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2007年 11月 11日

フリーサウンドノベルレビュー 『奥様は惨殺少女』

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今日の副題 「そして未来へと……」


ジャンル:サイコホラー(?)
プレイ時間:一時間~
その他:猟奇的なシーンや、残酷なシーンあり。苦手な方は注意。


道玄斎です、こんばんは。
今、IMEが何故かATOKから変更されてしまって、暫く右往左往しておりました……。
さて、昨日「番外編」にてちょっと触れました、「たぶんおそらくきっと」さんの『奥様は惨殺少女』を今回は取り上げようかと思います。
あの後、プレイしたら全てのエンドを見ることが出来たので、早速、というわけです。
良かった点

・可愛らしいイラストが、猟奇的なシーンを緩和させてくれる。

・実は、全てのエンドを見るとかなりのボリュームに。ストーリーもしっかりしており、単なる猟期ホラーとは一線を画す。



気になった点

・バッドエンドが多すぎw (正規の)全てのエンドを回収するのが結構難しい。

ストーリーはサイトの方から引用しておきます。
俺の名前は大志、商社に勤める将来有望なサラリーマンである。
今日も一日のお勤めを終えて愛する妻のいる我が家に帰る。

妻の名前はさゆり。可愛いさかりの中学生だ。
結婚できるのかとかそういう問題はこの際置いといて、存分に俺と幼妻とのラブっぷりを堪能してくれ。


可愛い?幼妻との一週間を生き抜いて無事ENDを見てください。
ジャンルはギャルゲー、中身はほのぼのとした新婚さんラブラブちょびっとグロホラー
普通のギャルゲーと同じようにドライブに行ったり、風呂に入ったり、さゆりと共に浮気相手の家に行ったりするゲームです。

こんな感じ。
だけれども、決して本作は「ギャルゲー」じゃないw

さてさて、なんて言うか本作は「ホラーもの」の新しい形を見せてくれた作品のような気がします。
先ず、イラストが可愛い。イラストで雑に感じる部分もあるのですが、「後書き」を読むと敢えて雑な雰囲気が出るようにしている、との事です。
兎にも角にも、この可愛らしい「さゆり」のイラストが、猟奇的な雰囲気を随分と緩和してくれていて、ホラーが苦手な人にも親しめるようになっているのではないかと。

やっぱり、無視出来ないのは、選択肢ですよねw
スクリーンショットを見て頂ければ分かるかと思うのですが、それぞれの選択肢に悉く「みゆき」なる選択肢が紛れ込んでいます。しかも赤字w

この「みゆき」を選択すると、さゆりによって、包丁でブスッとやられてしまうというw
敢えて「選んじゃいけない選択肢」を出すというのは、面白いですよね。けど、敢えて「みゆき」を選ぶことで、ストーリーが開けてくるものもあるのです。この辺りのバランスは中々絶妙ですね。

んもう、プレイしていると、兎に角死にまくりますw
けれども、無難に無難に「みゆき」を避ける形で、選択肢を選んでいくと、面白みのない平凡なエンドを迎えてしまうのです。
少しづつ、色んな選択肢を試していく事で、この作品のストーリーが分かるようになっています。何故、主人公は、さゆりを捨てみゆきに走ったのか……、何故さゆりは中学生なのか……。
又、「おまけ」から、サイドストーリーを読んでいく事も出来ます。多分、このサイドストーリーは正規エンドを迎える度に追加されていくみたいです。

『料理』の続編という位置づけではあるのですが、ハッピーエンドでは『料理』の世界観とはズレが生じており、その辺りのことも「後書き」にてフォローされています。
『料理』よりも、イラストの可愛らしさや、バックストーリーによって、猟奇的な側面は少し影を潜めていてより、プレイしやすくなっている印象です。

サイドストーリーを含めて、ストーリーは意外と凝っていて、ハッピーエンドは結構感動してしまいますよ?
あともう一点付け加えておくと、バッドエンドのリストが付いていて、バッドエンドそのものも楽しめるようになっている、という点がいいですね。
昔ながらのホラー系のゲームは、クリアリストがあって、その中にバッドエンドなものも含まれているのですが、本作では、通常のエンディングリストとは別にバッドエンドのリストを見ることが出来ます。バッドエンドを楽しめるような作り、これは評価すべきでしょう。

ただ、一点気になる点があるとすれば、中々正規エンドにたどり着かない、というあたりでしょうか。尤も掲示板の方にてフォローされているので、それを頼りにゲームを進めていけば、或る程度の正規エンドは見れるんですけれどもね。


なんか久々に、ホラー系にはまってしまいました。
作者様は、ホラー系(含サイコホラー)の作品を多くリリースされているのですが、本作はホラーの新しい形を示してくれた、良作だったと思います。

エンドによってはかなり猟奇的なそれが、見れる(見れちゃう)わけですが、そういうのが気にならない方は、是非プレイしてみて下さい。意外とシリアスで奥の深いストーリーにびっくりすること請け合いです。
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by s-kuzumi | 2007-11-11 04:49 | サウンドノベル


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