久住女中本舗

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2008年 06月 14日

ノベルゲーム論 講義vol.1

道玄斎です、こんにちは。
昨夜は飲酒をせずにちゃんと眠ることが出来ました。微妙に不眠症気味の私は、時々お酒を呑むことで生活サイクルを正してやらないといけなかったりします。
二日前かな? その日にお酒を呑んで眠ったからこそ生活リズムが戻ってきました。

そういえば「明鏡止水」が切れてしまったので、たまには別のも呑んでみようと思い「酔鯨」なる日本酒を購入。「明鏡止水」を扱っているお店は一駅先なので、昨日は時間的にそこに行けなかったわけです。
味は、「明鏡止水」よりも辛口で手応えのある感じ。四国のお酒です。四国も随分と探せば良いお酒がありそうです。昨年末に四国に行った際に「桜うずまき」とかっていうお酒を呑んだのですが、これは中々好みの味でした。

で、焼酎も補完しておきました。これはいつも愛飲している「御幣」。名前に惹かれて飲み始めたのですが、結構グーです。すぐ横に置いてあった「鬼火」という焼酎に惹かれつつも、定番の一品にしてしまうという……。今度「鬼火」も試してみます。


さて、結構とびとびでやってきた「ノベルゲーム/サウンドノベルと日本文化論」は、最後の方でグダグダになりつつも、意外と好評だったようです。私自身も試行錯誤しながら書いていたのですが、多くの方に見て頂けたようで、嬉しく思います。
で、「ノベルゲーム~」のラストでちょっと予告するともなしに予告しておいた「ノベルゲーム論」を一席ぶたせて貰おうかな、と。
大体、「これからは少しゆっくり作品と付き合っていきます」とか宣言しておきながら、ここ最近、またしても結構なペースで更新を繰り返しているので、自分自身で整理を付けたくなったというか、少しのんびりしたいぜ、という気持ちの表れというか。

それと、大体一年くらい前、このブログを始めた時に「一年後に~アクセスを目指して頑張ろう」という一応の目標めいたものがあったんです。
アクセス数自体は、そんなに気にしないけれども、漠然とやっていくよりも目に見える形で指標があった方が宜しい。というわけで一応の目標値を設定したのでした。
勿論、滅茶苦茶多いアクセス数を稼ぎ出す事に、全く私自身は意味を見いだしていません。これも何度か触れた事があるのですが、かなり以前に運営していたサイトはのべ数千万のアクセスがあったので、アクセス数が多くなると面倒ごとも多くなる、というのを実感しているわけです
。あっ、勿論、リンクを張って下さったり紹介して下さった皆様がいなければ、目標値に到達する事は当然無かったわけで、その点物凄く感謝しております。
ひとへにここまでやってこれたのは、様々な形でこのブログを支えてくれた皆様のおかげです。って書くと、何か最終回みたいだけどw

ま、それはさておき、最初に設定した目標値を今週で完全にクリアーしてしまったので、少し「今後どうすっかなぁ?」と、考えてしまいました。言うなれば、「目標が完遂されて脱力している」というか、燃え尽き症候群というかw

大体、私の行動パターンって、こんな感じで、目標が達成されると「飽きちゃう」んですよ。
だから都度、新しい目標を設定してやらないといけない。とはいへ、これも最初っから言っているように最終的な目標は「フリーのサウンドノベル/ノベルゲームのイベントを開く」って事にあるわけで、そういう最終目標に到達するまでに、まだまだやらんといかん事が沢山残っている。
で、何をやろうか? って考えた時に、前回好評だった講義っぽい何かをもうちょっとやってみよう、と思ったわけです。レビューを楽しみにしてくれている人には悪いのだけども、暫しお付き合い下さいませ。



■フリーとフリーじゃないノベルゲーム

私自身、フリーにこだわっている、というのは色々な理由があるのですが、その大きな理由の一つが前回の講義でも述べましたように「フリーこそが日本文化継承の最先端」という意見を持っているからです。

ところが、世の中にはフリーのゲームがある一方でフリーじゃないゲームも存在します。当たり前ですよね。
大きく分けて「シェア」と呼ばれるような「同人作品」。それと「商業」と呼ばれる、製作メーカーさんが製作し、電気店などで流通している「商業作品」があるわけです。
どちらかと言えば「シェア」の「同人作品」はフリーに近い。実際、シェアをリリースされているサークルさんがフリーの作品を製作したり、過去にシェアだったものをフリーにしてリリースする、なんて事も割と日常的に起きています。有名どころだと『I'm~』なんかがそのタイプですね。

半分、商業のような形でありつつも敢えて「同人」として作品を頒布しつづけているサークルさんとかもいたり、或いは同人から入って商業に鞍替えをしたサークルさんとかも居るので、厳密な区分けこそ出来ないものの、大まかに分けて、


○同人 → フリー or 同人シェア

○商業

と分けられるのではないかと。



■ノベルゲームの歴史

で、同人と商業のノベルゲームをこれから語っていくわけですが、「同人と商業を同列で語る事はナンセンス」という声が聞こえてきそうです。実際、私の心の中でもう一人の私が、今言ってましたw けれども、必ずしもナンセンスではない、とも思うのです。
敢えて言うなら、商業と同人は不即不離の関係にあるように思えるからです。

そもそもフリーの今普通に流通しているタイプのノベルゲームだって、「商業」から派生している事はまず間違いないでしょう。元祖的な作品は『弟切草』『かまいたちの夜』ですよね。
やったらめったら当時、ゲーム雑誌が褒めていたのを覚えています。ともかくアクション、RPG、シューティングなんかが全盛期だったゲーム業界に「読む」為の手法を導入した、というインパクトがあったようです。

初期のフリーサウンドノベルにホラーやミステリーといったジャンルが多いのは、恐らくこの『弟切草』『かまいたちの夜』の系譜を引いているからでしょう。

こうして、商業ベースで「読む為」の作品が導入された事をきっかけに、「恋愛アドベンチャー」なるジャンルが登場してきます。『同級生』とか『ときメモ』とかです。
『同級生』のリリースは『弟切草』とほぼ同時なので、丁度その時期に「読ませる作品」の一斉の萌芽があったと見た方がいいのかしら? ともあれ、「恋愛を読ませる」という画期的な手法で(それ以前は、ゲームに勝ったら女の子が服を脱ぐとか、ちょっとアレなものが多かったらしい)、現代の商業ゲームの流れが出来てきました。

で、『To Heart』の登場により、ストーリーを重視する流れが主流となり、『Kanon』だとか一世を風靡するような作品が世に出る事に。まだ20世紀の話ですよ?w
勿論、現在と同じようにこれらのゲームは「パーソナルコンピュータ」で遊ぶものでした。が、2000年あたりから加速度的に一般家庭にパソコンが普及してきます。もう一家に一台くらいはパソコン、ありますよね? 私の部屋にだってノートパソコンを入れて四台もあるんですから……w 

これは余談ですが、当時WindowsMEというマジでどうしようもねぇOSに騙された人も多かったハズ。私は昔っからNTユーザーなので、NT4.0からWin2Kと由緒正しいアップグレードをしていました。実際、昨年までWin2Kは私の主力マシンでした。大体Win2Kに変更した辺りから私のUnix熱も高まってきました。Linuxなので厳密に言えばUnixとは違うのかもしれませんが、「もうWindowsの亀みたいな動作におさらば」とか「少ないメモリで快適に動く」なんてアオリ文句が私の心に響いたのは確かです。

当時、Linuxを含めたUnixは微妙に苦戦を強いられていました。Macユーザーからは「だせぇOSだぜ!」と言われたりWindowsユーザーからは「使いにくいゴミのようなOS」と酷い扱いでしたが、いつの間にかMacOSはBSDというUnixの亜種になってしまっていますw
これは、例のジョブスさんが一度アップルを離れた際に、NextStepというUnixのOSを手がけていたからなんですが、当時あのNextのインターフェイスは抜群にカッコ良かったんですよね。ですので、私も長いこと、Nextのインターフェイスを模したAfterStepなるインターフェイスを使っていました。

ちなみに現在では、Linuxは檄重で、同一のマシンにWindowsXPとLinuxを入れたら、普通にLinuxの方が重たく感じるハズです。尤もそれはGUIを入れた場合なんですが。
時代が時代ですから、私もAfterStepは早々に卒業して、今はKDEを使っています。これ、小綺麗だけど重たいよ?w 全てをターミナルで動かすようなヘビーユーザーではないので、こういう不利益を被っているわけですがw 結局Linuxを快適にぶんまわそうと思ったらメモリを沢山入れた方がいいみたい。


滅茶苦茶蛇足で、脱線しまくりですね……。
話を戻しましょう。ともれ、こうしてパソコンが普及し、パソコンの性能も向上、便利なソフトも次々出てきました。「自分でもノベルゲームが作れる」時代の到来です。
当然、お手本にすべきは、『弟切草』だったり『かまいたちの夜』だったり、はたまた『To Heart』だったり『Kanon』だったりするわけですよね。
つまり、商業を参考にしつつ、オリジナルの同人作品が登場するようになった、という事です。

影響力の強いものを引用して、オリジナルを作る。これは先の講義でやった事のおさらいになりますね。結局、そういう事みたいですよ。故に、ノベルゲームの場合、商業と同人は不即不離と言ったわけです。
こうして、世に「ノベルゲーム」が広がっていく土壌が出来ました。という辺りで今回はおしまい。

またしても行き当たりばったり的に始めているから、今後どうなるか分からないのだけども、次回は商業作品と同人作品の長所・短所を語ってみようかな、と。


一応、講義の方向性を示しておくと、私はフリーが好きですから「フリーに肩入れした立場」で発言していきますよ?w

それでは、また。
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by s-kuzumi | 2008-06-14 15:43 | 日々之雑記 | Comments(2)
Commented by 九州壇氏 at 2008-06-15 07:31 x
こないだの「ノベルゲームと日本文化論」は自分も興味深く読ませていただきました。「ノベルゲーム論」の方もどうしても期待せずにはいられませんw以前、ラジオ放送をしてみたいとおっしゃっていたように思いますが、道玄斎さんのラジオも是非聞いてみたいです。いちファンとして期待しております!
Commented by s-kuzumi at 2008-06-15 22:18
>>九州壇氏さん

こんばんは。
まぁ、またグダグダ感前回で「ノベルゲーム論」も書いていけたらなぁ、なんてw まだ正直少し固まっていない部分もあるので、例によってじっくりと書いていこうと思います。

ラジオなんですが、果たして聴いてくれる人がいるのか、というのが最大の問題でw もし、ラジオをやるとなったらまたブログにて告知しますので、その際には、しゃべりのネタをご提供下さいませw


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