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2007年 07月 28日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『四色さん』

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今日の副題「ようかいのほうそく」

道玄斎です。
せっかく、レビューの数も順調に増えてきているのですが、急に忙しくなってしまって中~大規模の作品がプレイ出来そうにありません。
実は、商業モノの『リトルバスターズ!』も買ってしまったし……。こっちも早くプレイしたいなぁ……。

けど、もう夏、という利点を活かして短編ホラーをやってみる事にしました。
モノによっては一本5分くらいで終えられるものもありますからね。

それに俺自身、ホラーやオカルトや民俗学とかが好きな方でして、それっぽい古典なんかもかなり読んでいます。
そもそも、かなり古典が好きな方でして、そんじょそこらの国文科の学生さんなんかより、沢山古典を読んでいると思います(勿論、古語で読んでますよ?)。
そもそも、古典っていうのは説話とかじゃなくても、ホラー要素を持つ作品が多いです。
それは、単純に「物の怪」とか「鬼」とかが出てきたりもしますし、又「人間の持つ怖さ」みたいなものも描かれます。
基本的に、恐いもの、不思議なものが俺は大好きです。そういえば、中国古典の『捜神記』なかも読みましたね。
中華書局という国家古典プロジェクト団体が発行しているテキストを取り寄せて、白文のまま読んだ記憶があります。漢文は苦手ですが、辞書を引き引き何とか何とか……。


というわけで、今回は「たぶんおそらくきっと」さんの『四色さん』(ししきさん、と読むようです)です。



良かった点

・効果音が恐い……

・良くあるタイプのお話しを逆手に取ろうと頑張っている。

・オマケモードがついている。ホラー短編でオマケが付くって珍しいですよね?


気になった点

・マンネリを逆手に取ろうとした努力は見えるけれども、やっぱりマンネリな印象が。

・フルスクリーンモードを想定していない為か、フルスクリーンにすると文字がぼやけて見にくくなる。



こんな所です。
まぁ、良くある「赤・青・黄」をトイレに住む妖怪が、特定の儀式(ノックを規定回数するとか)を行ったものに対して、選択させるというアレです。

良くある話では、色の選択によって(赤と青が駄目な選択肢な場合が殆どだと思います。逆に黄色は助かる場合が多い)、妖怪に殺されてしまうのですが、本作では、色の選択で死ぬ事はありません。死ぬパターンは一つ。「色を選ばない」事です。
又、「無い色」を選んではいけない、というルールも付加されています。これがどういう意味なのか、オマケモードを遊んで確認してみて下さい。

ね?ちょっとひねりが利いているでしょ?
オマケモードについている「ショートショートホラー」を選択すると、ある色の選択がどういう結果を招くのか、という四色さんなる妖怪の法則が垣間見えます。
オマケモードで本編のフォローが入るあたり、短編とはいえ、結構作り込まれいます。
ちょっとひんやりしたい時、プレイしてみると良いかもしれません。

今の自分の実感を言えば、夜遅くにプレイするのは避けた方が無難かとw
最後に、この手の怪談についてポピュラーだと思われるモノに関して、補足しておきましょう。


①主にトイレに妖怪が住んでいて、特定の合い言葉(「~さん」と呼びかけるものなど)や特定の儀式(該当するトイレのドアをノックするなど)を行う事で妖怪を呼び出す事が出来る。


②呼びかけに応じた妖怪は、「赤・青・黄」のどの色を選ぶか、選択を迫る。

ここですね。

赤を選ぶと、切り裂かれたりして血まみれに。
青を選ぶと、血を吸われて真っ青に。
黄を選ぶと、何事もない。

というのがパターンです。
ただ、ヴァリエーションがあり、黄色を選択する事で狂気の世界に連れて行かれる、というものもあります。
本作では、こっちの黄色に近いかな? という感じです。


いきなりフルスクリーンで起動したりしますが、実はこういうホラーものは大きい画面でプレイすると怖さが倍増するのかもしれません。ウインドウ表示にすると些か小さい感じがしますしね。

というわけで、今日はこのへんで。
それでは、また。
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by s-kuzumi | 2007-07-28 02:41 | サウンドノベル | Comments(0)


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