2008年 03月 22日

フリーサウンドノベルレビュー 『しんらようちえん(仮題)』

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今日の副題 「元ネタ知らずで全然OK」

ジャンル:ファンタジック学園アドベンチャー(?)
プレイ時間:1ルート一時間半~二時間くらい。
その他:選択肢アリ。今回は、「全年齢版」にてプレイ。
システム:LiveMaker

制作年:2007/5月頃?
容量(圧縮時):71.9MB



道玄斎です、こんばんは。
やっとこさキーボードが導入されたので、ここいらで暇を見つけてピアノのお勉強(というか鍵盤楽器のお勉強)を再開してみようかと思っています。昔使っていたソルフェージュの教本を出してきたりして……。ただ、ここんとこ忙しいからどれだけ時間が作れるか、がポイントです。
今日は土曜日、という事なのでゲームをプレイ。本当は少しづつ進めていた作品だったのですが、こういう時に一気に残りをプレイというわけです。
というわけで、今回は「礼門屋」さんの『しんらようちえん(仮題)」です。
良かった点

・ハイテンションギャグ。ギャグのエフェクトなんかにすげぇ力入ってます。

・なんといっても、コミカルな作品なので気負わずに楽しくプレイ可能。

・意外と女の子達(ヒロイン)が可愛い。


気になった点

・実は15禁くらいなんじゃ?w

・エンディングの分岐はするものの、ストーリー自体は分岐しないので、複数回プレイするのが辛い。

ストーリーは、100%ふりげストアさんに載っている文章を引用しておきましょう。
神○万○チ○コの二次創作アドベンチャーゲーム。
全年齢版をフリーウェアとして公開しました。

って、これじゃ分からんよね。
実は、私はかなり長い間(一度目のプレイの途中くらいまで)本作が「オリジナル同人サウンドノベル」だと思っていました。
が、どうやら「森羅万象チョコ」なるビックリマンチョコみたいなシリーズの二次創作だったのです! 
一応ストーリーを補足しておくと、
聖龍族とか色んな部族が世界に居て、これら部族が結集して魔王を封じ込めた。それから幾星霜。聖龍族の王サイガは謎の手紙に従って、「しんらようちえん」という学園に籍を置くことに。この学校は各部族のエリートが入学している学校だった。さぁ、一波乱の予感だぜ!

ってな感じ。間違ってないよ……ね?

先ほど、本作は二次創作だって事を述べましたが、元ネタを知らずとも全然OKです。
どちらかというと、緻密なストーリーで見せていく、というよりも全体的な楽しさで魅せるタイプの作品という事になりましょうか。
ちょっと『風雲相討学園フラット』にノリが似てるかな……?『相討学園』をもっとコミカル(!)に、もっとコテコテに(!)してファンタジックな要素を足したっていう印象。まぁ、二つの作品は向いている方向が全然違うから「もっと」とかそういう比較はあんまり無意味だとは思うのですが、作品紹介の一貫という事で。。。

だから、実は本作は学園モノなんですよ。
まぁ、例によって、ツンデレっぽい女の子はいるわ、その女の子のアニキがシスコンで変態だわ、何考えているんだか全然分からんマッドサイエンティスト系(?)の女の子はいるわ、唯一まともそうなキャラでさえ、何かあると即座にミサイルだとかを装着して臨戦態勢に入ったりと、もうコテコテですw
一日の始まりには「声のお姉さん」のナレーションが入ります。そのお姉さんが「にん!しん!」とか訳の分からん事を叫んだり、コテコテ&ハイテンションで物語が進行。そこには実は、もう元ネタを知っているとか知らないとか、そういうのを超越した勢いがあるのでしたw

こういうノリが苦手な人は、ちょっと注意して欲しいのですが、それでもやっぱり全体的に楽しくプレイ出来るというのは大きな魅力なんじゃないかな?

全年齢対象と銘打っておきながら、結構きわどいシーンが出てきたりします。
流石に絶対的にマズイシーンはないものの、ちらちらっと、ねw
元々は、18禁のシェアのゲームだったものを、ヤバイシーンなんかを削って全年齢対象にしたものですからそういう名残があるっていうのも、まぁ或る意味致し方ないのかな。

物語の進め方は非常にオーソドックス。
選択肢を選びながらお目当ての女の子の好感度を上げて、エンディングを迎えるというものです。エンディングは全部で4種類かな?
ルートに入れたかどうかは、多分「五日目」のデートイベントでお目当ての子とデート出来るか否かによって分かるんじゃないかと。尤も一日の終わりに好感度一覧表が見れるので、そんなに失敗する事はないとは思います。
又、ラストバトルでは、エンディングが確定したヒロインに一つ使える技が増えています。ここらへんからもどのエンディングを迎える事になるのか、という情報が分かるわけです。

一つ、嬉しい点が。
選択肢の他にも「実際にプレイヤーが答えを打ち込む」ことでストーリーが進行するシステムが採用されています。顕著なのは戦闘シーンで「一日一回」は戦闘シーンがあります。
戦闘では、「漢字のよみかたを入力する」とか「画面に流れてきている数字を入力する」とかそういうプレイヤーの能力が試されるようなものが殆どです。
ただ、全然難しい事はないので、さっくりとプレイ出来ると思いますよ。

注意点としては、ラストボス以外の戦闘では負けても問題がない、という点です。
戦闘では、敢えて負ける事で好感度をコントロール出来るのです。
そう、戦う相手はヒロイン達なので、お目当てのヒロイン以外との戦闘では敢えて負けると、好感度が大幅に下がります。一応、画面右下に「好感度上昇」「好感度下落」とか出てきますので、そういうのを目安にしながら、調整してみて下さい。

『相討学園』に勝るとも劣らない変人のヒロイン達ばかりなのですが、意外と可愛いですよw
あ、いや『相討学園』だって意外とみんな可愛かったし、ね。
ちなみに本作での私のお気に入りは、ポラリスとミヤビかな。王道的なキャラなんですが、意外とこういうキャラ、好きです。あと、ピグマリオンのあの冷ややかな目が堪らん……w

まぁ、こんな感じにコミカルな作品なので、楽しくプレイ出来るのですが、一箇所気になった点がありました。それは「ヒロインごとのエンディングの分岐はあれど、ストーリーの流れそのものは分岐しない」という点です。
つまり、毎回毎回、同じストーリーを読み、同じ戦闘シーンを繰り返さなければいけないのです。戦闘シーンでの「問題」も毎回同じだしね。故にヒロイン全てをコンプリートしようとすると、最初の一回以外は、凄く単調になってしまうのです。
少し独自のルートみたいなのに入っていって、そこで行われる戦闘も「ルート独自」のものがあったら良かったな、と思いました。

あと、一応LiveMaker製なのですが、マウスホイールでバックログが読めないのが痛かったです。これはもしかしたらVista環境の弊害なのかしら……?

そういえば、所謂「会話ウインドウ」がちょっと変わっています。
立ち絵からフキダシが出てくるような感じですね。『S-H』って作品もそれっぽかったですけれども(だったよね?)、本作はもっと立ち絵+フキダシみたいな見せ方で、ちょっと面白かったですね。プレイしていると「会話ウインドウ」の存在を忘れてしまうくらいでして。

二次創作の作品を取り上げるのは、実は初めてですかね……?そのうち『NETANNAD』なんかも取り上げようかと思っています。
まぁ、兎に角元ネタを知らなくてもプレイに一切支障は来しません。突き抜けたコミカルな世界を気軽に楽しんでみて下さい。
そうそう、興味があればシェア版の方もチェックしてみて下さいね。

それでは、また。
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by s-kuzumi | 2008-03-22 23:19 | サウンドノベル | Comments(0)


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