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2008年 03月 19日

フリーサウンドノベルレビュー 『~俺が死ぬということ、君が生きるということ~』

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今日の副題 「タイトルに妙味アリ」


ジャンル:ダークな青春ノベル(?)
プレイ時間:大体1時間ちょいくらい。
その他:選択肢アリ。一枚絵無し。
システム:NScripter

制作年:?(詳しい方教えて下さい)
容量(圧縮時):6.44MB



道玄斎です、こんばんは。
今日は少し懐かしいゲームを。意外とプレイした事のある人、多いのではないでしょうか?
私自身、結構前にプレイした記憶があるのですが、readmeに制作年が書いていなかった為、いつ発表された作品だか分かりませんでした。
ただ、何となく妙に引っかかりを感じていた作品でしたので、今回取り上げる事にしました。
というわけで今回は、「マナの部屋」さんの『~俺が死ぬということ、君が生きるということ~』です。作者様のサイトが分からなかった為、「ふりーむ」のリンクを張っておきます。こちらからどうぞ。
良かった点

・意外と凝った展開を見せる物語。

・悪女(?)に妙なリアリティがw


気になった点

・下手人の動機や主人公の行動原理がなんだか弱い気が。

・後味はあまり良くない。

ストーリーは、ふりーむの紹介文から引用しておきましょう。
主人公小林結城が学園ですごす物語。
長さは1時間程度です。
あなたの心に響くものがあれば幸いです。

こんな感じです。
って、これじゃ分からないような気もしますが、半分ミステリーみたいな要素もあるので、敢えて補足する事はしません。

妙に引っかかっている作品というのが、私の中にあって、本作も「滅茶苦茶オススメ!」ってわけじゃないのですが、何となく心に引っかかっている作品ですね。
物覚えの悪い私は、割と一度プレイしてしまうとゲームの内容を忘れてしまったり、なんて事がたまにあるのですが、本作に関してはばっちりオチの部分を覚えていました。

今回は二度目のプレイ、そしてちゃんとストーリーを覚えていた為にあまり感じなかったのですが、一回目のプレイの時に意外にも凝った仕掛けに「やられたぜ……」と思ったのを覚えています。

実はこの作品『ひとかた』テイストの作品です。
一回だけですが、ループがあります。最初はどう頑張ってもバッドエンドになってしまって、そのままゲームを止めてしまった人もいるかもしれませんね。ただ、バッドエンド画面でフランス語にて「repetez le jour」と表示されるので何とか「もう一周しないと駄目なのか?」という事に気付けるかも。
尤もこのフランス語が正しいのかどうかは兎も角として(私だったら「repetez les jours」にします。一応私は大学でフランス語を取っていて、先生は『プチロワイヤル』というフランス語辞書で最も有名なものを執筆した(している)先生でした。けれども自分のフランス語スキルは甚だ疑問ですが)、一応「ひとかた」テイストだと分かるんじゃないかな。
ただ、注意点としては一週目でバッドエンドを迎えたら、もう一回スタート画面から始めないと物語が進展しません。プレイ上の注意はこんなものです。

ジャンルとしては実はミステリーみたいな、そういう感じがありますね。
淡々と描写される文章も中々作品にマッチしていたと思います。謎の部分は敢えて語りませんが、意外に小技が効いている作品ではないかな、と。

事件を或る意味俯瞰的な立場で眺めている、亜矢というキャラがいいですね。
こいつは、オイシイ所をとっていきますが、脇役という位置づけでしょう。こういう重要な脇役(ちょっと矛盾しているみたいだけども)が出てくる作品は個人的に凄く好きです。物語を支えるのは主人公やヒロインだけでなく、実は脇役が物語世界を実は根底で支えていたりするのです。ですので、脇役がしっかりとしている作品は「当たり」が多い気がしています。
ただ、亜矢もそうなのですが、女性キャラに明確な属性が付けにくい(例えばヒロインとか)ので、亜矢を脇役と言い切ってしまうとどうかな?というのは確かに少しあります。
尤も、女性キャラの「明確な役割分担が無い」という所が、本作のキモの部分でしょうね。

立ち絵はこれ、素材かな……?豪腕ハリーさんの所の素材のような。
見たことのあるような立ち絵だったので、少し物足りなさも覚えます。
しかし、作品そのものに関しては「ひとかた」テイストで、更に小技が効いているという。
実は、私は本作は「名作」になれた作品なんじゃないかと思っています(勿論、本作が駄作ってんじゃないよ?)。
アイデアは良かったし、意外とミスディレクションがあったりと楽しませてくれます。ただ、事件の下手人(ぼやかして書いてます)や、或いは主人公の行動理念といったものが、あまり明白でなく、プレイ後に少し後味の悪さを感じたり、物足りなさみたいなものを覚えてしまうのでうs。

割と短い作品でしたので、もう少しだjけ分量を増やして、下手人及び主人公の行動原理や、「何故下手人になったのか」というような部分をもう少し描写しても良いような気がします。
その点、大変惜しいですね。もう少しすっきりと纏まっていたら、相当な作品になったかもしれません。

けれども、妙に引っかかる「何か」を持った作品だったのではないかと愚案する次第。
意外なミスディレクションが活きていますし、脇役が物語を頑張って支えている(支えようとしている?)印象。ヒロインは誰だ?みたいな話になると、誰がヒロインなんだか分かりづらいのですが、それも作品の特徴と表裏一体です。


今日はとても眠たいので、短めのレビューです。
兎に角短時間でプレイ出来ますので、是非一度プレイしてもらいたい作品ですね。
『ひとかた』が好きな人は意外とハマれるんじゃないでしょうか?

※もしかしたら、後でレビューを書き直すかも……?
では、お酒を呑んでフラフラなので今日はこのへんで。。

※昨日半分眠りながら書いた為か、ちゃんと投稿出来ていませんでした……。というわけで、今さっさと投稿し直しておきます。
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by s-kuzumi | 2008-03-19 07:51 | サウンドノベル


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