2008年 04月 06日

フリーサウンドノベルレビュー 『what's アルバイト?』

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今日の副題 「さっくり笑って、ゆっくり眠る」

ジャンル:喫茶店ウエイトレスギャグ(?)
プレイ時間:全てのエンドを見て2時間~
その他:選択肢多し。バッドエンド(のようなもの)も。
システム:NScripter

制作年:2008/4/1
容量(圧縮時):18.2MB



道玄斎です、こんばんは。
昨日は、ちょっと長目でシリアスな作品でしたので、今日はさっくりと笑えるライトなノリの作品をプレイします。「QUADRIENNALE」さんの『what's アルバイト?』です。
作者様の作品は、以前に『私の黒猫』を取り上げた事がありましたね。本作をプレイする際に、それを念頭に置いていたら、ものの見事に良い意味で裏切られたというw
では、いつものようにやっていきましょうか。
良かった点

・一つ一つのエンドへテンポ良く進む。

・ちょっとしたギャグに意外と笑わせられる。

・有名どころのクラシックをアレンジした曲が多く、楽しめる。


気になった点

・「ルート」とその他のエンドの区分けが無い。バッドエンドも又然り。

ストーリーは、サイトのURLにリンクを張っておきましょう。こちらからどうぞ。


こうしたタイプのゲームは実は最近プレイしました。
内容自体は全然違いますが、主人公のパラメーターが表示されていく、というようなタイプの作品という事ですね。『おためし、かのじょ』という作品でした。
向こうは、ギャグの中にも半分シリアスな恋愛の要素があるものの、本作の場合は全面的なギャグ作品で、突き抜け方が良かったです。中途半端に恋愛とかシリアスを入れちゃうよりも、完全なギャグ作品を目指す。これは中々出来る事ではありません。
過去に完全なギャグとして成立していて、尚かつクオリティの高いのは、『OH!威信慕』くらいでしょうか?w 

ただ、ギャグの場合、ギャグ自体には成功しても作品として失敗しちゃう、みたいなw そういう危険性があるので……。逆もまた然り、なんですがw

さて、本作の場合は、主人公の目的が明確なのが良いですね。
「アルバイトをしてお金を貯める」という第一目標が冒頭部できちんと示されるので、プレイヤーとしてはその後、安心感を持ってプレイする事が出来る。
キャラクターの絵も可愛らしい感じが出ていて、好印象でした。

主人公ひとみは、喫茶店でのウエイトレスとして働く事になるのですが、その喫茶店には奇人変人が次々やってきて……というのがストーリーの大まかな流れ。
スクリーンショットでも挙げていますが、こういう怪しげな客がゴロゴロ出てきますw
まさに一難去ってまた一難的に、怪しい客が来るので「次は一体どんなヤツがくるんだ??」とプレイしながら、妙に楽しみになったりしてw

エンド数は24個かな?かなり多いです。
まぁ、お店にやってくる奇人変人も結構な数いますからねぇ……。
一応、バッドエンド、或いは「ルート」という概念もあるようなのですが、そこらへんの区分けがなされていない点、少し気になりました。
もっと言ってしまうと、「正規エンド」とか或いは「トゥルーエンド」といったものが存在しないんですよね。それもギャグ作品だから、と言ってしまえばそうなのですが、なんかこう、一つくらいはギャグをみせつつもしっかりシメるエンドがあっても良かったのかな、と。
あんまりバッドエンドや各「ルート」から到達出来るエンドと、ちょくちょくプレイしていると遭遇する「一般エンド」との区別が付かないというか、まぁその辺りが気になるっちゃ気になる所。
だけれども、基本はギャグ作品だから細かい所を気にしても始まらないので、敢えて挙げるならば、というくらいの位置づけでこの点だけ「気になった点」に挙げています。

いかにも、なギャグが連発されると思いきや、なんだか妙に隠微なエンドを迎えるものがあったりして私は、寧ろそっちの方にウケましたw エンディング「闇の蝶」とかです……w
ギャグも、喫茶店の店長が奥さんと離婚調停をしている、とかそういう設定やそれにまつわるネタが結構好きでした。
ギャグのかる~いノリの中に、時折こうやってポンと妙に重苦しいシリアスなネタが入ってきて、そのバランスが凄く好き。

ゲームバランスみたいなものは意外と悪くない。
一般エンドは、所謂絨毯爆撃というか、しらみつぶし的にやっていけば見れますし、かといって、それだけやっていたんじゃ「ルート」に入れない。多少難易度の高さを感じるものの、攻略自体は意外とゲーム性があって、面白かったです。

これは全く個人的な感想なんですが、いいですか?
朝菜という主人公の友人のキャラ(そしてひとみをバイトに誘い込んだ張本人)が、妙にうざったいというか……w ちょっとプレイしていてイライラっとしてしまう場面がありましたw
とはいへ、喫茶店というベースの要、店長のキャラが立っていたりするので、脇役の扱いなんかもかなり熟練していらっしゃるのではないでしょうか。
店にやってくる客たちも「一発ネタ」で終わらず、「ルート」に入った後に再度顔を出したりもするので、細かい所なのですが、そういう所は評価すべき点でしょう。

進め方によって、エンドに到達出来る時間みたいなものは本当にまちまちなのですが、一つ注意したいのが、「スタミナ」・「ストレス」・「プライド」の値です。
わざわざ表示されているパラメータですから、つい忘れそうになってしまうものの、重要な意味があるのです。行動パターンによって、これらの数が変動しますが、どれか一つのパラメータが限界まで振り切ってしまうと、バッドエンドを迎える事に。
私が好きなバッドエンドはやっぱり「プライド」が振り切れた時のエンドですかねぇ?w ああいう描写が過剰に厭な感じにならないで済むのはギャグの特権です。


少し、エンド数が多いので、気楽に、そして気長に取り組んでみて下さい。
さっくり遊んで、さっくり眠る。
そして、次の日またさっくり遊んで……みたいに、気軽に楽しむのが一番ですね。

それでは、また。

※そういえば、iPodを新調しましたよ??
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by s-kuzumi | 2008-04-06 19:29 | サウンドノベル | Comments(0)


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