2008年 02月 01日

フリーサウンドノベルレビュー 『love story』

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今日の副題「やっぱりぼくはきみがすき」

ジャンル:学園恋愛モノ
プレイ時間:1ルート20分くらい。
その他:選択肢有り。バッドエンドも。バッドエンドは痛いので注意。
システム:Nscripter


道玄斎です、お早う御座います。
ぼちぼち時間も危ないのですが、頑張って今朝もレビューをぶち挙げましょう。

そういえば、昨日の内に、またサイトの方を少しだけ更新しておきました。
例のオリジナル曲の第二弾が公開されています。前回が割と派手な音を沢山使ったので、音色を重ねず、シンプルに。けれども前回よりも色んなパラメータを弄ったりしています。
実は、今回の曲は「自己満足版」と「ノベルゲーム想定版」の二種類があって、サイトに載せている方は後者の方です。自己満足版は雨音とかそういうのが入っていますが、それだとノベルゲームで使いにくくなるのでそういう装飾をとっぱらいました。
ちょっとファンタジックな場面なんかに合うんじゃないかしら?例によってショートストーリー付き。可愛がってやって下さい。尺はいつものように大体2:30くらい。
直リンしておきましょうか。こちらです。

で、今日ご紹介するのは、ひねりもなにもない直球の学園恋愛モノ。
だけれども、それが素晴らしい。こんな世の中だからこそ必要なものが詰まっている感じです。
というわけで、今回は「els*」さんの『love story』です。
良かった点

・直球の恋愛モノ。だけども嫌みがなくって、優しい空気感がたまらない。

・イラストも作品の雰囲気にあっているし、音楽のチョイスも上々。


気になった点

・主人公(=男)がちょっとヘタレw

ストーリーは、いちいち書くほどじゃないのですが、主人公の豊田君が頑張って北沢さんという天文部の女の子と付き合う、というのが最終目的みたいな?
そんな感じ。


今だからこそ、こういうゲームは新鮮で心に響きますね。
何となく自分の高校時代の事とか思い出してしまったりね。

なんと言っても、直球の恋愛モノなんだけども、独特な空気感が良かったです。
ちょっぴり優しくて、どこかふわふわした夢の世界のような。
敢えて言えば、初期の谷川史子のマンガみたいな空気感。
いや、実は最近谷川史子の新刊『くらしのいずみ』なるものが出たのですが、読んでびっくり玉手箱。いきなり最初の一ページ目で「結婚しようか……?」「ええ、しましょう」みたいな。

まぁ、結婚をテーマにしたオムニバスという事なんだけどもさ、あの淡くて美しい恋愛はどこに行ってしまったんだ……?と一人で嘆いていたら、本作がそういう私の不満を埋め合わせてくれたのでした。

少しだけ霞が掛かったみたいに、どこまでも淡くって、どこまでも美しい世界。
そんな中で、天文部の女の子に写真部の男の子なんてオイシイ取り合わせが。

本作の大きな魅力は、「恋愛未満の空気感」が滅茶苦茶良く出ている、という点にあるような気がします。ちょっとした女の子の仕草にドキドキしたり、勝手に都合の良いように或いは悪いように脳内補完してしまう、そんな高校生の男の子の感情が、凄くリアリティがあって、読んでいると切なさ炸裂です。
女の子の感情なんて、私にゃぁ分かりませんが、北沢さんの表情とかさりげない仕草や行動はとても魅力的。
主人公が割とヘタレだって書きましたが、ちゃんと女の子に「すきだ」って言える男の子です。意外と、そういうのって難しいよね?

そうそう、直球の恋愛モノって言ってもエンド数が結構あります。
グッドエンドで四種類。バッドエンドで二種類かな?
グッドエンドでも憧れの北沢さんと付き合わない、なんてそんなエンドがあったり。サイトの方でルート3って書かれているヤツなんですが、私は意外とこれが好き。
サイトの方で、って言いましたが、サイトの方に行けば攻略の手引きが見ることが出来ますので、是非全部のエンドを見て下さい。


なんて言うか、今だからこそプレイすべきゲームなんじゃないでしょうか。
現実ではもう疾うに喪われた綺麗な世界。
大人のプレイヤーは固より、青春まっさかりの中学生・高校生なんかに読んでもらいたい気もしますね。

というわけで、今回はこのへんで。
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by s-kuzumi | 2008-02-01 08:56 | サウンドノベル


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