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久住女中本舗

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2008年 04月 21日

フリーサウンドノベルレビュー 『山羊の恩返し』

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今日の副題 「中野君は俺」

ジャンル:ファンタジック学園アドベンチャー(?)
プレイ時間:40分くらい
その他:選択肢無し、一本道。
システム:NScripter

制作年:2008/4/20
容量(圧縮時):29.0MB



道玄斎です、こんばんは。
例によってちょっと鬱々としつつも、久々にゲームをプレイしました。
まるまる一週間ゲームをプレイしなかった(出来なかった?)計算になりますね。
今回も「あおぞら幼稚園」さんの作品。『山羊の恩返し』です。
良かった点

・今の私の心に結構染み渡るストーリーw

・直球だけども、やっぱり少しづつ作品に厚みが生まれているような。


気になった点

・あまりに悪人が居ない世界w

・まぁ、いっちゃなんだけどもいつものタイプの作風。

ストーリーは、サイトの方から引用しておきましょう。
イジメられているわけではないけど、クラスで孤立していた。
そんな僕の楽しみは、飼育小屋で飼っている動物達のお世話だった。

「お前達は、無邪気で良いなぁ」

僕に対して、自然と懐いてくれる、そんな姿に喜びを感じていた。

ある日、二人でペアを組んで音楽のテストを受ける課題を出される。
しかし、一緒に組む相手がいない。
先生に聞くと、誰でもいいから二回歌ってもらってと言われてしまった。
クラスの皆に声を掛けてみるも、全戦全敗。

そんな時、クラスに一人の転入生がやってきて──

と、こんな感じのストーリーになっています。
タイトルと合わせて考えてみると、もうストーリーの骨格が掴めてしまうわけですがw

けど、今自分がちょっと鬱っぽいので、妙に心に響いたのも確か。
いや、最近私お昼、公園とかで食べてるんですよ。リラックマのパンケーキとかさw
で、ハトに少しえさをやったりして……って書いてるとなんだか私がとても寂しい人みたいに思えてきましたが、今日もちゃんと生きています。

結構、本作は中野君と自分の状況が被って(といってもそこは大人同士ですから、作品の中ほど酷い状態にはならないのですよ?)、妙にじんわりとしてしまいました。
ストーリーについての細かい解説は大丈夫でしょうw 往年のファンなら一発で分かるストーリーラインです。
ただ、ちょっと注目して欲しいのは、容量です。ここ最近のリリースの中ではかなり容量がぎっしり詰まっています。解凍してやれば30Mくらいですから、それなりに分量があるんですよね。
実際、プレイしてみると分かるのですが、大体小一時間くらいがプレイ時間となります。
少しじっくりと腰をすえてプレイするのが吉。

「いつもと同じ展開」だからと言って、侮る勿れ。
いつもと同じ展開だからこそ、どれだけ進化しているのか、が如実に分かってしまうのです。って書くとなんだか私が上からモノを言ってるみたいで、厭なんだけどもさ。

ディスコミュニケーションからコミュニケーションへ、みたいな流れはいつも通りで、且つファンタジックなヒロインの存在もいつも通り。
夫れにも関わらず、毎度毎度プレイしてしまうのは、やはり「あおそら幼稚園」さんの作品にどこかゆかしいものを私が感じているからなのです。
一つは、やっぱり手軽に楽しめる、という点、もう一点は、今回新たに気付いたのだけども、「自分じゃ書けないくらいの甘酸っぱい恋」みたいなものを衒いなく書けてしまう、という点だったりします。
女の子にリボンを買ってあげるとか、恥ずかしくて出来ねぇよw
昔4℃のネックレスだかを買った事はありますが……w 

本作も含めて、「あおぞら幼稚園」さんの作品は、「オーソドックスの極み」という感じも確かにある。だけれども、今日は実は外野が居て、そいつと一緒にプレイしていたわけですが、外野(=妹)はかなり興味を示していて、「早くクリックして進めろ」と五月蠅く言ってきます。
私は曲がりなりにも、それなりの数のゲームを(勿論「あおぞら幼稚園」さんの作品も含めて)プレイしているので、却って「原点回帰」的なオーソドックスな良さが気付きにくくなってしまっているのではないか?そんな感想を、妹と一緒にプレイしていて思いました。
まぁ、妹って言っても、期待に添えないくらいのいい歳の妹なんですが……w

今、ゲームをあんまりプレイしなくなっているから、ゲームに対する先入観なんかを全部一回リセットしてみるのもいいかもしれませんね。
それが出来るかどうかは兎も角、そういう選択肢もある、と意識するだけでも随分と色んな作品が新鮮に映って見えるんじゃないかな、と。

とはいえ、本作の場合、歴戦のノベルゲーマーというよりも、初心者の方に「ノベルゲームってこういう感じなんだよ」って理解してもらう為の、コミュニケーションツールになりそうな気がしますね。

っと、気になった点を挙げておくとですね、上記に挙げたストーリーではどうも主人公は動物好きらしいのですが、肝心の本編でそれらしい描写って殆どないんですよね。
折角の少し長目の作品だったので、そこらへんをもう少し描写しても良かったかな、なんておもいました。


/* というわけで、パキシルなる薬を飲んでいるせいか、今日は無事に乗り切る事が出来ましたわ。一瞬、サボっちまおうかなぁ……なんて考えたのは秘密です。 いや、一瞬中学校の時の同級生(なんと新田義貞の子孫だ)が「妹が病気なんだ!」って叫んで仮病を使ってサボタージュを行っていたのを思い出してしまいましたよ?w ただ、結局今日も激務のせいで昼食の時間だに取れませんでした……。本屋さんに行く時間も取れないので、今日は妹に予め連絡しておいて「~と~と~と~を本屋で買って、持ってきてよ」と伝えてあったのです。少し大目にお金を渡しておつりをお駄賃にしてあげたのですが、彼女自体、もうお駄賃なんて貰う歳じゃない……w たまには兄らしい事をしたかもなぁ、なんておもいつつ今日も一日が終わります */

by s-kuzumi | 2008-04-21 23:09 | サウンドノベル | Comments(2)
Commented by Low at 2014-10-07 19:57 x
こりゃまた古い記事に書きこしてしまいます。 てか 上のコメントどうにかして~ 書きづらいわ^^;

いやあ 昨日『似たもの同士』プレイして 今日これをプレイ・・・
うわあ デジャビューしまくりなんですが^^;
>・まぁ、いっちゃなんだけどもいつものタイプの作風。
と いうわけなんですか・・・? ^^;
『似たもの同士』 フリームの方にも書きこしてしまいました。

ところで・・・

おにいちゃんだったんですねえ。 前に別の記事で 妹さんからえらいこと言われてた記憶が・・・   でも やはり 兄妹なんですね 仲良く?フリーノベル読んでたりして^^ 

いいなあ 妹 (と言ったらえらく反論される?) うちなんか 学年ひとつ上の兄貴だけでしたよ。 やさしいおねーちゃんとか かわいいい妹がいたらなーと思ったものです^^;
Commented by s-kuzumi at 2014-10-18 19:00
>>Lowさん

こんばんは。
これは……一時代を築いた「あおぞら幼稚園」さんの、後期の方の作品ですねぇ。
中期~後期に掛けて、短期間に大量の作品を作る、という凄まじいお方だったのですが……今は、引退8?)してしまったようです。。

で、私には、確かに妹がいますが……まぁ、酷いもんですよw それに私の妹ですから、もう、一般的な「妹」なんていう年齢のレンジから、遠くかけ離れてしまっていますw
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