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2016年 02月 17日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『ephemeral you~閉ざした記憶~』

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道玄斎です、こんばんは。
今日は久しぶりのノベルゲームレビュー。プレイしてみて30分ほどの尺でしたので、番外編ということで。
というわけで、今回は「不思議ノベル制作部」さんの『ephemeral you~閉ざした記憶~』です。ダウンロードはこちらからどうぞ。


さて、タイトルにも使われている「ephemeral」という言葉、あまり馴染みがないかたも多いのではないでしょうか? 名詞形の「ephemera」は「カゲロウ」を意味する言葉でして、「ephemeral」のほうも「儚い」なんて意味を持っています。
作中でも何度か、この「儚い」という言葉が出てきましたね。


……と、そんな話はさておいて。
ちょっとプレイしてみると、「あっ! このパターンは!」と分かってしまうようなオーソドックスな作品でした。

簡単に言ってしまえば「幽霊との同居もの」ということになりましょうか。

作中冒頭で、主人公晃は、自らを指して「極々平凡で、男子学生Dみたいな存在」というようなことを言っていましたが、「親と離れ一人で暮らしている」「帰宅部」「基本ものぐさ」な性質を備えているわけで、それはまさに「ノベルゲームの主人公」の資質といっていいでしょうw


そんなわけで、かなりオーソドックスでテンポよく進む作品でした。
読みにくさなどは皆無。伏線なども分かりやすく、無駄なよどみがなく、ストレートに楽しめます。

もうちょっと、幽霊の美里との「同居感」があると、さらに物語としての面白さや深みが出たのかもしれませんね。かなり、ハイテンポで物語が進んでしまうため、「幽霊としての美里と主人公」との交流にもう少し筆を割くことで、ラストの印象も変わるはずです。


さて、ラストでは、ちょっと一ひねりしてあり、そこが本作の一番の特徴かもしれませんね。
しかし、一方で、ちょっと悲壮感が出てるエンドでしたので(けど、決してバッドエンドというわけじゃない)、もう少し希望のあるエンドの見せ方のほうが良かったかな? と若干思いました。


オーソドックスということ、お話ししましたが、「オーソドックスだから悪い」ということは絶対にないのです。
シンプルで、お馴染みの設定であっても、「あっ、なんかいいな」と思える作品も世の中にはたくさんあります。

本作もシンプルながら、どこかホッと出来る作風で、30分という時間を暖かい気持ちで過ごすことが出来ました。


というわけで、今日はこのへんで。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2016-02-17 20:50 | サウンドノベル | Comments(0)


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