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2007年 10月 29日

フリーサウンドノベルレビュー 『悪の業務日誌』

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今日の副題 「ゴレ○ジャー?」


ジャンル:若者達が謎の「力」に目覚めて社会に変革をもたらす為に活動を……(?)
プレイ時間:1ルート20~30分くらい。
その他:全部で4ルートあるが基本的に一本道。選択肢直後の会話が変化するだけ。


道玄斎です、こんばんは。
ここ数日ちょっとシリアスなものばかりプレイしていたので、今回はちょっと軽めの作品を。
タイトルは前々から知っていて興味はあったのですが、今回初プレイです。

蛇足ですが、100%ふりげストアさんで見つけて落としてきました。
ここの「ノベル」コーナーは、タイトル・日時・評価・ヒット数という項目で作品をチェック出来るので重宝します。大体、「日時」から新作をチェックする事が多いのですが、下向き三角(▽←表示出来てます?機種依存はしないハズ)を押すと、最新のものが見れます。評価・ヒット数なども同じ操作です。

ただ、少し注意したいのは、「評価」の所です。「投票数」に関係なく、評価点の平均で作品が出てくるので、そこの所は注意が必要。一人だけが評価点を付け尚かつ、満点の10点を付ければその作品は最上位に表示されてしまうのです。
個人的な意見なのですが、評価点がそこまで高くなくとも、投票数が多いものには名作が多いようです。やはり手間を惜しまず投票する価値がそこにはある、というわけで、評価点よりも、寧ろ投票数の多い作品をチェックしてみると良いかもしれません。
あくまで個人的な目安なんですが、投票者数が5以上のものはやっぱり良い作品が多い気がします。

前置きが長くなりました。
というわけで、今回は「スイセン」さんの『悪の業務日誌』です。
良かった点

・珍しい男性もコミのフルボイス。

・前半のシリアスさと、後半のギャグっぽい要素の落差が意外と笑える。


気になった点

・一応四つのルート(?)があるので、その後の展開も独自のルートを用意して欲しかった。

ストーリーは、サイトのURLを張っておきましょう。こちらからどうぞ。


さてさて、ジャンル分けみたいなものは難しいのですが、全体的に見ればコミカルな感じでしたね。最初、読み進めた時には「力を手に入れた我々がこの国を変革する……」なんて、いきなりアレな感じのテーマが出てきてちょっと引いたのですがw 後半からそういうのが意外とギャグっぽさに彩られたものだという事が明らかになってきます。
いや、みんな凄く真面目なんですよ?だけれどもどこかコミカル。この落差みたいなものが魅力ですね。

それはそうと、フルボイスを謳った作品は結構フリーでも増えてきていますが、男性にまで声を当てている作品は意外と珍しいんじゃないでしょうか。しかも、なかなか好演だったのでは?
タイトル画面もなかなかカッコいいし、細部までこだわって創られたのが分かります。
どうも、私はこういう割と小粒なのにしっかりこだわって作り込まれた作品が好きみたいです。

前半の妙に重たい政治の話みたいのはちょっとアレなんですが、途中で四つのルートに分岐します。まぁ、「誰と話すか?」を選択するだけなんですが、それぞれの会話の内容が結構面白い。

「この国を変革する」なんて大層な目的で以て活動を繰り広げようとしている割には、一枚岩というわけでもなくて、それぞれの「変革」の意味する所が微妙に違うんですよね。勿論バリバリのタカ派みたいのが居ないわけでもないのですが、読者が納得出来るような理由でこの「悪の組織」に入っているようなヤツもいたりと、ヴァリエーションに富んでいます。

で、実際は何をしているのか、というのがラスト付近で明らかになるのですが……。

まぁ、ゴレ○ジャーだよね、とw
正直、コスチュームを用意したりする辺りで、不覚にも笑ってしまいましたw 前半部との落差がいい味出してます。いやぁ、これはもしかすると完全な「ギャグ作品」なのかもしれませんねぇ。

ただ、惜しむらくは各ルートは「話す相手」が違うというだけしか差異が出てこないという点です。
勿論、話す相手が違いますから、会話の内容は変化します。だけれどもその後はどのルートも共通。
もう少し、各ルートを独立させて、独自の「悪の活動」を見せてくれても良かったのかな、なんて思いました。そういう意味でギャグが少し薄く感じるかもしれません。
各ルート特有のギャグみたいのを、搭載していればもっと笑えたのに、と少し残念。

それぞれのキャラの「力」なるものの設定は意外と面白いんですよ。
力には制約があったり、それぞれ出来る事が違ったりとちゃんとしっかりとした設定が付いている。だからこそそういう所も作中で活かして欲しかったですね。

さっくり遊べるショートギャグって事で、気軽にプレイして欲しい作品です。
前半部だけ読んで「ついていけねぇ……」なんて言わずに、とにかく終わりまでプレイしてみて下さい。結構面白いですよ?

そういえば、サイトの方では「電脳戦隊マケレンジャーの番外編」なんて説明が付いていたのですが、果たして、「電脳戦隊マケレンジャー」とは何なのか?それすら自明ではないというw
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by s-kuzumi | 2007-10-29 02:44 | サウンドノベル | Comments(0)


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