2007年 11月 12日

フリーサウンドノベルレビュー 『歌劇戦隊ローゼンナイツ』

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今日の副題 「エンタメ指向、乙女系」


ジャンル:学園戦隊歌劇乙女ゲーム(?)
プレイ時間:一時間半くらい(全てのルートを見て)
その他:選択肢によってルートが変わる。全部で四ルート(?)。微百合アリ。


道玄斎です、こんばんは。
なんだか、歯が痛いので歯医者に行ってきました。
痛いと思っていた歯は何でもなくて、別の場所に虫歯が見つかるという事態に。
しかも、全く痛くないのにも関わらず、かなり深い虫歯だそうで、「神経を抜いて治療を……」とか言われた時に、思わず青ざめてしまいました。毎日ちゃんと歯磨いてるんですけどもねぇ。

それで、今回はあまりプレイしていない「乙女ゲーム」を。
一応、「乙女ゲーム」という括りではあるのですが、それに止まらない「エンターテイメント性」みたいなものを持っていたゲームだったと思います。そもそもゲームってエンターテイメントなんだけどもね。
というわけで、「*AB complex」さんの『歌劇戦隊ローゼンナイツ』です。
良かった点

・色んな笑い要素があって、楽しい作品。

・学園モノと戦隊モノという変わった組み合わせが面白い。

・確信犯的なギャグ要素が。


気になった点

・ちょっと物足りないラスト。

・もうちょっと歌劇戦隊としての活動なんかも描いて欲しかった。

ストーリーは、サイトの方から引用しておきます。
「里桜さんには、ローゼンナイツのピンクになって戴きます」


有名なお嬢様学校、「ラビアンローズ女学院」に外部入学した
桃山 里桜(主人公)。彼女の身に一体何が…?

慣れないながらも、戦隊に演劇に友情に、目まぐるしく過ぎて
いく学院生活。周りは美形な方々ばかり。

あの方といるとなんだかドキドキして…
この気持ちは一体何なのだろう。
もしかしてこれって恋…?

こんな感じ。


あまり普段はプレイしない「乙女ゲーム」に分類される作品ですね。
私は一応男なので、あまり「乙女ゲーム」みたいのはプレイしないのです。けれども、食わず嫌いは良くないなぁ、と思いちょっと前から気になっていた本作をプレイする事にしたのでした。

一応「乙女ゲーム」という分類に入るかと思うのですが、歌劇戦隊という戦隊モノの要素やギャグ要素もあるので、意外とどなたでも楽しめるんじゃないかなと。

一応ラストに繋がる流れは、恋愛的な要素が全開なわけですが、合間合間に出てくる確信犯的なギャグが面白くて、何度も笑わせて貰いました。
そもそも学校の名前が「ラビアンローズ女学園」ですよ?w あの「La vie en rose」です。
しかも、バッハのゴシック的な音楽が流れて、お嬢様学校というのと、妙に胡散臭い雰囲気が両立していますw

歌劇戦隊ローゼンナイツなる組織は、演劇部の面々(女性1、男性2)で構成される、平和を守る正義の組織、という位置づけなのですが、何で誰も正体に気付かないんだよ、というw
本人達はいたって大まじめで、正体を隠したりしているわけわけで、主人公はひょんな事(ローゼンナイツの去った後に生徒手帳が落ちていた!w)からこのローゼンナイツの正体を知ってしまうわけですが、「俺たちの事を誰かに話したのかっ!」とか言って、マジで詰め寄ってきたりします。
結局、"ピンク"としてローゼンナイツに組み入れられる事になった主人公……。平和維持活動に参加を余儀なくされます。
このあたり、確信犯的なギャグ要素満載で、一気に物語に引き込まれていきます。

序盤は、大体こういう感じで、結構テンションが高くストーリーが進んでいきます。
途中で、ローゼンナイツとしての活動で、不良に占拠された公園を解放(&子供達を助ける)というミッションがあるのですが、仲間の"ブルー"が

「ローズブレード!」

とか言って、不良を攻撃するわけです。「ブレード」ですよ?斬ってますよ?w
しかも効果音に斬撃音が……。 呑んでいた珈琲を吹いてしまいました……。私はこういうのにおかしみを感じてしまいます。あまり一般的では無いのかもしれませんが。


さて、中盤以降は、少しトーンダウンの印象があります。
恋愛モードにシフトしてしまうんですよね。歌劇戦隊なる面白く特徴的な設定があるのですが、あまり活かされる事無く、話が進行していきます。
演劇部の面々と急激に仲良くなり(いつのまにか入部してる)、しかも歌劇のヒロイン役に抜擢されてしまう主人公。
お約束の「なんであんたみたいな子が、ヒロインなのよ!」的ないじめもw
もう、この歌劇ではそれぞれのルートに入っているハズなのですが、台詞も筋立ても殆ど変わりません。どのルートに行っても、藤ノ瀬さんという上級生に主人公はいじめられてしまうわけです。けど、私は結構藤ノ瀬さん、好きだなぁ……。ベタな設定ではあるのですが(そして確信犯的なベタさです)人間くさくていいキャラだよな、と思います。


気になった点としては、やっぱり、ラストが少しあっさりしすぎだったのかな?と思いましたね。
お互いの想いを確認しあって「嬉しい……」みたいな感じで終わってしまう。
前半部のテンションというか、ギャグの流れからすると、かなりあっさりで物足りないかもしれません。

例えばですよ?
歌劇の前に、ローゼンナイツとしての活動をもう一本くらい入れてみても良かったかもしれませんね。戦隊としての活動を通じて、恋愛の描写に少し踏み込んで伏線を張っておくみたいな。
調理実習のお菓子をプレゼントする、とかそういうイベントはあるのですが、やっぱり恋愛が成就して物語が幕を下ろす、という形なので、もう少し恋愛面での描写が必要。それに+αで、戦隊としての活動も絡められたらな、と思うわけです。
黒薔薇に関しては、そういう描写+バックグランドストーリーが存在していたので、なかなか読ませてくれるものになっていたんですけれどもね。


何はともあれ、「楽しい」作品です。
一ルートは大体20~30分くらい。是非気軽に楽しんでみて下さい。「乙女ゲーム」の入門にも。
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by s-kuzumi | 2007-11-12 19:54 | サウンドノベル | Comments(0)


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