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2007年 08月 22日

フリーサウンドノベルレビュー 『~熱血教師太郎~ 頭上注意黒板消し』

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今日の副題 「バカゲー in 2007」


ジャンル:影絵ギャグノベル
プレイ時間:15分~20分程度
その他:選択肢アリ、バッドエンドも。
システム:コミックメーカー3

製作年:2007/?/?
容量(圧縮時):57.5MB



道玄斎です、こんにちは。
いやぁ、久々に出ましたね、「影絵ノベル」。
これを読んでいる古参のゲーマーの方はすぐにピンとくるでしょう。あの「サンダーボルト三部作」或いは「女教師・美喜シリーズ」と同様のスタイルのゲームです。

作者さんは「サンダーボルト三部作」「女教師・美喜」に憧れて本ゲームをお創りになった、との事。
というわけで、今日は「西岡D」さんの『~熱血教師太郎~ 頭上注意黒板消し』です。



良かった点

・久々に出てきた影絵ノベル。それだけで食指が動いてしまう。

・今ひとつ突き抜けた感じが無いが、個々のネタを見ると不覚にも笑ってしまうモノがあるw



気になった点

・ギャグのキレがイマイチ。

・多彩なBGMを持っているが、FFのボス曲が多用されていて、大丈夫なのか?と思わず心配してしまう。

・ゲームのボリュームに反して、容量が異常に多い(解凍時約62メガ)。

・コミックメーカー製で、操作性が……。



久々の「バカゲー」ですね。
ストーリーなどは特に、載せなくても大丈夫でしょうw

ギャグは、殆どが「勢い系」です。不条理なネタを勢いで打ち出して笑いを取るというスタイル。
こうした影絵ノベルは、非常に魅力的です。恐らくは作り手にとっても、読み手にとっても。
作り手からしてみれば、イラストを外注したり、或いは自分で描いたりする手間が大幅に削減出来ますし、基本的に長編には向かないスタイルだと思いますので、短編でさっくりと笑いが取れると。読み手からしてみると、やっぱりさっくりとプレイ出来て面白い。

そういう形式だからこそ、実はギャグのセンスや、「影絵」の使い方が問われるのではないかと思います。だから本当はもの凄く難しいジャンル(?)なのかな、と。
本作では、「影絵」である事の必然性というか、その長所を活かしきれていない感じがしました。

ハイテンション・不条理全開の展開の中に、やけにシリアスな音楽や効果音、そしてぽつんと出てくる妙に無機質な影絵。
そういう「落差」みたいなもので笑わせる、というのは、影絵の一つの「魅せ方」なのかなと思います。

多分、影絵はシンプルな分、まだまだ色んな可能性があるのではないかと思いますね。
本作では、どっかで見たことのあるような影絵ばかりでしたので(ジェンダーにしか見えなかったり……w)、新しい影絵の表現を是非、模索していって欲しいです。

とはいへ、この2007年に、影絵のバカゲーを創ろうとするその意気やよし!
次回作の制作も示唆されていたりと、期待が持てます。

「サンダーボルト三部作」「女教師・美喜」をプレイした事のある方は、何はともあれ、プレイしてみる事をお勧めします。
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by s-kuzumi | 2007-08-22 13:48 | サウンドノベル


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