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2013年 02月 11日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『入試直前対策ソフト』

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道玄斎です、こんにちは。
また、ちょっと間が空いてしまいましたね。今日は、今の季節にピッタリ(?)な作品を見つけてきました。プレイ時間は凡そ十分程度ですので、番外編に。
というわけで、今回は「rebeist」さんの『入試直前対策ソフト』です。作者さんのサイトが見つからない為、ベクターのリンクを張っておきます。



ノベルゲームは、割と季節の運行に敏感なゲームジャンルで、バレンタイン、クリスマス、エイプリルフール、ハロウィン……等々、その時々の定番イベントを踏まえた作品がリリースされたりするのですが、入試をテーマにした作品は驚くほど少ないです。管見の及ぶ限りでは皆無、と云っても良いくらい。
そんな滅多にゲームで取り扱われる事がない、入試をテーマにしたのが本作です。

ゲームの内容としては、日本一の西大を受験する為、一年の浪人期間を経た主人公が、受験に立ち向かっていく、というもので、「入試直前対策」になるような、裏技(?)の紹介があるわけでも、勉強のおさらいが出来る、という訳でもありませんw

試験官の教授、准教授、おじいさんの受験生など、キャラクターは意外と多彩で、しかもギャグっぽいテキストで進んでいくわけですが、受験生らしい緊張感は保持されたままです。私もプレイしながら、少し背筋が伸びるような……そんな感覚を感じてしまいました。

ちょっとした笑い所はあるわけですが、単純に受験を終えるまでを描くのであれば、わざわざ取り上げなかったと思います。本作には、もう一本、前年度に先に合格してしまった(そして、現在疎遠になっている)友人、という軸が存在していて、それがストーリーに奥行きを与えています。
何のために浪人したのか? 何故、その西大を受験しようとしたのか……。そういう所が、回想シーンを通じて語られ、単純な受験追体験ノベルとは一線を画している印象。

ただ、もう少し、ラストに工夫があっても良かったかな、という気はしますね。
読了すると、そのまま余韻も何もないままに、終了してしまうタイプのシステムなので、せめてタイトルに戻るようにする、とか。
内容的な部分で云えば、ほんの少しアフターストリーが付いていたりとか、主人公と友人の関係をもう少しフォローするような、そんな文脈があれば、より完成度が高くなっていたような気がしています。


大体10分程度で読了出来る作品です。
受験生は、ゲームをプレイするヒマがあったら最後の追い込み、頑張りましょうw
受験なんてとっくのとうに終わってしまった私達は、あの頃を少し思い出してみるのも悪くないかもしれません。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2013-02-11 14:32 | サウンドノベル


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