2008年 07月 03日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『ポケベル』

b0110969_0322495.jpg

道玄斎です、こんばんは。
時間を空けずに、もう一本。といっても、今回は番外編。
ももいろかんづめ」さんのところでレビューされていて、興味を持ったのでプレイしてみた、というわけです。

という事で「SUPER RANDOM」さんの『ポケベル』です。


25歳以上推奨という事みたいですが、それもむべなるかな。
ポケットベル全盛期に青春真っ盛りだった年代が、今の25歳くらいなんでしょうかね。
もしかすると、ポケベルって単語すら知らない方もいらっしゃるのかもしれませんね。

作品の冒頭でも軽く、ポケベル→PHS→携帯電話とそのコミュニケーションツールの変遷が語られるのですが、今にして思えば劇的に流行ったのって1~2年間くらいじゃなかったかしら? すぐにPHSなる道具が若者のコミュニケーションツールになって(ピッチって略してたよね。「ピッチとピッチでピーメール」なんて知ってる人、いないか……w)しまい、次第に携帯電話に取って代わられたという。

確かに、今では考えられないほど「公衆電話」が人気になっていて、みんなちょっとした空き時間があれば公衆電話でポケベルを打っていましたね。今から10年以上前でしょうか。
当時は、移動しながら相手と連絡を取る、なんて事が出来なかったんですよ。
だから、誰かと会う約束をしたら、相手がちゃんとその約束を覚えている事を信じて、約束した場所で待つ。そんな時代に、ポケベルが出てきて、

「キョウ5ジニイツモノトコロデネ」

とか、まぁ、そういうコミュニケーションが取れるようになったわけですが、今考えてみると、なんだか犯人からの脅迫文みたいなそういう趣だなぁw
あっ、そういえばポケベルの使用方法分かりますか? あれって、相手のポケベルに向けて電話機からメッセージを打ち込んで使うんです。暗号みたいに「あ」だったら「11」とか「か」だったら「21」とか、そういう打ち方をする。
で、ポケベルにメッセージを受け取った方も、即座に電話機に行って同じようにして返信する。ローテクですね。ちなみに私は一足飛びで携帯電話にしていたので、自分自身はポケベルを所持した事はないんですけれどもね(だから携帯歴がもう1×年……。いまだに使い方良く分からないけどさ)。

今だったら携帯でメールなり打って「今日、五時に約束通り待ってます」とか打てばいいし、或いは直接相手の携帯に電話してもいい。

そんな訳で、昔は女の子と連絡しようとしたら「相手のご自宅」に電話を掛けて「お母様」や「お父様」なんかに自らの素性を名乗って取り次いで貰う、なんて事が日常茶飯事でした。若い方、想像出来ます?w


さて、早くも脱線しまくっているのですが、今、この時代にあって、まだポケベルを持っている女性が主人公の本当に短い作品でした。何故彼女はまだポケベルを持っているのか、は短い作品ですから是非プレイして確かめてみて下さい。
ちょっと心温まる良い話でしたね。ポケベルという本当に2年くらいの間だけ爆発的に流行った、或る意味で幻の道具。そんな道具がキーとなる作品です。

最後に、またちょろっと脱線を。
ポケベルもブームが一段落する直前には、「自らも発信機能を持ったポケベル」までリリースされていたんですよ。私の友人が持ってました。

一定以上の年齢の方は、昔を懐かしみつつ、そして若い方は「こんな道具もあったのね」と幻想の道具に思いを馳せつつプレイしてみて下さい(ちょっとシステムが使いにくいんだけどもね)。
[PR]

by s-kuzumi | 2008-07-03 00:32 | サウンドノベル | Comments(0)


<< 祝・一周年。      フリーサウンドノベルレビュー ... >>