久住女中本舗

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2008年 05月 24日

フリーサウンドノベルレビュー 『西高買います』

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今日の副題 「あの日の思い出は胸にしまって……。」

ジャンル:ホラー&ミステリー(?)
プレイ時間:1ルート小一時間くらい。
その他:選択肢有り。選択肢によって物語のテイストが変化する。
システム:Yuuki!Novel

制作年:2008/5/6
容量(圧縮時):16.4MB


道玄斎です、こんばんは。
琴欧洲が優勝を決めましたねぇ。久々に佐渡ケ嶽部屋の力士の優勝です。
今日は、お酒を呑んで一人祝杯を挙げようかと思います。
琴稲妻の事……時々でいいから、思い出して下さい……w

昨晩、ちょっと気になるゲームを発見したので、空き時間を使ってプレイしてみました。
中々良いアイデアで、読後感も良い作品でしたよ?
というわけで、今回は「SUPER RANDOM」さんの『西高買います』です。
良かった点

・選択肢によって、ホラーかSFに分岐するという試みは面白い。

・ちょっと懐かしさを感じさせるような、作品の構成。


気になった点

・ツール(Yuuki!Novel)に起因する問題がいくつか……。

ストーリーは、ベクターの紹介文から引用しておきましょう。
高校時代の女友達から手紙が来る。母校が廃校になる前に一度会わないかと言う。俺は高校時代に彼女と体験した不思議な事件の記憶を辿る。土曜日の放課後……。
ノスタルジックなSFで終わるか、凄惨なホラーワールド陥るかはあなたの選択次第。

こんな感じのストーリーです。

少しフォローしておくと、時間がサンドイッチされているタイプです。
高校時代の思い出の時間が「今」に挟まれているわけです。
基本的に、プレイヤーは高校生時代の主人公となり、ゲームを進めていく事になります。

とても面白い良い作品でした。
少し懐かしいサウンドノベルの手触りがあって、それも好印象。
「大人向けの童話」の名に恥じない、通好みの滋味溢れる感じの作品でしたよ。
選択肢によって、物語のテイストが変化する、というのは面白いですよね。以前紹介した作品にも、確かそういうのがあったのですが、名前が出てきませんw 
選択肢を持つ作品は多いのですが、テイストそのものが変わってしまうというタイプは、意外と少ないんですよね。

本作では、ホラーとSFと大きく分けて二つのテイストが存在している事になります。
と、言ってもホラーは「うわっ、恐いっ!!」と思わず刀を取り出して傍らに置いてプレイしたくなるようなものではなくて、昨日紹介したような『Moonlight Blue』とか、そういうほのぼのとしたホラーですね。って、それはホラーと呼べるのか?w
いや、実は、後でお話するつもりなんですが、もしかしたら身の毛もよだつようなホラーがある可能性もあるんですよねぇ……。
で、一方で、SFの方は直球のSFでした。

どのルートに行っても、楽しめるのは嬉しいですね。
かたっぽだけ、やたら偏っているとか、そういうのはありません。
プレイ時間もそんなに長くないですし、さっくり遊べるのに妙に充実感のある良い作品でしたよ。


さてさて、本作で気になった点は、なんと言ってもツールに起因するものです。
先ず、それなりの数選択肢があるわけで、通常ならば既読スキップを使いながら、全てのルートを探っていくわけですが、何しろYuuki!Novelなので、既読スキップが……w
スキップ機能自体は付いているのですが、未読の部分も容赦なくスキップしてしまいますし、バックログ機能がないから「うわぁ……」なんていいながら、またロードしなおして、という一幕がありましたw

加えて、本作には複数のエンドがあるわけです。自分が到達したエンドが、ノーマルエンドなのか、はたまたベストエンドなのか、が分かるエンディングリストがついていないと(或いはエンディングでそれを示唆してくれないと)、ちょっときついですよねぇ。
あっ、ちなみにバッドエンドの時は「バッドエンドです」と表示されました。
ですので、実は自分がベストエンドを見たのかどうか、イマイチ自信がないんですよw
もしかしたら、驚愕のホラーがベストエンドなのかも……。私の見たゆるめのホラーはただのノーマルエンドだったりして……。
「これぞベスト」というエンドに到達した方がいらしたら、是非攻略の手順を教えて下さい。
このプレイのしにくさがなかったら、「吟醸」にしたいですね。

ラストの雰囲気はとても良かったですね。
思い出を思い出としてとっておく、みたいなエンドは少しノスタルジックな感じと微妙な切なさ、そして明るい前向きなエンドになっており、好印象でした。
ただ、バッドエンド以外のラストのシメがどれも同じだったので、その辺り工夫があっても良かったのかもしれませんね。
あっ、もしかしたら「ベストエンド」では、また違ったシメの文句が出てくるのかしら?

そういえば、タイトルが面白いですよね。「西高買います」なんてタイトルを見ただけで、思わずダウンロードしてしまいましたから。
ほんの少し不思議な思い出のお話です。

ちょっぴりプレイしにくさはあるけれども、良い作品だと思いました。
是非、プレイしてみて下さい。
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by s-kuzumi | 2008-05-24 21:01 | サウンドノベル


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