2007年 12月 23日

フリーサウンドノベルレビュー 『Whiteクリスマス』

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今日の副題 「She is embodyment of......」

ジャンル:ファンタジック恋愛コメディ(?)
プレイ時間:三十分くらい
その他:選択肢無し。一本道ノベル。
システム:Nscripter



道玄斎です、こんばんは。
さぁ、いよいよ十二月もハイライトですね。今日も今日とてフォルダを漁っていたところ丁度今の季節にぴったりの作品を見つけました。
というわけで、今回は「あおぞら幼稚園」さんの「Whiteクリスマス」です。
もうあおぞら幼稚園さんの作品もかなり取り上げてきました。本ブログにて、一番多く取り上げている作者様ですね。
良かった点

・シンプルで分かりやすいストーリー。

・ありきたりだが、優しい手触り。


気になった点

・あまりに直球すぎる所がなきにしもあらず。

ストーリーをサイトの方から引用しておきましょう。
冬休みがやってきた。
学校ではイジメに遭い、引き篭もり生活を送る山城守(やましろまもる)

毎日をネトゲー生活で送る日々。
不意に外に目をやると雪が降っていた。

「せっかくだし、ゆきだるまでも作るか」

そんなこんなで雪だるまを作り始めるが……

と、こんな感じです。

この一年間で怒濤のようにリリースされてきた短編作品の中の一つ、という位置づけになりましょうか。
本作はこれを書いている丁度一年前(正確には364日前)にリリースされています。季節感溢れる作品を数多くリリースして下さっているので、季節季節に合わせて楽しめますね。

あおぞら幼稚園さんのどの短編にも言える事ですが、「わかりやすさ」と「熱さ」が大きな魅力となっています。
私は頭が悪いので、ちょっと込み入った話になるとついて行けなくなってしまったり、なんて事が屡々ありますw そういう時は何度も読み返したり複数回プレイしたりするのですが、或る意味で賛否両論が分かれそうな直球の物語展開は、私にとって魅力の一つとなっています(勿論凝ったのが嫌いっていうんじゃないよ)。

ただ、敢えて述べるならばわかりやすすぎて、作品のギミック的なものがプレイ直後に読者に丸わかりになってしまう、という所もあるわけです。ただ、これは責めるべき所ではなく、作風として捉えるのが良いと思っています。

もう一点の「熱さ」は過去に何度も触れていますから、もう説明不要でしょう。
少しだけ述べておくと、熱さを体現する主人公の「男の子」は、どの作品でも魅力的です。
本作の場合、不登校の引きこもりという負の属性を最初から背負った主人公ではあるものの、ある出来事をきっかけにぐんぐんと成長していきます。この男の子が成長していくエネルギーが本作の熱さになりましょうか。
多少ご都合主義的な所も勿論ある。けれども、それを一蹴してしまえる力強さも同時に感じられるのです。

ストーリーそのものは言ってしまえば凄くありきたり。童話なんかにありそうなテイストのストーリーとなっています。
ただ、今回一つ気付いたのは、わりと社会派とでも申しましょうか、虐め問題だったり(他の短編ではニート問題だったり)とそういうものを作品に積極的に取り込んでいるんですよね。

ひどく大雑把に言ってしまうと、「現代のおとぎ話」。
「あったらいいな」と素直に思えてしまう、そんなストーリーが身の上です。
季節感を味わいながら、さくっと楽しんでみて下さい。
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by s-kuzumi | 2007-12-23 17:58 | サウンドノベル | Comments(0)


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