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2008年 07月 06日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『ぼくとかのじょ』

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道玄斎です、こんばんは。
今回は番外編。15分ほどの尺の中に思いも寄らぬ中身が詰まった作品でした。
というわけで「solidas」さんの『ぼくとかのじょ』です。
実際のダウンロードはベクターから、ですので、リンクを張っておきましょう。こちらからどうぞ。

ストーリーの流れを簡単に纏めましょう。
大学受験を控えて、夏、図書館で主人公が勉強していると、相席してくる女の子がいる。しかも、その女の子は、何故か主人公の事を気にしている様子。そこで主人公がとる行動は……。
という感じです。

大体、プレイ時間は15分くらいです。
三つのエンド、そしておまけのシナリオを見て、15分くらいなので、各ルートはかなり短いですね。中には開始早々終了してしまうエンドもあったりします。
三番目のエンドがメインのルートという事になりましょうかね。他のエンドはそれを補完する形……と云っても差し支えなかろうと思います。

選択肢があり、一応ストーリーの分岐があるわけですが、実質1ルートと考えると楽かもしれません。
選択肢は都合2箇所出てきます。一回目の選択肢で間違えてしまうと、即バッドエンドに。ただしやはりメインのルートを見た後で考えれば、内容的に若干の補足はしているのかな? という印象もあります。


肝心の、中身の方なんですが、良い作品だと素直に感じました。
こういう雰囲気、好きです。適度な意外性もありますし、全体を包み込む優しいストーリーがとても好印象。
短いながらも、ちょっとしたドラマが詰まっていて、少しファンタジックな作りも良い感じでしたね。
ちょっと本作に近い雰囲気の作品を挙げてみると『それじゃあ、またね』に、少し似ている部分もあるかな? 『それじゃあ、またね』が楽しめた人は本作も楽しめる事請け合いです。

敢えて、気になった点を述べるならば、作中で示される、ある小道具をもう少し活かせたのではないか? という点でしょうか。
少し、脈絡無く、唐突に真実が明かされる……という部分もあるので、少し、結末を仄めかす仕掛けがしてあれば、より完成度の高い作品になったのではないかと思われます。そして、その為には、あの小道具……が最有力候補、なんですよね。


ともあれ、物語の導入部分の、「図書館で女の子に会う」なんて設定もありそうでなかった感じですし、単純な恋愛話、で終わらない所も個人的には好みですね。
夏、という季節も作中でちゃんと活きていますし、短いながらも味わいのある作品になっています。


「ぼく」にとって「かのじょ」は一体どういう存在なのでしょうか。
是非プレイして確かめてみて下さい。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2008-07-06 00:59 | サウンドノベル | Comments(0)


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