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2007年 12月 10日

フリーサウンドノベルレビュー 『突撃家政婦ドリス総集編』

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今日の副題 「メイドは無敵なのです」


ジャンル:ギャグ+シリアスノベル(?)
プレイ時間:二時間半~三時間くらい
その他:選択肢なし、一本道。システムは吉里吉里/KAG



道玄斎です、こんばんは。
最近は新作ゲームのレビューが多かった気がしますが、たまにはフォルダを掘り起こしてみようと思って色々と探してみました。
というわけで、今回は「PUTS」さんの『突撃家政婦ドリス総集編』です。
良かった点

・テレビアニメ(?)を意識した作りで、テンポよくストーリーが進行。

・ギャグが結構面白い。

・意外と後半はシリアスで感動的なストーリーに。


気になった点

・後半、綾が最凶兵器になったあたりから、なんだか話しが壮大になりすぎて……w

ストーリーは、サイトのURLを張っておきましょう。こちらからどうぞ。

メイドモノです。
私もそれなりにメイドは好きです。いや、嘘です。結構メイド好きです。
メイド喫茶にもたまに行ったりします。しかも一人で。

いや、面白かったです。
なんと言ってもテンポがいい。全部で十二話が収まっているわけですが、一話一話にアイキャッチが入り、次回予告までついている。
後半二話くらいはかなりのボリュームになるわけですが、基本的にどの話もテンポが良くてすいすいと読んでいけます。

ある日、手にドリルを装着したアンドロイドメイドが家にやってくる、なんて設定もなかなか面白いものが。メイドものって、ちょっとこうしたスパイス(ドリルとか……w)を使った方が楽しくなるような気がしますねぇ。
正面切ってメイドを描こうとすると、漫画の『エマ』みたいになると思うのですが、サウンドノベルとしては本作くらいの或る意味で突飛な設定の方が向いているのではないかと思います。
メイドブームもそろそろ落ち着いてきていますしね。
ちなみに蛇足ですが、何年か前、某秋葉原のメイド喫茶でクリスマスの日に特大ケーキを頼んで、メイドさんが全員集合してクラッカーを鳴らしてくれました。嬉しかったです……。

ギャグも結構面白くて、オマケにテンションが途中から下がったりすることもなく、最後まで楽しめます。色んな有名作品を引用した(パクッた?)タイトルや台詞も面白いですね。
ここまで確信犯的なギャグだと、清々しいです。

基本は、ちょっとイッてるドリルメイド、ドリスがご主人様である裕太、そして裕太の彼女の綾、そしてその親友のるりかとどたばた劇を繰り広げていく、みたいなそういうストーリーです。
テンションも高く、ぐいぐいと作品に引き込まれていきます。
前半部は、ドリスの姉に当たるアンドロイドとの勝負があるわけですが、血なまぐさいものではなくて、やっぱりギャグテイスト。
最終的に、ドリスの姉の三姉妹も裕太のメイドになってしまうのですが……。
三姉妹もキャラが立っていてよかったですねぇ。私はリディアが一押しです。


さて、気になった点ですが、後半、特に綾が最凶平気彼女になってしまう下りが、あまりに唐突すぎたように感じました。
又、かなりお気楽なテンションで進んでいた物語が、一気にシリアスに。
ギャグとシリアスの両立、という点は非常に良い所ですし、ラストも(意外にも)感動的です。しかし、やはりこの綾の暴走みたいな所は唐突で、いきなりストーリーが壮大な(宇宙規模のストーリーにw)ものになってしまうので、全体的にみると後半部が浮いていたかなぁ、と感じます。
あと、絵はあまり美麗とは言い難いのですが、頑張っている印象で、しかもプレイしていくとやっぱりこの絵だよな、と感じてしまいます。
ラストの演出も良かったと思います。冒頭部とリンクするような形で〆られるストーリーはそれが「一個の物語」である事を強く感じさせてくれますし、纏まりという点でもありきたりなのかもしれないのですが、良く纏まった作品であったと思いました。


なんと言っても、テンポの良さとギャグの面白さが大きな魅力です。
そこにメイド達の個性あふれるキャラクターが乗っかってきて、楽しい作品になっていたと思います。
プレイ時間はちょっと長目かもしれないのですが、体感速度はもっと短いと思いますよ。
是非、楽しんでプレイしてみて下さい。
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by s-kuzumi | 2007-12-10 21:59 | サウンドノベル | Comments(0)


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