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2008年 07月 21日

フリーサウンドノベルレビュー 『あやし ~境界揺動~』

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今日の副題 「続編のリリースに超期待」

ジャンル:怪異系微伝奇ノベル(?)
プレイ時間:30分~1時間程度
その他:選択肢無し、一本道。尚、今回プレイしたものは、起動した際のタイトルバーに「あやし絵試作版」となっていた。
システム:NScripter

制作年:2008/7/7
容量(圧縮時):38.0MB



道玄斎です、こんにちは。
今日は少しだけ趣向を変えて、ホラーって言うと言いすぎだけれども、怪異系で微伝奇風味のお話のご紹介。
というわけで「ever.」さんの『あやし ~境界揺動~』です。
本当にどうでもいい事なんですが「―境界揺動―」なのか「~境界揺動~」なのか、はたまた「- 境界揺動 -」なのか表記が微妙に統一されてなかったので、ここでは、「~境界揺動~」で表記する事にしました。
良かった点

・和風怪異系に相応しいイラストがグー。

・短時間でさっくりプレイ可能。


気になった点

・盛り上がりなどにやや欠ける。

・システムが微妙に不安定? 恐らくスクリプトの問題だと思われる

ストーリーは、サイトの方から引用しておきましょう。
「私」は、少しだけ他人とは違うことを知っている。
都市伝説。
街談巷説。
つまりはそういう妖しい物語。
それらが実際本当真実に、
存在していることを知っている......

そして今。
世間を賑わせてるのは「連続失踪事件」と呼ばれる事件。
もう何人もの行方不明者が確認され、
そのいずれも手がかり一つ、痕跡一つ残さずに、
それこそ文字通り消えたとしか言えない事件。
「私」達はそれを、失踪事件なんて呼ばない。
――神隠し。
そう、呼んでいる。

こんな感じのストーリーになっています。

タイトル画面を見た時に思わず、「おっ!」となりました。
所謂シンプル和風系ゴスロリ少女(?)のアヤの絵が出てくるわけですが、これがまた何とも言えない妖しげな雰囲気を出していて良かったですね。
勿論それだけでは「おっ!」とはならないわけで、パッと見、高橋葉介の絵にちらりと似たものを感じたんですよ。

高橋葉介、知っている人いますかね? 怪異系の作品を多く描いていらっしゃる漫画家でして『夢幻紳士 怪奇編』の面白さはちょっと異常です。また絵にも特徴があって、筆ペンみたいので線が描かれているので、マンガというよりも寧ろ「草紙」とかそういう雰囲気がするんですよね。うんと主観的に氏の作風を分けてみると、怪異系とエログロナンセンス(+バイオレンス?)系の二種類があるような。

まぁ、そんなわけで、微妙にタイトル画面のイラストが高橋葉介っぽさがあって、思わず「これは……」と思ってしまったのでした。のっけから脱線しまくってますね……。


本作は、もしかしたらこれからも続く『あやし』というシリーズの序章的な位置づけなのでしょうか? サイトの方も見たのですが、そこの所がイマイチ確認出来なかったのです。
敢えて述べるならば、本作は『あやし』というシリーズがあったとして、その第一話目、或いは第ゼロ話目に相当するような感触でした。

主人公(というか、視点人物)は既に、アッチの世界の住人であるアヤや愁と既に知り合っておりまして、神隠し的な怪異が起きた際に、彼らを訪ねていきます。ここが本作の始発点、というヤツですね。
で、アヤを筆頭にしたアッチの世界の人たちは、やっぱりアッチの世界に住んでいるわけで、その境界となっているのが廃屋のような空間。そこで声を掛けると、愁さんが主人公を彼らの居所(?)に案内してくれます。

何となく、ですがちょい前に深夜放送されていた『地獄少女』に似てる所もあるかしら?
私はとっても好きなアニメで、毎回欠かさず見てました。
で、どこが本作と似ているかってーと、和風の少女があやかし軍団のボス的存在(のようです)で、しかも目が赤い。又、愁というキャラも『地獄少女』に出てきた「一目連」に微妙に似てる気もしますよねぇ。

今検索してみたら、どうやら第三期の制作が決定しているようです。タイトルは『地獄少女 三鼎』。無印の『地獄少女』、第二期の『地獄少女 二籠』は死ぬほど楽しみに毎回見ていたので、今回も楽しみですね。


で、最初に「第一話目」とか「第ゼロ話目」に相当する、と言いましたように、本作は殆ど「事件解決パート」みたいなものは描写されません。だから、盛り上がりがあるのか? っていうと多少微妙な所が。
主人公自体は特に事件解決の為に何かをやらかす、って事もなく、アヤ達も描写されない所でどうやら頑張っていたようで、結局、主人公、そしてアヤ達の立ち位置というか、そういうものを紹介するパートが、本作、という印象でした。
とはいえ、もうちょい何かしらの「見せ場」があっても良かったかな?
まだ、名前だけしか出てこないあやかしもいますし、多分、今後、続編がリリースされていくのではないかと思うのですが……。

と、まぁこんな具合なわけで、本作単独での評価を付ける事は難しいですが、この路線で続編がリリースされていくのならば、結構期待出来そうですよ? 本当に続編がリリースされるのかどうかは、分からないものの、ちょっと期待してしまいますね。


さて、一方で気になった点なのですが、実は珍しくスクリプト周りだったりします。
これは私の環境のせいなのかどうか定かではないのですが、「Save」「Load」が正常に行えません。又、バックログを見ていた時に、プログラムが固まってしまいました。
右クリックを押した際のコンフィグ画面が、作品の雰囲気にあったビジュアルで、且つしっかりとした設定項目を持っていただけに、ちょっと残念でした。


怪異系がお好きな方は是非、プレイしてみて下さい。
尺も短いですし、何より今の季節にぴったりです。

では、今回はこのへんで。
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by s-kuzumi | 2008-07-21 13:11 | サウンドノベル | Comments(2)
Commented by Tner-Harold at 2008-07-21 13:50
以前、コメントを書かせていただいたものです。
仲良くしたいと願っております。
Commented by s-kuzumi at 2008-07-22 21:09
>>Tner-Haroldさん

このブログはアクセスの数はそんなに多い訳ではないので、アクセスアップには役立ちませんよ? それに私と仲良くしてもあまり良い事が無いというw


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