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2014年 09月 11日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『夢の中』

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道玄斎です、こんばんは。
今日は、気になっていた作品をプレイ。プレイ時間は凡そ15分程度でしたので、番外編で。
というわけで、今回は「きじ」さんの『夢の中』です。ダウンロードはこちらからどうぞ。



最近、ふりーむなんかを覗いてみると、WOLF RPGエディター製のノベルゲームが結構多く出てますね。私も、ここで何度かそうした作品を取り上げたりもしましたよね。そして、本作も、亦、WOLF RPGエディターで作られた作品です。

至ってシンプルなノベルゲームです。
セーブ/ロードの機能は無し。右クリックでバックログの閲覧は可能。但し、BGMや効果音無しの「文字と背景だけ」。云ってみればかなり地味な作品です。

確かに、BGMがないと物足りなさを感じます。
そもそも、こうしたゲームは、「サウンドノベル」という云い方もあるわけで、ただの文章に加えて、そこにサウンドを載せる事で、表現の幅を広げているわけですからね。


けど、本作、なんか妙に惹かれるものがあるのも、事実なんです。
本作は、SFと呼ばれるジャンル……に近いと思います。アンドロイドは出てくるし、人間とアンドロイドの区別をどう付けるのか? みたいな、フィリップ・K・ディック的な世界……とも云えるのですが、多分、本作の焦点はそこじゃないんですよね。

寧ろ、ラストのちょい物憂い感じだったり、少し暗めの世界観だったり……そういうところが、個人的には「お!」と思えましたね。比較的短文で歯切れの良い文体も、作品の雰囲気にあっていたと思います。ちょっと翻訳SFの趣を感じる、みたいなね。


ディック的な世界……みたいな事を書きましたけど、別に、本作には違法アンドロイドを狩る、なんて描写が出てくるわけじゃありません。
そうではなくて、アンドロイドという存在が極々自然に、人間の生活に入り込んでいて、そのアンドロイドを含めた家族……というかコミュニティというか、そういうもののあり方だったり、アンドロイドが発達した世界での人間の心のゆらぎ、みたいなものを描く作品です。

なので、実はエンタメ系のノベルゲームというよりは、ちょっと小説……文学寄りなテイストですよね。
それが、BGMこそ無いものの、モノトーンの背景と妙にマッチしていて、独特の雰囲気を出していました。


作品に合った渋めのBGMがついていれば、きっと、もっと作品全体の纏まりや、訴求力がアップするんじゃないかと、愚案致します。
少し変わったSF、ちょっと物憂いラスト、是非楽しんでみて下さい。



それでは、また。


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by s-kuzumi | 2014-09-11 20:04 | サウンドノベル | Comments(0)


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