久住女中本舗

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2007年 10月 27日

フリーサウンドノベルレビュー 『Dreaming again  ~翼の少女』

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今日の副題 「空の飛び方」


※吟醸
ジャンル:ほんのり優しいファンタジー(?)
プレイ時間:一ルート30~40分くらい。
その他:選択肢による分岐あり。エンドは三種類+バッドエンド四種類。本レビューはnet editionにてプレイ。


道玄斎です、おはようございます。
最近、「日々之雑記」ばかり書いている気がしないでもないので、頑張って更新していこうかと思います。
というわけで、今回は「CSL Software」さんの『Dreaming Again ~翼の少女』です。
そこまで長い作品ではなく、又優しいファンタジックな世界も魅力的な作品だったと思います。
さて、いつものように。
良かった点

・気合いの入ったムービーが四種類も入っている。

・優しい手触りのファンタジックな世界が描かれる。イラストも雰囲気に合っていた。背景画像にもこだわりが。

・音楽のチョイスと使いどころは中々のもの。


気になった点

・後半~ラストに向かう流れが少し簡略化され過ぎてる気が。もう少しじっくりと描写してもよかったかも。

・マウスホイールにて、文章を送ろうとしたらバックログに。私の環境の問題か、それともバグの一種か?

こんな感じです。システム的な面で一言書いてますが、既読スキップも完備されていますし、プレイするにあたって支障を来すような事はない、と付け加えておきます。

ストーリーというか、プロローグ部分が書いてあるURLを示しておきましょう。
こちらからどうぞ。


良い作品でしたね。
嫌みがなくって、素直でのびのびとした作品だったと思います。

メインキャラは、絵描きのクウ。そして有翼人のウィミン。この二人の交流がメインとなり話が進んでいきます。
絵に関しては、多分好みが分かれると思うのですが、私は本作にこの絵は合っているな、と感じました。作品の持つ優しく暖かい手触りがイラストにも活きていると感じるのです。イラストの趣味でゲームを選ぶなんて事を日常的に私自身やってしまう事もあるのですが、もったいない。寧ろストーリーなどを紹介文などで見極めた上でプレイしないと、と改めて思いました。

ムービーが四種類あったりと、なかなか気合いの入った作りです。背景画像にもこだわりがあって丁寧に作られた作品であることが分かります。
けど、それ以上にやっぱり、作品の雰囲気が非常に良かったですねぇ。優しくて暖かみがある、という表現がぴったりでしょう。

有翼人嫌いで絵描きのクウと、飛べない有翼人のウィミン。
この二人のメインキャラの立ち位置も良かったと思います。前半部分、重力を緩和する石とか、飛べなくなった少女なんて設定で、私はスタジオジブリを思い出してしまったんですが、まぁどうでもいい事ですねw 全くの蛇足ですが、劇場で『ラピュタ』を見て以来私はずぅっとジブリファンですw

明確なトゥルーエンドがあるわけじゃないのですが、恐らく二つほどそれっぽいエンドがあります(この二つのエンドのみEDムービーが見れる)。この二つ、結末は全然違うのですが「一緒に空を飛ぶ」というテーマみたいなものは共通しています。
このように、「一緒に空を飛ぼう」みたいな前向きなテーマなので、さわやかなプレイが可能かと思います。妙なひねりもなく素直にプレイを楽しめるハズです。


さて、一方で気になった点なんですが、後半~ラストがちょっと性急だったかな、と感じました。クウがウィミンと仲良くし、「一緒に空を飛ぶ」為には、乗り越えるべき障害がいくつか存在しているわけですが、割りとそれを軽々とクリアーしてしまっているような印象を受けました。

もう少しクウの葛藤や、それを含めたウィミンとの関わりみたいなものを丁寧に追っていく事で、エンディングがもっと良くなったのではないでしょうか。
そういう二人の距離が変化していく様子みたいなものをしっかり描くことが出来れば、例えば「空エンド」での「一人じゃ飛べないけれど、二人なら飛べる」みたいなメッセージをもっと強く押し出せたんじゃないかな、と思いました。

とはいえ、全体的にみれば本当に良い雰囲気の作品で、私の好みの作風です。
プレイ時間も短いですし、ムービーを削った軽量版もリリースされていますので、是非皆様の環境に合わせたエディションを落としてプレイして貰いたいと思います。
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by s-kuzumi | 2007-10-27 11:03 | サウンドノベル


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