主人公は、新しい考えについて態度を明らかに

典型的な構図ですが入れ替えたり、壊したりしても面白いです。
なんか尻切れトンボですが、こんな感じで(汗
Commented by はうあ at 2012-10-02 01:05 x
>ストーリーの作り方、ネタの出し方

技術ということですので「思いつき」で始めるということではなく、作りたいけどネタが浮かばないということですよね?

そういうことでしたら、大喜利みたいな感じでどんな物であろうとネタすることが訓練になると思います。

書きたいものに対して人は熱心になるけれど、そうでは無いものには無関心なことが多いです。
ですが、興味をないものでもネタにすることで表現できなかった事が出来るようになり深みのある文章も書けるようになると思います。
Commented by s-kuzumi at 2012-10-04 15:52
>>あいはらさん

うわっ、あいはらさんからコメントを頂くとは畏れ多い……。


ネタの出し方、参考になります。
やっぱり、ネタやフレーズのメモが有効である、という事が確認出来て、かなり安心していますw

ストーリーの作り方も具体的だから参考になるなぁ……。何か、「型」があったほうが断然分かりやすいですし、最終的にそれを崩したりして使えますからね。


私も、ちょっと色々本を読んだりして、役に立つ情報をいづれ纏めて提示しようかと。。
何か、読んで下さっている方の役に立つような記事が書けたらいいなぁ……。
Commented by s-kuzumi at 2012-10-04 15:55
>>はうあさん

そうですね。「作りたいけど、ネタがない」というヤツです。

大喜利みたいのだったら、楽しんで出来そうな訓練法ですねー。

私なんて、興味の無いものは、本当に放置してしまうので、良くないですねぇ……w
ちょっと意識して、興味のない事もネタに出来るようにしてみたいと思います。

コメント、有り難う御座いました。
Commented by はうあ at 2012-10-10 22:48 x
>今、そうした技術に物凄い関心があって、参考書を探したりしています。

次いでに申しますと、学ぶ上で書籍や講座サイトなどを過度に信頼するのはキケンだと思います。

これは、それなりに初心者向けを謳う入門書などを読んだり、それに頼らずに色々とやって、そこそこ理解した経験からの自論ですが、
どのジャンルであっても初心者向けというのは実は初心者向けではない、という側面を持っています。

では、初心者向けとは一体どんな存在なのかというと、覚えたいものをアレコレと試行錯誤して基礎を理解した時にこれで良いか「再確認」するための存在であるといえます。ぶっちゃけ分ってる人向けなのです。

入門書に書かれている重要であり必要な技術は、詳細に説明せず、そっけなくサラッと流して書かれているケースが多いです。

これは1から全て説明すると膨大な文量になるというのもあるかと思いますが、
書かれていることを鵜呑みにせず基礎の本質を見抜いて欲しいことや、応用力も養えというメッセージだと思うのです。ですが、ド素人にそれは厳しすぎるとも思います。

万人向けに書くことの難しさを表してるとも思えますが、初心者向けは困難な題材なのでしょうね……。
Commented by s-kuzumi at 2012-10-14 15:29
>>はうあさん

こんにちは。
又しても、コメント有り難うございます。

確かに……シナリオ制作で、初心者向けの本を執筆するのは大変そうですね。右も左も分からない、シナリオなんて書いた事がない、って人には、そもそも「初心者向け」の本すら分からない、という状況もあり得ますよね。

私も、懲りずに書籍を買い集めているのですが、やはり、ノベルゲームのシナリオというよりは、「シナリオ」という括りだと、ドラマのシナリオのものばかり集まってしまいますね。

もしかすると、初心者向けの本、或いはちょっとジャンル違いの本にダマされたり、翻弄されたりしながら、初心者は、成長していくのかもしれませんね。


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